暑い暑い一日です。初級のコースは、極めて典型的な展開で進められていました。私の友人が初級に参加していたので、コース解説をしましょう。
午前のコースは、①間隔の長いオフセット・パイロン、②緩めの直線パイロンスラローム、③間隔の短いオフセット・パイロン、そして④最後の折り返しは加速と減速の繰返しという、極めてベーシックな練習をするためのコースレイアウトです。
実は最大のポイントは、④のブレーキ練習セクションで、ここで加減速のリズムを作って、同じリズムで等間隔のオフセットにおける加速、減速+倒し込みという動作の基本を作るのです。
そのイメージを保ったまま、再び①のセクションのオフセットをやってみると目から鱗というわけです。
②の直パイはおそらく6.75m間隔のものだったと思いますが、そういう間隔の直パイは、倒し込みとアクセルのオンオフをゆっくりとしたリズムで作っていくことがポイントで、今度はそのリズムを維持したままで、③の短いオフセットパイロンに入っていくと良いわけです。
午後は、初級の基本バリアブルです。
経験が少ないと特に④⑤のUターンが怖い感じがしますよね。寝かせたパイロンでコースを仕切っていますから。④⑤に関しては、想像するよりも道幅が広いということを理解しましょう。
あとは、⑨⑩⑪⑫、および⑬⑭⑮をオフセットパイロンのイメージでリズムよく走れるかというあたりが課題でしょうね。
こちらは午後の仕上げのコースです。初級を走っている友人に聞くと市街地コースに苦手意識を持っている人が多いようです。
それは縁石に仕切られていて、それに制約されながら自分が走るラインを作っているからです。一つには、道幅の中心を通ろうとする心理です。芝生縁石にはみ出すことを恐れて道路の中心を通ろうとすると、必然的に道なりのラインを通ることになります。そのために、必要以上に切り返しを行う落ち着かない走りになってしまいます。
もう一つは旋回半径で、これも道なりの旋回半径に従おうとするので、自分にとって難しい旋回を迫られることになるからです。自分が思うように走れない旋回半径を走ろうとするとコーナリング途中に失速してしまったり、そこでアクセルを開けると後タイヤが滑ったりギクシャクしたりします。仕方が無いので車体を立ててスピードを落とし、ハンドルを切って曲がっていくことになって、ストレス一杯の回り方になってしまうのです。
こちらの図は別に正解とかいうものではなく、単に一つの考え方を示したラインの例ですが、試してみる価値はあります。
二つのことを意識しています。第一に道幅を有効に使って楽なラインを作ろうとしていることです。①と②、および③と④の間にあった切り返しがなくなって、コーナーの数が減っていることがわかると思います。
もう一つは、破線で示した想定旋回円が全て同じ大きさになるようにラインを作っています。仮の話ですが、この破線の旋回半径は、大きなオフセットパイロンを回るときの旋回半径で、つまり走り慣れたコントロール可能なコーナリングであるとします。一つひとつのコーナーは当然大きさが違うのですが、コーナーを分けたりまとめたりすることで、自分の得意な旋回半径を多用して走ることができるということです。
自信を持って回ることができるコーナーが半分あれば、心理的な安定感がまるで違いますよね。例えば④のように奥に突っ込んで無駄に距離を走るようなこともあるのですが、そういうロスよりも、まず気持ちよく走ることを優先して、その時々の課題を絞り込んでいくことができます。
仮に図のように、①④⑦⑩⑪⑭が自分の得意な旋回半径で回れるとすると、それより小さな⑧を練習のターゲットにするか、逆にもっと大きな⑨⑫⑯あたりをターゲットにするか、というふうに考えることが出来るわけです。
お試しあれ‥‥‥‥。
午前のコースは、①間隔の長いオフセット・パイロン、②緩めの直線パイロンスラローム、③間隔の短いオフセット・パイロン、そして④最後の折り返しは加速と減速の繰返しという、極めてベーシックな練習をするためのコースレイアウトです。
実は最大のポイントは、④のブレーキ練習セクションで、ここで加減速のリズムを作って、同じリズムで等間隔のオフセットにおける加速、減速+倒し込みという動作の基本を作るのです。
そのイメージを保ったまま、再び①のセクションのオフセットをやってみると目から鱗というわけです。
②の直パイはおそらく6.75m間隔のものだったと思いますが、そういう間隔の直パイは、倒し込みとアクセルのオンオフをゆっくりとしたリズムで作っていくことがポイントで、今度はそのリズムを維持したままで、③の短いオフセットパイロンに入っていくと良いわけです。
午後は、初級の基本バリアブルです。
経験が少ないと特に④⑤のUターンが怖い感じがしますよね。寝かせたパイロンでコースを仕切っていますから。④⑤に関しては、想像するよりも道幅が広いということを理解しましょう。
あとは、⑨⑩⑪⑫、および⑬⑭⑮をオフセットパイロンのイメージでリズムよく走れるかというあたりが課題でしょうね。
こちらは午後の仕上げのコースです。初級を走っている友人に聞くと市街地コースに苦手意識を持っている人が多いようです。
それは縁石に仕切られていて、それに制約されながら自分が走るラインを作っているからです。一つには、道幅の中心を通ろうとする心理です。芝生縁石にはみ出すことを恐れて道路の中心を通ろうとすると、必然的に道なりのラインを通ることになります。そのために、必要以上に切り返しを行う落ち着かない走りになってしまいます。
もう一つは旋回半径で、これも道なりの旋回半径に従おうとするので、自分にとって難しい旋回を迫られることになるからです。自分が思うように走れない旋回半径を走ろうとするとコーナリング途中に失速してしまったり、そこでアクセルを開けると後タイヤが滑ったりギクシャクしたりします。仕方が無いので車体を立ててスピードを落とし、ハンドルを切って曲がっていくことになって、ストレス一杯の回り方になってしまうのです。
こちらの図は別に正解とかいうものではなく、単に一つの考え方を示したラインの例ですが、試してみる価値はあります。
二つのことを意識しています。第一に道幅を有効に使って楽なラインを作ろうとしていることです。①と②、および③と④の間にあった切り返しがなくなって、コーナーの数が減っていることがわかると思います。
もう一つは、破線で示した想定旋回円が全て同じ大きさになるようにラインを作っています。仮の話ですが、この破線の旋回半径は、大きなオフセットパイロンを回るときの旋回半径で、つまり走り慣れたコントロール可能なコーナリングであるとします。一つひとつのコーナーは当然大きさが違うのですが、コーナーを分けたりまとめたりすることで、自分の得意な旋回半径を多用して走ることができるということです。
自信を持って回ることができるコーナーが半分あれば、心理的な安定感がまるで違いますよね。例えば④のように奥に突っ込んで無駄に距離を走るようなこともあるのですが、そういうロスよりも、まず気持ちよく走ることを優先して、その時々の課題を絞り込んでいくことができます。
仮に図のように、①④⑦⑩⑪⑭が自分の得意な旋回半径で回れるとすると、それより小さな⑧を練習のターゲットにするか、逆にもっと大きな⑨⑫⑯あたりをターゲットにするか、というふうに考えることが出来るわけです。
お試しあれ‥‥‥‥。
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