昨日は一日、フランスのミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』にスッポリはまってしまった。(過去にも何回かハマっているが)
私はヒョンなことから、フランス語圏はスイスに住んでいるが、それも三十数年・・・で、フランス語にもフランス文化にも
いまだに別段それほど興味もなく… たぶんその弱点というのは、私のせっかくの人生にとって大いに『マイナス』であるとは思っていながら
そればかりは、どうにもならなく『仕方ない・・・』と、放って置いた。
でも、このミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』には 『色即是空』を色濃く感じて・・・フランス語もフランス語文化も滅茶苦茶好きになりそうなのだ。
三人の男が… エスメラルダに愛の歌を捧げる一節 Who is he who throws the first stone at her?
『 誰が彼女に最初の石を投げるのか その者は地上にいる価値などない・・・』 と深いコトをいう。
私はいつも『色即是空』の『色』という字・・・その翻訳した仏教徒に深い敬意をはらう。
『色』という言葉の持つ、なんと深いことかと。 『色』のその本当の鮮やかさは、『空』に至った者にしか解らないのでは・・・。
たぶん欲望というのは『空』に至るための『色』の働きで、『空』に至ることで、『色』をよく理解し、良く生きる智慧を生むのでは・・・。
『色』と『空』とは仕切りのない、色を限りなく無くした果に 空じる 色でもあり、色でもない・・・というような次元に
私たちを導く生命の働き・・・なのではないだろうか。
さすが仏語の国のミュージカルのことだけあるわい、言外に『色即是空・空即是色』を見事な歌声で歌い上げている!!
このミュージカルのフルバージョンを観たい方は コチラから ↓ フランスにハマる注意あり
https://www.youtube.com/watch?v=3AnTqOIgPr0&t=5710s
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