田舎道

東電の町から各町を転々と・・やっと終の棲家を決めました

一時帰宅

2013-08-10 20:29:44 | 大震災と原発事故
お盆には少し早かったのですが、先日一時帰宅して来ました。

帰宅困難区域になって初めての帰宅です。



国道から町内に入れる道は3箇所ほどで他の道にはバリケードが立てられていました。


今回は下の息子と途中で待ち合わせして、3人で自宅に向かいました。

息子とは4ヶ月ぶり、ちょっとだけルンルンです(^^)


他の方々も来ているかと思っていたのですが、すれ違う車も人も見られませんでした。


最初にお墓に行き、倒れたままの墓石の間にお花と水と供物を少し、置いてきました。

夏草が伸び放題、荒れ放題になっている道路は、車の進入を妨げ、切ない思いになります。


息子と主人と二人で玄関までの草を刈っていました。


もう花壇の影も形もなくなりました。


息子達が泊まりに来た時の為と何組の布団は、チュータロー達に好き放題にされ、全滅です。



夕陽が綺麗でいつも眺めていた風景だったのですが・・・見事なまでに一面草に覆われていました。






二階の窓から「誰か来てますか~~」「誰かいますか~~」と大きな声で呼んでみました。

こだまのように、響き渡っただけでした。



もう、本当に、帰れないかも・・・

もう、あきらめなくてはならないかも・・・むなしさだけです。



息子に「今度はお正月かい!」と言ったら、ニコニコ笑ってるだけで・・・

久しぶりに息子といっぱいいっぱい話しました。

すっごく、楽しかった・・・正月まで待てないよ、また会おうね(^0^)
コメント (2)
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