チャールズ ディケンズは若い時
に読んだのですが、
比喩表現の難しさに
何度も考えてなかなか話が
進まず、私の脳みそがついていけない…
と泣いた覚えがあります。
なのに何故また読んでいるかと
いうと、最近イギリスびいきで
イギリスの作家の本を
読む事が多いのですが、
必ずディケンズ名前が
出てくるのです。
保護猫と自転車で旅をしている
ディーン ニコルソンさんの
本の冒頭には、
“猫の愛より偉大な贈り物があろうか。”
“What greater gift than the
love of a cat.”
とディケンズの名言が書いてあります。
この名言は猫好きでなければ、
絶対言えません!
ディケンズさん大の猫好きです。
ダウントンアビーのセリフ本で
脚本家のジュリアン フェローズさん
はディケンズの事をコメントしていて、
かなり影響を受けていると思います。
カズオ イシグロさんの
遠い山なみの光では、
佐和子さんが
チャールズ ディケンズの
クリスマスキャロルを
英文で読もうと
した事があると言うセリフが
あり、
この本と、チャールズディケンズの
クリスマスキャロルを
同時に図書館で
借りてきて、
しかもI bookで英文の
クリスマスキャロルを
読んでいる
私はこの偶然は一体!
とびっくりしてしまいました。
英文はやはり比喩表現が
難しいのでなかなか読み進みません。
ディケンズは、キャラクターの
心情や行動描写が素晴らしく、
相変わらず比喩表現は難しいのですが、
ストーリー展開はものすごい複雑では
なく、キャラクターもそれほど
多くないので、読み始めると
止まらなくなります。
立場の弱い人の目線になって
ストーリーを書いていて、
感情移入しやすいです。
ディケンズは家庭の事情から
若い時から
働きに出てかなりの苦労人なので、
人の辛さが分かる人なんだと
思います。
クリスマスキャロルは178年ぐらい
たっていますが、今読んでも
本当に面白いです。
長くなってしまったので、
二都物語とクリスマスキャロルの
感想は後ほどに…