それでは、コースはこれで良かったということにして、(もし、NGCさんやYMSTさんがこのブログを見ていたらコメントくださいね)ラインについてのアドバイスです。コーナーの番号も打ち直しました。
ライン取りについては、S字の部分は説明済みですので、それ以外のセクションを扱います。
>そして、タイヤはどのラインを通せばよかったのか、
>ご教示頂きたいのですが…。
さてラインですが、
Ⅰ)なるべく直線を作ってブレーキングをしっかりして、Aのラインで小さく回る。
Ⅱ)回転半径を少し大きめにとってでも、旋回速度を維持して、スムーズな切り返しで走る。旋回のラインとしては基本的にはAのラインでもBのラインに近いイメージを持って回る。
という二つのパターンを考えます。「できるorできない」「好きor嫌い」などいろいろな理由によって、その人に合った回り方があると思われます。(私としては両方試してみる、もしくは両方できるようになることをお勧めします)
下図の青線(青点線)で描いたラインがⅠ)のイメージ、赤点線で描いたラインがⅡ)のイメージで、少し強調して書いています。
実際に走るのは概ね黒い実線で表していますが、その中でも青い線や赤い線に寄せていくことをイメージしながら走るのです。実際の通り道の違いはわずかなのですが、ライン取りのイメージが異なると、ブレーキの使い方や倒し込みのタイミングなど全てが変わってきます。
芝生上旋回を楽しむポイントは、⑤⑨⑩⑪⑫⑬⑭になります。ただし赤線で回る人の場合は、⑩は入り口で離れたところからアプローチするので芝生からは離れると思います。また⑭は出口側が広いので⑭で膨らむでしょうから、やはり芝生から離れることでしょう。
青いラインで回る人は⑨が難しいかもしれません。⑧で右に倒してから⑨で左に深く切り返すことになるので、黒いラインを通ると⑨に対するバンキングの切っ掛けとなるブレーキングが使えない(失速してしまう)可能性があります。その場合は青の矢印で示したように、あえて⑧のコーナーを深くして⑨に対する直線を作るというやり方が考えられます。
>あと、9→21の箇所ように、小さくクルリンと回った後に
>失速せずにバイクを素早く立てるにはどうしたらよいの
>でしょう…???上級の皆さんは、スピードは出していないのに、
>失速ゴケもせず、タイヤが地面をガッチリとグリップし
>舐めるように走っています。
>どうしたらそんなことが出来るのですか???
スピードを出していないように見えるかもしれませんが、回転半径が小さいので、その分、遠心力を作れているのです。
どのようにして、ああいう風に回っているかというのは、人それぞれなので、上級のテクニックについて私からは申し上げることはできません。(このブログで私が「テクニック論」として取り上げるのは、中級で練習したり、中級までのレイアウトで扱われるような「合理性で説明できる範囲のテクニック」にしたいと考えています。そこから先は「感性によって異なってくる説明しがたいテクニック」が現れてくるからです。あしからずご了承ください)
ただ失速せずにバイクを素早く立てるには、
1)失速する前にコーナリングを終える。そのためには、進入速度を上げるか、もしくは失速する前に小さく回りきってしまう。
2)コーナーの形状や条件によってそれができない時には、微妙なアクセルコントロールを身に付け、スピードを維持する。
ということになるので、そのためにはどんなスキルが必要かを考えて練習することです。練習するには2)よりも1)の方が先ですね。
あと、失速ゴケを避けるためのもっと単純なアドバイスとしては、曲がり終わる前に、早目に次の目標を見るということが大切です。回ろうとしているパイロンや足元を見ているとバイクはそのまま回り過ぎ、失速します。内側を見ているのでハンドルが固まり地面を向いているのでアクセルを開けられなくなって失速ゴケするのです。できればコーナリングを開始し、バンクし始めたらすでに次のパイロンを見ているくらいにすると、前輪が行き先を向いたときにアクセルを開け始められるようになります。それによって回り過ぎて失速するということは避けられるようになります。
