天気予報では70%の降雨確率ということでしたが、午後の初めに30分ほど降っただけで、ほとんどドライで走ることができました。
担当はK島さんとK田さんです。
上図の午前中のコースは、比較的おおらかなのですが、難所としては⑲および⑭のオーバー180度のコーナーで、次いで、⑨および⑬の定常円旋回を含んだコーナーでしょう。
⑭はコース案内の時に非常に走りづらかったのですが、実走開始後スピードを上げていくと走りやすくなっていきました。つまり2本あるパイロンの奥のパイロンに合わせて一次旋回を終えるように1本目のパイロンにおける進入速度を高めていきます。1本目のパイロンで小さく(直角的に)回ろうとすると2度開けになるか、2本目で失速してしまうからです。奥の2本目のパイロンに合わせるというのは厳密に言うとその直前でアクセルを開けパーシャルを作っていきます。
⑭と⑮の間のパイロン切り返しは残したスピードを活かしてバンク角を抑えてパイロンの際を通ります。⑮はしっかり小さめに回って⑯と⑰の間で強めのブレーキングを行うようにすると、全体がつながったと思います。
⑲は、もっと難しくて、洋梨形というのか、縦長に引き伸ばされたオーバー180度コーナーなので、⑳に対して失速しやすい造りで、リアブレーキをどうしても使いたくなってしまうセクションでした。
⑨は加速してa)なるべく奥まで突っ込んで小さめの旋回を作るアプローチと、b)手前で旋回速度を作ったらパーシャルで高めの速度を保って大きなRで旋回するアプローチが考えられます。
私はa)のアプローチを取りましたが、この難点は、奥に突っ込んでブレーキングをした時にスピードが必要以上に落ちてしまい再加速する必要が起こったり失速するリスクが大変に大きいことです。この日はうまくいきましたが、過去、殆どの場合に失速していたと思います。
b)のアプローチは旋回速度はあがりますが、倒しこみの時にハンドルが切れていないとアンダーが出て大回りになりやすいこと。加速できる距離を失うこと。そもそも適正な(最大の)旋回速度に達していないことなどのリスクがあります。
こちらは午後1のコースです。安全対策の結果、「5番バリアブルでは対面通行となる車線を作らない」という奇妙な設計ルールが導入されて以来、バリアブルで長いコースが作れなくなってしまいました。バリアブルのセクターは以前の上級バリアブル基本コースなどでは周回500m位の距離を作れたのですが、今では320m~350m位しかとれません。そこで考えられた苦肉の策なのでしょうが、5番、6番、7番の3セクターを二分割して2クラスを走らせようというアイデアです。
こうすることで600mくらいのコースが出来たのですが、セクター間をまたぐところ(例えば⑦)は集中力を維持することが難しいです。
このコースのテーマは⑧とか⑮、⑯の高速(1速としては)からブレーキングをしながら小さなコーナーに回りこんでいくところだと思われます。
⑧は、倒し込んだままのブレーキングをして向きを変えた状態で切り返しに侵入するか、左から2本目のパイロンでのUターンを目指して直線でブレーキングをしてパイロンを小さく回るかの選択が可能です。
⑮は同様に倒し込んだままのブレーキングで比較的小さなRで2本目のパイロンで最もスピードが落ちる距離を優先するアプローチと大回りしてパーシャルを作りスピードを維持したまま2本目のパイロンを通過する脱出速度を優先するアプローチが選択できます。
⑯は逆に選択の余地がない、低速Uターンなのですが、長い直線からの強いブレーキングから入るので、スピードが落ち過ぎてしまったような違和感が残ります。
このコースで最も注意するべきは⑰から⑱で、⑮⑯が余りにも極端な速度差があるのでスピード感覚が狂い、失速してしまいやすいセクションになっていました。
中級のクラスも同じコースを走ったようですが、スタート地点が⑲の手前に設定されていました。
こちらは中級の午後1、上級の午後2番目のコースです。
二つの定常円の旋回速度を高め、かつアンダーステアを出さないように走らせることがポイントだったろうと思います。
K島さんに、「そこで何が何でもアンダーを出さないように」と指摘されたのでもっぱらラインを重視して走っていましたが、かろうじてつま先を擦る位のバンク角だったので、もっと旋回速度は上げられたような気がします。ただ、バンク角で走ろうとするとハンドルが切れずアンダーが出やすくなるというジレンマがあって、そこが正に課題なんだろうと思います。バンク角で入って、アンダーが出そうになるところをハンドルを切り増ししてバイクが起き上がろうとするところをフォームで押さえるといったテクニックになるのかとも思いますが、実践研究は次回に持ち越しです。
