『原発安全神話、政官産学報、既得権益鉄の五角形』
九電による『原発安全神話』やらせメールが発覚したと思ったら、やっぱり中部電力でも発覚。四国電力でも同じことをやっていた。
『やらせ』は前代未聞の椿事どころが、原発安全神話でぼろ儲けしていた既得権益にしがみ付く原発村の年中行事だったのです。
しかも本来は原発の規制する立場(ブレーキ役)の経済産業省安全・保安院の電力会社に対するやらせ指南まで発覚する。
九電やらせメールのそもそもの発想は『財界には原発推進の考えもあり、脱原発だけに偏ってはいけない』との、実際に原発を動かしている九電幹部と原発のある地元自治体である佐賀県知事との会合での発言がきっかけで関係する電力会社、中央官庁、地元政治家など全ての原発村の組織総ぐるみでの談合の『やらせ』であった。
『盛り上がりすぎる中国鉄道事故』赤いニシン(a Red herring)か
6月23日に発生した40人死亡の中国高速鉄道事故の報道が連日大きく報道され、これに触発された日本のネットウヨが大騒ぎである。
何とも不思議な光景で、そもそも中国高速鉄道事故は過失であり故意犯ではない。
6月22日発生のキリスト教原理主義による史上稀に見る大量虐殺報道とのギャップが大きすぎるのである。
どちらも日本人犠牲者はゼロなのですが社会問題として考えてみれば、幾ら大きくても中国の交通事故よりも、今の世界を震撼させている大問題であるキリスト教の暗部は大問題である。
しかも欧州の一国に止まらず、これは同時に米国の暗部でもある事実は重い。
無謀で無茶苦茶なアメリカやNATOによるイラク・アフガン戦争、現在のリビア空爆の原因にはキリスト教の『暗部』が関係している。
ところが、この一番大事な視点が今のマスコミには根本的に欠如している。
お隣の韓国では自国で開業した新幹線がトラブル続きであり、日本のマスコミ論調とは全く違う視点で見ているのです。
お互い様であり、決して他人ごとでは無いのですね。
60年代の日本新幹線は最高速が200キロだったが、それでも色々とトラブルが出て当時は大騒動にもなったが、幸いにも大事故に至らなかった。
中国ですが、『日本など他の国で行っているから』との理由で、鉄道の高速運転が本来危険な行為であるとの認識がすっぽり欠落していたのですよ。
何とも、日本の福島第一原発事故の話に類似する初歩的な大失敗例である。
それにしても、不幸な人命事故に便乗して情けない発言をするネットウヨが大勢いるとは日本の恥部であり、国辱そのものである。
例えばこれが、今の福島原発事故のお粗末な政府や東電の対応を、日本のネットウヨと同じような視点で他国が発言したとしたら如何思うかの想像力がまったく無い。
『震災は天罰』との石原慎太郎的な度し難い思い上がった選民意識からくる不謹慎発言であろう。
『情けなさすぎるニセ右翼の暴言と無責任体質』
そもそも文化のもっとも基本となるのは言葉であり、体制が違っていても70年台以降の南北朝鮮両国はハングルを優先して外国語の漢字をほぼ追放している。
当然日本でもこの理屈は同じなのであり、ナショナリズム的な発想の高揚から中国を苦々しく思うなら『世界一劣っている』中国語(漢字)などは日本語から追放するべきであるのですが、これをしない。
中国では鉄道事故直後に責任者を解任して逮捕している。
『事故原因の解明』には、関係する責任者を逮捕して責任を問う自動車事故の方式か、それとも航空機事故の事故原因の解明のように関係者全員を先ず免責してから正直に喋らせるかの二つしかない。
何れの方式でも、事故の当時者が事故後もそのまま現職に居座るなど論外で話にもならない。
日本は、何で事故のA級戦犯の海江田や安全委の斑目や保安院の寺坂信昭が4ヶ月経っても平気でそのまま居座っているのを許すのですか。
日本のような、犯人に事故の解決を期待するなどは正気の沙汰とは到底思えない。
中国ですが問題点は大きいが、ここの部分だけは、即座に逮捕した中国の爪の垢でも飲ましたい心境である。
『ニセ科学原発村の御用学者の恥知らずな言動』
東大や東工大工学部原子力学科出身の原発村の譜代親藩の正当な御用学者だけではなくて、エアー御用学者や学者もどきの魑魅魍魎も色々マスコミ界隈では徘徊しているから、うっかりとはしていられずくれぐれも注意が必要である。