ライン取りについては、S字の部分は説明済みですので、それ以外のセクションを扱います。
>そして、タイヤはどのラインを通せばよかったのか、
>ご教示頂きたいのですが…。
さてラインですが、
Ⅰ)なるべく直線を作ってブレーキングをしっかりして、Aのラインで小さく回る。
Ⅱ)回転半径を少し大きめにとってでも、旋回速度を維持して、スムーズな切り返しで走る。旋回のラインとしては基本的にはAのラインでもBのラインに近いイメージを持って回る。
という二つのパターンを考えます。「できるorできない」「好きor嫌い」などいろいろな理由によって、その人に合った回り方があると思われます。(私としては両方試してみる、もしくは両方できるようになることをお勧めします)
下図の青線(青点線)で描いたラインがⅠ)のイメージ、赤点線で描いたラインがⅡ)のイメージで、少し強調して書いています。
実際に走るのは概ね黒い実線で表していますが、その中でも青い線や赤い線に寄せていくことをイメージしながら走るのです。実際の通り道の違いはわずかなのですが、ライン取りのイメージが異なると、ブレーキの使い方や倒し込みのタイミングなど全てが変わってきます。
芝生上旋回を楽しむポイントは、⑤⑨⑩⑪⑫⑬⑭になります。ただし赤線で回る人の場合は、⑩は入り口で離れたところからアプローチするので芝生からは離れると思います。また⑭は出口側が広いので⑭で膨らむでしょうから、やはり芝生から離れることでしょう。
青いラインで回る人は⑨が難しいかもしれません。⑧で右に倒してから⑨で左に深く切り返すことになるので、黒いラインを通ると⑨に対するバンキングの切っ掛けとなるブレーキングが使えない(失速してしまう)可能性があります。その場合は青の矢印で示したように、あえて⑧のコーナーを深くして⑨に対する直線を作るというやり方が考えられます。
>あと、9→21の箇所ように、小さくクルリンと回った後に
>失速せずにバイクを素早く立てるにはどうしたらよいの
>でしょう…???上級の皆さんは、スピードは出していないのに、
>失速ゴケもせず、タイヤが地面をガッチリとグリップし
>舐めるように走っています。
>どうしたらそんなことが出来るのですか???
スピードを出していないように見えるかもしれませんが、回転半径が小さいので、その分、遠心力を作れているのです。
どのようにして、ああいう風に回っているかというのは、人それぞれなので、上級のテクニックについて私からは申し上げることはできません。(このブログで私が「テクニック論」として取り上げるのは、中級で練習したり、中級までのレイアウトで扱われるような「合理性で説明できる範囲のテクニック」にしたいと考えています。そこから先は「感性によって異なってくる説明しがたいテクニック」が現れてくるからです。あしからずご了承ください)
ただ失速せずにバイクを素早く立てるには、
1)失速する前にコーナリングを終える。そのためには、進入速度を上げるか、もしくは失速する前に小さく回りきってしまう。
2)コーナーの形状や条件によってそれができない時には、微妙なアクセルコントロールを身に付け、スピードを維持する。
ということになるので、そのためにはどんなスキルが必要かを考えて練習することです。練習するには2)よりも1)の方が先ですね。
あと、失速ゴケを避けるためのもっと単純なアドバイスとしては、曲がり終わる前に、早目に次の目標を見るということが大切です。回ろうとしているパイロンや足元を見ているとバイクはそのまま回り過ぎ、失速します。内側を見ているのでハンドルが固まり地面を向いているのでアクセルを開けられなくなって失速ゴケするのです。できればコーナリングを開始し、バンクし始めたらすでに次のパイロンを見ているくらいにすると、前輪が行き先を向いたときにアクセルを開け始められるようになります。それによって回り過ぎて失速するということは避けられるようになります。
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