自転車屋です。
店頭に無料の貸し出し空気入れを置いています。
以前の店舗は複数でやっていましたから、基本的には女性や子供、男性でも自分の手が空けられる限りいれて差し上げていました。
しかし、今は一人の店舗です。
基本方針は変わりませんし、より良いサービスを提供したいので、極力いれて差し上げたいのですが、現実はあまりいれて差し上げることが出来ていません。
理由は新車購入等で相談を受けている状況でその方から離れて空気入れ優先とすべきではないと考えているから。
修理のお客様をお待たせしている状況で、自分が手を止め空気入れを優先とすべきではないと考えているから。
無料でタイヤに空気を入れてあげるというサービスは大変喜ばれます。
入れてもらえるならば、また来ます!であったり、何かあったら修理お願いしますね!なんていうトークにも発展するので、極めて重要です。
しかし、もっと大切な事は目の前の方が一番大切であるということ。
空気を入れてもらいたい人の目線で考えるならば、お金になる人が優先なの?私には入れてくれないの?
そう感じる方もいらっしゃるでしょう。
いえ、目の前の方が大切なのです。
無料で空気を入れて差し上げていてお話が弾んだとします。
そこで、別の方が自転車ください!と仰っても先客である無料の空気入れの方とのお話が大切で優先なのです。
ですから、自転車がすぐに欲しいかたであってもお待ち下さい。と伝えます。
100人のお客様が来てくれたならば100人に最大限のサービスをしたいのは当然ではありますが、一人店舗である以上3割の方にベストな対応ができればいいのかなと。
僕のブログを読んでくれて、理解していただいている方がお客様ならばいいのですが、実際にはお客様の求めるサービスに応えられない状況が多々ある事が残念で悔しいですね。
今週は雨が多いです。
雨の日に、雨の中自転車を引いて修理をもってきてくれた方がいました。
お客様が
「普段は忙しそうだから、今日持ってきた。急がないから終わったら電話ちょうだい」と。
そして、雨の中、受け取りに来ていただいた。
本当に感謝です。