阪大物理学教授の菊池誠は福島第一原発が爆発した直後に、長年原発の危険性を指摘していた広瀬隆氏を名指しして『トンデモである』と、何時もと同じように自分のブログで個人攻撃をして仕舞う。
この阿呆すぎる菊池誠君、自分の今までのニセ科学教の信者達からも呆れかえられるお馬鹿すぎる原発村のエアーな御用学者ぶりを曝け出すが自業自得であり自己責任である。
良く似た例ではテレビなどマスコミ御用達の精神科医である香山リカが、『反原発はひきこもり』とするお馬鹿すぎる非科学的な主張をして、余りの現実離れしたこの香山先生の反『反原発』の卑劣極まる発言には、世論から総バッシングを受けて仕方なく謝罪する騒ぎにまでなっている。
このように何とかして反原発の世論を歪めよとして邪まで不正なマスコミによる、あの手この手の『やらせ』工作は凄まじい。
『科学と「新時代の信仰」東京大教授・坂村健』時代の風
数日前には『戦争は、希望』との刺激的な言葉で一時は注目を浴びた31歳のフリーターが今回は手を変えて『反原発は、非科学的』との印象操作に励んでいる。
そして今回は東大教授の肩書きの坂村健なるインチキ科学の御用学者が『戦争は希望』のフリーターと同じ非科学的な独断偏向の主張を毎日新聞コラム『時代の風』でしているから、これは無視出来ない。
今でも日本では学歴信仰は無視出来ないし信者が大勢いるが、東大教授の肩書きで、お馬鹿なフリーターの妄言と全く同じ主張をしていることが本人は気が付いているのだろうか。
そもそも放射能の恐ろしさは別種で、今の人類の最先端の科学技術を使っても無毒化する方法は未だ無いのですね。
まさに異質の恐ろしさである。
放射能ですが、アニメ戦艦ヤマトに出てきたような放射能除去装置などは全くなくて、危険なものから出来る限り離れる程度しか方法が無いとは情けないが、これでは中世ヨーロッパのペストのような疫病と同じ程度である。
原子力ですが悪魔のメフィストフェレスと契約したファウストの伝説に近い。
錬金術師であったファウストが己の魂と引き換えに『欲望』をすべて叶えるのですが、人類は原子力という名の物凄いパワーを手に入れたが、これは己を焼く業火でもあったのです。
『フリーター+東大教授=無知蒙昧』
このお馬鹿なフリーターや東大教授によると、
反原発を主張している人々とは、『米のとぎ汁乳酸菌で放射能を除去』すると信じているというからすごい。
余りの独断的な発想には、ただただ呆れて言葉を失うが、香山リカが自分のブログで『反原発はひきこもりの発想』だと何の根拠も示さず非科学的な攻撃を行ったのと同じ卑劣で破廉恥な印象操作(プロパガンダ)を大手マスメディアのコラムを利用して行っただけでる。
日本は1億人を遥かに超す人口大国なので、引きこもりで反原発の人もいるだろうし米のとぎ汁で放射能を防ごうとする人も世の中は広くてある程度はいるかも知れ無い。
ただ、それと反原発とは何の関係も無いことぐらいは、中学生以上の常識があれば誰にでも判る。
哀れ『放射能は安全です・・・』
原発安全神話が崩壊した後で、『放射能は安全です』と触れ回る哀れな御用学者の群れには辟易とする。
この東大教授によると、
低レベル放射線を長期に浴びるのは『未知の恐怖だとあおる方がいるが、そんなことはない。原子力や放射線関係の長期従事者の調査、多くの放射線治療の歴史・・・高自然放射線地方の健康調査、などさまざまな実例がある。』とか、
『放射線ホルミシスという説の元になった低レベル放射線が益になるというデータもあり、それを支持する専門家も多い』とか、
『自然放射線の中で進化し、低レベル放射線に対する耐性を獲得した私たち生命の素晴らしさ』とか、
主張が凄まじすぎて反論する気も起こさない。
本当に低レベルの放射能が恐ろしくないばかりか、逆に健康にも良いなら、
本当に自分が主張している話を自分自身が信じているなら何故新聞などで赤の他人に言う前に自分が実践しないのか。
今なら、風評被害で福島第一原発周辺の土地や家屋は捨て値で手に入るし、元の持ち主の了解を得れば使うだけなら1円も払わずに只で超豪邸が利用出来る。
今すぐに孫や子供一族郎党を引き連れて福島県の飯舘村など風光明媚な土地に引っ越すべきであろう。
