ちょっぴり腐女子な、つれづれ愚痴日記

 ぐだぐたな日々を愚痴りつつ、のんびり綴っています。気が向いたときに更新。

津波警報が…。

2010年02月28日 | 日記

  いい天気なので、気分良くベランダ園芸をしていたら、チリ沖大地震で津波警報が…。以前、Lunaが住んでいた地域は直ぐ目の前が海ということもあって、津波警報で逃げる訓練がありました。

 Lunaは当然、山の上にある中学校の校舎に向かい、逃げてきた地域の方たちの様子を保健師さんと一緒に見るということになっていました。けが人が居た場合は、用意されたトランシーバーで隣の山にある国立病院へダイレクトに連絡して、後続の救急医が道具を持って駆けつけるという段取りでした。

 その際、ありがたかったのは、第一次待機スタッフ(Lunaや町内に在住する中学校の先生や保健師さん、警察官やオンコール・ドクターたちです…。ちなみに全員独身者で、家族持ちはまず家族を避難させてから出動です)のペットはかならず、エサ・ケージなどセットで一緒に連れてくることでした。

 で、実際集まってみると、ハムスターに猫に犬に、うさぎ…。鳥はもちろん、亀まで。みんな、色々飼ってました。でも、下に置いておくと犠牲になるのは分かっていたので、この粋な町役場の対応には本当に感謝しました。ちなみに、うちのうさぎのマリリンも避難しました。(後で、動物病院の動物たちも避難してくると聞きました。そのときは動物移送専用の車も到着すると言うことでした)

 ちなみに、スタッフは寝袋で雑魚寝です。動物大丈夫の者たちはペットと一緒に、割り当てられた教室が部屋になりました。そこに行くと、ペットに会えるからストレスもなく業務に従事できるという、本当にありがたい対応でした。

 ちなみに、地域の方たちは基本、全員体育館に避難です。校舎には入れないが基本方針でした。地域の動物たちも一緒に避難が可能で、こちらは基本運動場に係留の予定でした。(寒い時や熱い時は一階の教室が解放予定でした。だって、飼育されている牛なんかも避難してくるので…)

 その後、私たちからのダイレクトコールで、国立病院スタッフが合流して、その日の訓練は無事終了。

 そして、反省会でのひとこま。病院の宿舎に住んでいるあるドクターが、「僕のリスはオンコールじゃないと避難できないのはかわいそうだ」と言い出して、その場のみんなが「そうだねぇ。病院スタッフのペットの保護はどうするべ?」と考え始めるが、「鍵を預かってもエサの置き場なんて分からないしねぇ。本人が救助に行ったが確実よね」などと、真剣な討論が。(田舎なので、独身者に限らずペットを飼っている人が多かった…)

 すると、海上保安官が一言(港があるので常駐しているし、基地もある。ちなみに、船もあった)。

「先生の住んでいる宿舎は病院と一緒で山の上だから、そこまで津波は来ないから大丈夫。そこに津波が来たら、この町の人全員水没だよ」

 そう。私たち、津波は山の上まで来ないというのに気づいていませんでした。津波は奥が深いでした。海に縁がない私たちは、津波も洪水も地震も、自然災害はぜーんぶ一緒になっていたようです。

 Lunaも津波と高潮の避難訓練をそこで体験しなければ、津波と聞いてもふーん。だったと思います。

 津波。侮れません。くどいように、NHKは注意や避難を放送していますが、あれ、誇張でも何でもないですよ。

 幸いにも、私は本物は体験していませんが、訓練は毎年、その町で体験させてもらいました。今でも、いい経験をさせてもらったし、ありがたかったと思っています。