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2008年5月18日HMS上級のコースレイアウト

2008年05月21日 | 上級レイアウト
 さて、今週の桶川上級です。天気は怪しげな薄曇りで、もってくれるのか心配な空模様。それでも最後まで雨にはならずに済みました。
 本日の担当イントラはT網さんとT木さんです。
 コースに出る前から、「今日はパイロンは倒さないように!」という指示が出ました。パイロンが倒れても、イントラは直しませんという宣言です。先日のT木さんの倒したら腕立て10回よりは緩いですが、それなりに緊張感を促す言い回しで、なかなかの効果があったようです。

 午前のコースは4番で、往路は8本の直パイ×3セットの24本で、返しは4.5メートルの間隔を組み合わせた微妙に機械的な設定のコースです。シンメトリー的に見えますが、組み合わせで走り方がどんどん変わっていくところが特徴的でした。
 ちなみに①から⑥は奥行き間隔が6.75mで左右振れ幅が6mもしくは11.5mになっています。ところが⑨から⑪は奥行き間隔が4.5mになります。
 ⑫⑮の旋回半径を広げるところも曲者です。回った後の次のパイロンへの奥行きが違っていたりします。
 よく、先々を見通して走らないと、一見シンメトリーというところにだまされます。

 先週の雨の中で、OYさん、OZさんの後について結構走れたので、胸中にある期待を持ちながら、OYさんの後に続いて走らせてもらいました。わかったのは、先週はOYさんの調子が悪かったので、私が速くなっていたというわけではありませーーんという現実でした。どこかで明白に距離が開くセクションがあるというわけではないのですが、周回するとパイロン1本以上、2秒位、離されてしまいます。しかし逆に言うとせいぜいパイロン1本なので頑張れば何とかなるのでないかと色々試すような展開になりました。
 これはとても刺激的な経験でした。
 こちらのコースで言うと、午前中の練習の最後に、それまで一本一本のパイロンを大きめにスピードを落とさず走っていたのを、もっと小さくハンドルを切って回ってしっかり加速した方がよいということに気がついて、やっとタイムが縮まったのですが、そこで残念時間切れ。
 そこはかとなく課題を残したままですが、最後が改善されたのでOKかと‥‥。





 こちらは午後の最初のコースです。
 距離は400mに満たない短いコースですが、バリアブルとしてはあまりないRのコーナーがいくつか見られます。
 ⑥⑦、⑪⑫⑬、それに⑭、⑰⑱が、そういう複合コーナーにあたります。
 ⑥⑦は⑦へのアプローチをうまくとってスピードを落とさないように⑧に向かうことがポイントです。
 ⑪⑫もスペースがあるので⑬の切り返しに対するアプローチを考える必要があります。
 ⑭は、180度オーバーの小さなターンになるのでアプローチと脱出ともに、制約がきついところです。
 ⑰⑱は切り返しが入るのですが、スピードを落とした方がよいのか、もっとスピードを上げられるのか、最後までよくわからなかったセクションでした。


 午後の締めは入り口側2番のセクションで、往きは直パイで帰りが細かいオフセット、後半はZターンの繰り返しというコースでした。
 こういう細かいセットは私としては好きなのですが、OYさんの後を走り続けたツケが回ってきたようで折り返しの半径12mほどの大き目の旋回で後輪がスリップアウトして転倒してしまいました。ここ半年以上走行練習中の転倒はずっとなかったので、自分ではかなりステディな走りになってきていると思っていたのですが、さすがにこの日は追い込みすぎていたようで、反省しきりです。
 まあ、これも学びのプロセスだと考えると、今のスキルと心理の課題(限界)がよくわかった気がします。
 最後、自爆してしまいましたが、一日つきあっていただいたOYさんに感謝です。
 また、転倒したときにバイクを起こしてくれた隊長さん、ありがとうございました。
 


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2 コメント

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午後の最初のコースで、 (かんじ)
2008-05-23 14:02:06
>⑥⑦は⑦へのアプローチをうまくとってスピードを落とさないように⑧に向かうことがポイントです。

とありますが、⑦でフロントブレーキをかけると、途中で失速してアクセルを開けてしまい、⑧が大回りになってしまいました。

T網さんから、もっとアクセルを開けて突っ込んで、フロントブレーキを引き摺りながら旋回半径を縮めていくようにいわれてトライしましたが、うまくいきませんでした。

しょうがないので、フロントブレーキをあきらめて⑦や⑫からリアブレーキだけで回ったら、一応ラインは取れたのですが、このアプローチでよかったでしょうか?
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やり方は人それぞれですが、 (@sushi)
2008-05-23 20:49:47
かんじさん、こんにちは。

>とありますが、⑦でフロントブレーキをかけると、
>途中で失速してアクセルを開けてしまい、⑧が大回
>りになってしまいました。

 ⑧の右側(手前)のパイロンを⑧Aとし、次のパイロンを⑧Bとします。私の場合、走り始めは⑧Aでスピードが保てなくなるので、さらにブレーキをかけて⑧Aで向き変えをしてパーシャルでスピードを合わせて⑧Bを回ります。この場合は、⑨はブレーキを使って小さく回ります。
 走り込んで⑦のスピードが上がってくると⑧Aのスピードが残るので、そのまま⑧Bに向かい、⑧Bで向き変えをして⑨をブレーキを使わずに回って⑩に向かっていたように思います。この場合、⑧Bから⑨は微妙に加速しながら走ります。このアプローチの場合、⑦のブレーキを軽くして⑧Aを相当速いスピードで回る必要があります。

 かんじさんですから、ざっくばらんに言いますが、私が上級の真ん中あたりを走っていたときのコーナリングスピードであれば、上記のような走り方はできなかっただろうと思います。
 おそらく、⑧Aでブレーキ、⑧Bに向かって加速、減速、向きを変えて⑨に向かって加速、減速してまた向き変えという走り方になっていたであろうと思われます。で、そうすると非常にピッチングが激しくなりますから、⑧Aで向きを変えた後、リアブレーキで抑えながらアクセルを開けていくというやり方も考えたであろうと思います。

 ですから、⑦からリアブレーキを使ってコントロールしていくというアプローチもあると考えます。リアブレーキだとブレーキ力が弱くなるので、絶対的なスピードを落とさず走れるかと思われます。
 ただ、リアブレーキだけで走ると、アクセルワークがラフなのをリアで押さえるという操作にならないように気をつけた方がよいでしょう。

 その一方で、どうしても回れないRの組み合わせというのもあるので、リアで押さえるというテクニックも取り混ぜながら全体をスムーズにするのがよいと思います。

 あぁ、本当に事態は複雑です。

>しょうがないので、フロントブレーキをあきらめて
>⑦や⑫からリアブレーキだけで回ったら、一応ライ
>ンは取れたのですが、このアプローチでよかったで>しょうか?

 ですから、その時点でつながりがよい方法が見つかればそれが良いのだろうと思います。で、ラインが取れてスムーズに走れるようにすることをまず達成して、その次に①入りのスピードを高める。②コーナリングスピードを高める。③もっと早いタイミングでアクセルを開け始めるという選択肢のいずれかを試し始めるという手順になるかと思います。

 いやあーっ、難しいですね。。。

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