初級から中級にかけて、コーススラロームを走るときに「道幅を一杯に使う」というと、上図のように、道幅の中でバイクを左右に振って、「なるべく大回りをして楽に回ろう」という意識を持つことが多いと思います。しかし大回りをすれば楽かというと、必ずしもそうではなく、前の記事で書いたように、自分が上手に走れる回転半径で走ることの方が大事だと思います。ですから、常に道幅を使ってもっと大きく回るというのは誤りで、大きく回ると自分が得意な回転半径を作ることができるときに、道幅を使って意図的に大きく回るという風に考えるべきでしょう。
それ以外に、既に「直線を作る」「コーナーをつないで大きく回る」など他の記事で同様の内容が挙げられていますが、これらのテクニックも道幅を一杯に使うという観点からも説明できます。
第一に、道幅を使って大きな旋回円を作るということです。これは直線的にコーナーを繋ぐのではなく道幅の中で円弧を作って、直線の多角形ではなく一つの旋回円として回っていくというものです。
このようなコーナーは道なりを考えるとコの字状に直線+90度旋回+直線+90度旋回+直線という走り方になるのですが、それを道幅を使って円弧を作り、それをつないで一つの旋回円にラインを乗せているということになります。
第二に、複数の交差点を通して、道幅の中から直線(多少、振れても概ね直線的に走ることができるなら問題なし)を見つけ、加速や立て直しの区間として使えるようにするということです。
この図でも、もしも道路の中心を道なりに通るように考えれば、細かい切り返しの入るスピードの出しにくいコースになってしまいます。
第三に、もし最小限の回転半径で旋回することが可能であれば、小さく回って、そこから生まれた余裕を道幅を使って直線を作ることや旋回角度を小さくすることにつなげるのです。
冒頭の図を見ると、旋回角度は180度を越えて、概ね210度くらいあるように見えます。ところが上図のように最小の回転半径で回ると、図の三角形で示すように180度よりも小さい160度くらいの角度になっていることがわかります。この50度の差はとても大きいのです。もちろん、それ以前に回転半径も半分以下になっています。
さらに、こうやって小さく回りながら道幅を使うということになれば、前のコーナーと次のコーナーに対して直線区間を取ることができます。直線区間が取れればしっかりとブレーキを使ってシャープな小回りのコーナリングができるようになります。
それ以外に、既に「直線を作る」「コーナーをつないで大きく回る」など他の記事で同様の内容が挙げられていますが、これらのテクニックも道幅を一杯に使うという観点からも説明できます。
第一に、道幅を使って大きな旋回円を作るということです。これは直線的にコーナーを繋ぐのではなく道幅の中で円弧を作って、直線の多角形ではなく一つの旋回円として回っていくというものです。
このようなコーナーは道なりを考えるとコの字状に直線+90度旋回+直線+90度旋回+直線という走り方になるのですが、それを道幅を使って円弧を作り、それをつないで一つの旋回円にラインを乗せているということになります。
第二に、複数の交差点を通して、道幅の中から直線(多少、振れても概ね直線的に走ることができるなら問題なし)を見つけ、加速や立て直しの区間として使えるようにするということです。
この図でも、もしも道路の中心を道なりに通るように考えれば、細かい切り返しの入るスピードの出しにくいコースになってしまいます。
第三に、もし最小限の回転半径で旋回することが可能であれば、小さく回って、そこから生まれた余裕を道幅を使って直線を作ることや旋回角度を小さくすることにつなげるのです。
冒頭の図を見ると、旋回角度は180度を越えて、概ね210度くらいあるように見えます。ところが上図のように最小の回転半径で回ると、図の三角形で示すように180度よりも小さい160度くらいの角度になっていることがわかります。この50度の差はとても大きいのです。もちろん、それ以前に回転半径も半分以下になっています。
さらに、こうやって小さく回りながら道幅を使うということになれば、前のコーナーと次のコーナーに対して直線区間を取ることができます。直線区間が取れればしっかりとブレーキを使ってシャープな小回りのコーナリングができるようになります。
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