田舎道

東電の町から各町を転々と・・やっと終の棲家を決めました

再編されました

2013-05-29 09:44:59 | 大震災と原発事故
わが町もようやく警戒区域が再編され、我が家の地区は帰宅困難区域となりました。


鉄のバリケードで閉められ鍵がかけられました。

大きな鍵が・・・

元々帰れない場所ではありましたが、テレビで見ていて、涙がでそうでした。

あと4年は帰ることが出来ません。


4年後、その時の除染状況、線量などで帰還について話し合うようです。

また我が家が遠くなってしまいました。



町の4%、海の近くの地区が難指示解除準備区域となりましたが

「2年前のガレキがそのままの所で、水もなにも無い所で、泊まる事もできない所で、

 帰ってきても嬉しいことなどない、悲しい」と話していた方の言葉が切ないです。



戻る事をあきらめ、すでに県内、県外に家を建てられた方もいます。

ある程度の広さがある賃貸物件を苦労しながら探し、移られた方々もおります。

それぞれの場所で、新しい場所で、苦しみに耐えて生活を始めています。


私達も、   戻れるものなら戻りたい! けれど・・・戻れない、と考えています。

じっくり考えて、小さくていいから我が家となる家を探したいと思います。




息子達が、盆正月、実家として泊まりに帰って来れる家を。

じいちゃん~ばあちゃん~と孫が遊びに来れる家を。


私達の終の棲家を。



コメント (8)
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