初級のオフセットパイロンの練習レイアウトです。
オフセットパイロンで幅の広い設定とそこから折り返して直パイで、もう一度折り返して幅の狭い設定のオフセットパイロンになっています。
初級では、等間隔に置かれたオフセットパイロンで、同じリズムで繰り返しコーナリングをすることで、安定した曲がり方を会得できるようにします。
しかし、その中でも、パイロンの配置にバリエーションがあります。パイロンの左右にオフセットさせる幅の間隔の大小と、奥行きの間隔の大小の違いです。
図の右上が奥行きの間隔が長い設定、右下が幅の間隔が広い設定ということになります。
ここではオフセットパイトンスラロームでの設定の変化に対する操縦方法の違いを考えます。
奥行きの間隔が長い設定では、コーナリングの角度が違います。左側のオフセットが120度位のコーナーであることに対して、右側のオフセットでは90度位になっています。それによって何が違うかというと、パイロンに対するアプローチのポイントが変わってきています。左側のラインで、1本目から2本目に向かう目標を確認してみましょう。2本目のパイロンの右側から大きく回り込んで3本目のパイロンに向かうので、2本目に向かう目標は2本目のパイロンの右手2メートル位離れたところに置きます。
これに対して、コーナーの角度が小さくなる右側のラインでは、もっとパイロンに近いポイントを狙うことになります。もし、左と同じくらい離れた位置から曲がろうとするとパイロンにぶつかってしまうので、バイクを倒せなくなってしまうのです。
また点線の円弧で示したように実質的な回転半径が大きくなりますので、旋回スピードも高くなるということを覚えておきましょう。
次に、幅の間隔が広いオフセットです。この場合、大きな違いはパイロン間の距離です。距離が長くなります。その分、加速区間を長く取れることになります。しかしそれと同時に制動距離も長くなり、そのためパイロンに差し掛かったところでコーナリングの目標スピードを作れるかどうかが課題になります。
失敗パターンは、目標制動に自信がないので手前で減速してしまい、ブレーキを残せないまま曲がろうとして、フロントの荷重が抜けているので大回りになるというものです。
間隔が広いオフセットでは、スピードを落すためのブレーキングと、曲がるためのブレーキングをきちんと使い分けることを研究しましょう。そのためには折角の加速区間を生かしてきちんと加速することです。オーバーランしても必ず奥に空間をとってありますから、オーバーランを恐れず、加速、ブレーキングを行いましょう。
またブレーキングがきつくなりますので、その分ニーグリップを強めて腕でハンドルを押さえないようにします。スピードを落すための強いブレーキングではハンドルを押さえてしまうことが多いと思います。それはある程度やむを得ないので、最後に曲がるためのブレーキングに入るときにグッとニーグリップを強めるという意識でよいと思います。その方が、その瞬間に上体の力を抜くという意識につながるというメリットがあります。
オフセットパイロンで幅の広い設定とそこから折り返して直パイで、もう一度折り返して幅の狭い設定のオフセットパイロンになっています。
初級では、等間隔に置かれたオフセットパイロンで、同じリズムで繰り返しコーナリングをすることで、安定した曲がり方を会得できるようにします。
しかし、その中でも、パイロンの配置にバリエーションがあります。パイロンの左右にオフセットさせる幅の間隔の大小と、奥行きの間隔の大小の違いです。
図の右上が奥行きの間隔が長い設定、右下が幅の間隔が広い設定ということになります。
ここではオフセットパイトンスラロームでの設定の変化に対する操縦方法の違いを考えます。
奥行きの間隔が長い設定では、コーナリングの角度が違います。左側のオフセットが120度位のコーナーであることに対して、右側のオフセットでは90度位になっています。それによって何が違うかというと、パイロンに対するアプローチのポイントが変わってきています。左側のラインで、1本目から2本目に向かう目標を確認してみましょう。2本目のパイロンの右側から大きく回り込んで3本目のパイロンに向かうので、2本目に向かう目標は2本目のパイロンの右手2メートル位離れたところに置きます。
これに対して、コーナーの角度が小さくなる右側のラインでは、もっとパイロンに近いポイントを狙うことになります。もし、左と同じくらい離れた位置から曲がろうとするとパイロンにぶつかってしまうので、バイクを倒せなくなってしまうのです。
また点線の円弧で示したように実質的な回転半径が大きくなりますので、旋回スピードも高くなるということを覚えておきましょう。
次に、幅の間隔が広いオフセットです。この場合、大きな違いはパイロン間の距離です。距離が長くなります。その分、加速区間を長く取れることになります。しかしそれと同時に制動距離も長くなり、そのためパイロンに差し掛かったところでコーナリングの目標スピードを作れるかどうかが課題になります。
失敗パターンは、目標制動に自信がないので手前で減速してしまい、ブレーキを残せないまま曲がろうとして、フロントの荷重が抜けているので大回りになるというものです。
間隔が広いオフセットでは、スピードを落すためのブレーキングと、曲がるためのブレーキングをきちんと使い分けることを研究しましょう。そのためには折角の加速区間を生かしてきちんと加速することです。オーバーランしても必ず奥に空間をとってありますから、オーバーランを恐れず、加速、ブレーキングを行いましょう。
またブレーキングがきつくなりますので、その分ニーグリップを強めて腕でハンドルを押さえないようにします。スピードを落すための強いブレーキングではハンドルを押さえてしまうことが多いと思います。それはある程度やむを得ないので、最後に曲がるためのブレーキングに入るときにグッとニーグリップを強めるという意識でよいと思います。その方が、その瞬間に上体の力を抜くという意識につながるというメリットがあります。
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