田舎道

東電の町から各町を転々と・・やっと終の棲家を決めました

ブーさん~・・・

2011-10-02 12:45:05 | わんこのこと
いつもの朝なら、私が起きるのを待って“早く早く”とせかせるブーさんなのに

箱の中に丸まっていて起きようともしない・。

『・・あれ?・・・』と思いつつ、カーテン開けたりポットのスイッチを入れたりした後

再び二階に上がり「ブー、おしっこに行くよ~」と声をかけたが起きようとしない。

これは普通じゃないと、隣の部屋に寝ていた息子(ブーの育ての親)を起こしました。


「ブー、どうした~!・・・起きてみろ~」と声をかけてもすぐ横になってしまいます。

「なんで?昨日まで元気だったろ~・・・」

「ゆうべなんか食べさせたでしょ~?」

「夕べ?・・俺だけじゃないよ~お父さんもやってたよ」

「・・・・」



無理に歩かせようとするとフラフラっと立ち止まってしまうし、

ご飯を近づけてもソッポを向き、目を閉じて横になってしまうのです。

これはもう無理かと。



主人も起きてブーの様子をみていたがダメかもしれないと思ったようで

「死んだらどうすんの?・・火葬?」

「ここまで長生きしたんだからもういいんじゃないの~」

「実家の庭に埋めたら?それとも海辺に埋めるか?・・」

「うん、そうだね・・・・・・・いやいや火葬かな・・」



その後も箱の中に入ってじ~っと目を閉じている。

もう本当にダメかもしれないと思っていた。


あの震災を乗り越えてきたというのに・・・

13歳で逝ってしまうのか・・・長生きした方かな。。今までありがとうね。

丁度息子が来てる時で良かった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ところがです。


夕方になった頃、起き上がり茶碗の所まで歩き、ほんの一口だが食べたのです。

あ、これは、大丈夫かもしれない!

主人が帰って来た時には、ちゃんと主人の方を見ているし、これはもう良くなりつつあると。


翌日にはゆっくりだが二階の階段の上り下りが出来るようになった。


主人には「あれ?ブーさん、元気になっちゃったの?」と言われ

息子は「人間の言葉わかったら、『死んだわけじゃないよ~何言ってんの~』って思うよな」

「年なんだから、旨いもの食べさせてやれよ~~」


何が原因だったかわからないが、無事回復しいつものブーさんに戻りました。

死んでもいないのにね、みんな勝手なこと言って本当にごめんなさいです。


みんな、ひどい事言ってるようですが、一生懸命回復を祈ってました。

息子も元気になった姿を見て、帰って行きました。(10日後に来る予定)





ブーさん、せっかく震災から生き残れたんだもの、もうちょっと元気でいてね。

我が家の癒しでいてね。


コメント (8)
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