2ケ月という長い展示期間も半ば過ぎ、ポチポチと友人、知人、未知人が遠路、我が写真作品を見に来てくれて感謝に堪えない。
小さなギャラリーに展示されている12点のマリアの写真は 2,3分もあれば全部見れてしまう規模のもので
各人が作品と対面した瞬間に起こるであろう心的マグニチュードは外面からは感知することは出来ないし、しようとするのも面倒臭い・・・
ということもあって、そのへんの期待は全く持っていなかった為か、時折彼等がもらしてくれる感想を聞いて、ボクは逆ギレならぬ逆感動・・・的気分
に陥ることが再三あった。

40年前に撮ったマリア像の写真群であるから、その時ボクはどのような心境でこの写真を撮ったのか?と自問しても正直良くわからないのであるが、
そのマリアの佇まいに感動した事実だけが、オリジナル白黒写真が今回新たに色付き心象風景として作品が出来上がったものだろうとは思う。
↑↑上の作品を今回制作した時、ボクは人々が感じてくれたと同質の震動をもって制作したにもかかわらず、それを他人に期待する為におこる『期待外れの恐怖』
を怖れるあまり、深層に閉じ込めていた『マグニチュード』が逆に他人によって刺激され、他人にそれが伝播する不思議にボクは感動したのだ。
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