田舎道

東電の町から各町を転々と・・やっと終の棲家を決めました

あれから、二年・・・・

2013-03-11 08:20:30 | 大震災と原発事故
   もう、二年・・・・

     まだ、二年・・・・



昨日までの暖かさから一変、寒い朝となりました。


   あの時は寒い日だったんだよ。

     あの時の事忘れないで。   
 
                 と言ってるようです。




まだ春浅い寒い頃でした。

スーパーの駐車場で、車につかまっていても振落されそうな大きな地震でした。

避難した体育館から、よくわからないまま、バスに乗せられ、知らない場所へ行く不安でいっぱいだったあの時。

暗くなってたどり着いた体育館で地元の人たちの「お疲れ様」という言葉にほっとした事。

冷え切った体育館の床にダンボールとバスタオルを敷き毛布一枚かけて寝たけれど寒さで眠れなかった事。

最初にいただいた食事はおにぎりでした。

お腹がすいてるはずなのに・・・不安からか胸がいっぱいになり飲み込めなかった事。

皆とおしゃべりしてる時は平気だけど、夜になると、毛布かぶってブーさんを思い一人泣いた事。


でも地元の皆さん、自衛隊の皆様には本当に良くして頂きました。

ありがとうございます。いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。


こうして生き残れた私達は本当に幸せ者なのです。



あの冷たい波に流され亡くなられた大勢の人々。

何もわからず流されていった動物達。


どんなに苦しかったろう。

どんなに怖かったろう  



私達の町のように、町を追い出され、誰もいなくなった町に置いてきぼりにされた動物達。

どんなに悲しかったろう、淋しかったろう、怖かったろう。



そんな方たちを想い、今日はいっぱいいっぱい涙を流したいと思います。



行きたくても生きることが出来なかった方々を想い、

生き残れた私達は、これからを一生懸命、生きなくてはなりません。




明日からは、仮設での新生活にむけて、前を向いて生きてゆきます。
コメント
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