ホアキン フェニックス主演の
ジョーカーは、だいぶ前に
観ましたが、感想が
書けませんでした。
皆様ティム バートン監督の
バットマンをまず観る事を
おすすめします。
このレビューはかなり長いです。
覚悟してご覧ください。
この映画のジョーカーは、
ジャック ニコルソンが
演じています。
バットマンは漫画が原作で、
ジャック ニコルソン演じる
ジョーカーはかなりコミカル。
コミカル過ぎて現実離れ
しています。
しかしホアキン フェニックス
演じるジョーカーは、
現実社会にかなり
近づいてきます。
なので、よりいっそう恐怖心
を抱きます。
ホアキン フェニックス演じる
アーサー フレックは、
精神疾患を持ちながら、
彼より精神的に病んでる
母の面倒を見ています。
ピエロとして大道芸人と
して働いています。
若い子にバカにされても、
多分かなり安い給料で
働いていますが、
彼はちゃんと職を持って
自分を全く理解しない母親
の面倒をみている
大変真面目な青年なんです。
その彼が母親の関わりの
真実や、自分の憧れの人から
の軽蔑などの苦しい経験で
壊れていきます。
ささやかだけど、まじめに
生活している人間が
ダメージの大きい絶望感
のために悪人に変わる…
この恐怖を見事に
ホアキン フェニックス
は演じています。
彼は毒親の元でかなり普通の
生活とかけな慣れた暮らしを
していました。
世の中の理不尽さ、
誰にも分かってくれない…
自分は頑張っているのに…
周りはまだ努力が足りないと
感じるかもしれない…
でもアーサーはアーサーなり
に頑張っているのです。
しかしホアキンも、ホアキンの
演じるアーサーも
残念ながら、周りに
ロールモデルとなる人は
全くいないんです。
追記:ホアキンは、兄のリバーが
ロールモデルになったかも
しれません。
それが彼を一掃苦しめます。
努力の仕方、忍耐、頑張る仕方が
彼は分かっていないのです。
子供時代に子供らしく
育つ事が出来ない子は
精神的にはかなりダメージを負います。
ホアキン フェニックスの
ジョーカーが怖いのは
あまりにリアルだからです。
親の理解を得ず、
周りにロールモデルが
いなくて、
世間から見放され
自分でもどうしたらいいか
分からず
もうどうにでもなれと
考えて犯罪に走る…
こういう状況は
残念ながら、世間では
かなりあります。
ニューヨークに限らずとも…
この映画が、支持されたのは、
ホアキン フェニックスの
演技の素晴らしさも
ありますが、
世の中の理不尽さや、
同じ恵まれない状況に
理不尽を感じている
今の社会の
フラストレーションを
上手く表現している
からではないでしょうか?
最後に精神疾患に
怠けているとか偏見を持って
いる方に一言。
人間には、他人には楽して
いると思っていても、
本人にはどうにもならない
苦しい痛みが、辛さがあります。
普通に出来ることが
出来ない苦しさは、
その状況になっていないと
わかりません。
コロナが流行している今、
でも苦しみは、発症しないと
辛さはわかりませんよね。
この映画は精神的に苦しんで、
辛いけど、周りの人は
全く理解していない
理不尽さで、アーサーはダークサイド
に落ちていきます。
これは、誰にでも起こりうる
状況なんです。
だからこの映画は、みんな
恐怖を感じるのだと思います。
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