担当はK島さんとK田さんです。
上図の午前中のコースは、比較的おおらかなのですが、難所としては⑲および⑭のオーバー180度のコーナーで、次いで、⑨および⑬の定常円旋回を含んだコーナーでしょう。
⑭はコース案内の時に非常に走りづらかったのですが、実走開始後スピードを上げていくと走りやすくなっていきました。つまり2本あるパイロンの奥のパイロンに合わせて一次旋回を終えるように1本目のパイロンにおける進入速度を高めていきます。1本目のパイロンで小さく(直角的に)回ろうとすると2度開けになるか、2本目で失速してしまうからです。奥の2本目のパイロンに合わせるというのは厳密に言うとその直前でアクセルを開けパーシャルを作っていきます。
⑭と⑮の間のパイロン切り返しは残したスピードを活かしてバンク角を抑えてパイロンの際を通ります。⑮はしっかり小さめに回って⑯と⑰の間で強めのブレーキングを行うようにすると、全体がつながったと思います。
⑲は、もっと難しくて、洋梨形というのか、縦長に引き伸ばされたオーバー180度コーナーなので、⑳に対して失速しやすい造りで、リアブレーキをどうしても使いたくなってしまうセクションでした。
⑨は加速してa)なるべく奥まで突っ込んで小さめの旋回を作るアプローチと、b)手前で旋回速度を作ったらパーシャルで高めの速度を保って大きなRで旋回するアプローチが考えられます。
私はa)のアプローチを取りましたが、この難点は、奥に突っ込んでブレーキングをした時にスピードが必要以上に落ちてしまい再加速する必要が起こったり失速するリスクが大変に大きいことです。この日はうまくいきましたが、過去、殆どの場合に失速していたと思います。
b)のアプローチは旋回速度はあがりますが、倒しこみの時にハンドルが切れていないとアンダーが出て大回りになりやすいこと。加速できる距離を失うこと。そもそも適正な(最大の)旋回速度に達していないことなどのリスクがあります。
こちらは午後1のコースです。安全対策の結果、「5番バリアブルでは対面通行となる車線を作らない」という奇妙な設計ルールが導入されて以来、バリアブルで長いコースが作れなくなってしまいました。バリアブルのセクターは以前の上級バリアブル基本コースなどでは周回500m位の距離を作れたのですが、今では320m~350m位しかとれません。そこで考えられた苦肉の策なのでしょうが、5番、6番、7番の3セクターを二分割して2クラスを走らせようというアイデアです。
こうすることで600mくらいのコースが出来たのですが、セクター間をまたぐところ(例えば⑦)は集中力を維持することが難しいです。
このコースのテーマは⑧とか⑮、⑯の高速(1速としては)からブレーキングをしながら小さなコーナーに回りこんでいくところだと思われます。
⑧は、倒し込んだままのブレーキングをして向きを変えた状態で切り返しに侵入するか、左から2本目のパイロンでのUターンを目指して直線でブレーキングをしてパイロンを小さく回るかの選択が可能です。
⑮は同様に倒し込んだままのブレーキングで比較的小さなRで2本目のパイロンで最もスピードが落ちる距離を優先するアプローチと大回りしてパーシャルを作りスピードを維持したまま2本目のパイロンを通過する脱出速度を優先するアプローチが選択できます。
⑯は逆に選択の余地がない、低速Uターンなのですが、長い直線からの強いブレーキングから入るので、スピードが落ち過ぎてしまったような違和感が残ります。
このコースで最も注意するべきは⑰から⑱で、⑮⑯が余りにも極端な速度差があるのでスピード感覚が狂い、失速してしまいやすいセクションになっていました。
中級のクラスも同じコースを走ったようですが、スタート地点が⑲の手前に設定されていました。
こちらは中級の午後1、上級の午後2番目のコースです。
二つの定常円の旋回速度を高め、かつアンダーステアを出さないように走らせることがポイントだったろうと思います。
K島さんに、「そこで何が何でもアンダーを出さないように」と指摘されたのでもっぱらラインを重視して走っていましたが、かろうじてつま先を擦る位のバンク角だったので、もっと旋回速度は上げられたような気がします。ただ、バンク角で走ろうとするとハンドルが切れずアンダーが出やすくなるというジレンマがあって、そこが正に課題なんだろうと思います。バンク角で入って、アンダーが出そうになるところをハンドルを切り増ししてバイクが起き上がろうとするところをフォームで押さえるといったテクニックになるのかとも思いますが、実践研究は次回に持ち越しです。
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