自分の子供に種痘したジェンナーの話のように言葉と行いは一致していないと駄目であろう。
今の様にヒトには薦めても自分は怖くて尻込みするようでは誰も信じない。
この毎日新聞の東大教授は、『上手い儲け話がある』と、純真な素人を騙して危険極まる商品取引に引きずり込む悪徳業者に良く似ている。
主張が真実なら、先ず最初に自分が真っ先に行わないと振り込め詐欺やリフォーム詐欺に騙されるまだらボケの高齢者以外には誰も信じる者はいないだろう。
出来がお粗末すぎる、このような見え透いた『やらせ』記事が横行するなどマスコミの自殺行為である。
ネットウヨクは福島第一原発の事故で1号機が爆発しても3号機が爆発しても青山繁晴の言葉を引用して余熱を取るだけなどと寝ぼけた事を言い続けていました。
ネットウヨクというのは左翼と反対の事を言っていればウヨクだと考えてしまう不思議な生き物です。
今の日本は「人のふり見て我が振りなおせ」というより「我のふりを鏡で見て我が振りなおせ」という状態ですね。
勿論40人の死者と200人の怪我人を出した大事故なのですから、他に事件事故が無ければ日本で大騒ぎになるのは当然なのですよ。
ところが話は大違い。
原発事故ですが、チェルノブイリの基準での住民保護の為の退避を行ったとしたら福島県全域と宮城県栃木県茨城県の一部は退避させないと駄目らしいのですね。
それなら数百万人が強制避難する、とんでもない大事件ですよ。
他所の大事件でも、国内ではもっと大事件があり、他国の事件事故を報道している余裕は今の日本国には全くないのです。
また大事件ならノルウェーの大虐殺の方が余程大事件ですし、実はこれは一神教的世界観という日本人にとっては一番苦手な分野だとおもうのですが、日本以外の多くの国ではこの世界観が世界基準であり普通なのですね。
ですから単なる一事件以上の重みがあるので新聞等ではもう少し背景など説明が必要なのですが、これが無い。
それ以上に世界通貨のドルの危機の影響はもっと大きいがこれの報道はもっと少ない。
この二つは両方とも危険なタブーに抵触してしまうので報道したくても出来ないのか、それともそもそもの知識が不足していて報道できないのか。
それで日本にはそれ程関係が薄い無難な中国鉄道事故が大騒ぎの種になる。
新聞などマスコミやネットウヨは、本当の大問題には触れたくないのですよ。
怖くて触れたくないので、他のこと(中国の鉄道事故)で気を紛らわしているのです。
一種の病的な現実逃避であり、代償行為なのですね。
>原子力ですが悪魔のメフィストフェレスと契約したファウストの伝説に近い。
私はそれの上を行くと思いますよ。
創世記によれば、神は塵から最初の人間であるアダムをつくり、その肋骨からイブを創った。彼らはエデンで暮らすが、ある時、サタンの化身である蛇に唆されて神から禁じられていた「知恵の実」を食べてしまい、楽園から追放される。楽園を追い出された人間は、神から下された艱難である労働と、神から盗んだ知恵とを用いて、自らの手で楽園を実現しようとした。
原子力は夢のエネルギー。平和利用が人類に無限大の発展をもたらす。私たちは一時期、確かにそんな幻想を抱いたのです。原子力は楽園をもたらすと期待した。が、実はそれは、禁断の「知恵の実」だった。
まもなく日本人は「原罪」を識ることになるでしょう。
この後の展開もキリスト教ちっくになりそうです。ナザレのイエスは「悔い改めよ」と訴えた。一方で既得権益者たちはイエスを危険視し、神の子を処刑した。第2の原罪ですね。
その後、ユダヤは滅び、ユダヤ民族はディアスポーラを余儀なくされた。もしかしたら、日本人もそうなるかもしれません。放射能で汚染された土地から捨てざるを得ないという形で。
身内、といっても娘の夫ですが、医院を経営している。つまり医者ですが、私が肋骨を7本も折って胸にバンドをしていたとき、
「これって、胸の固定なんですか? 胸なんか動くし、これでいいのかなあ~」と尋ねたら、「教科書にそう書いてあるんですよ」との答えでした。あらまあ。
当時掛かっていた医者にも聞いたら、「あまり効果は無いかもね、いやなら外してもいいよ」って。
「教科書にそう書いてあるんですよ」
医者に限らず世の中はマニアルを守って動いている。風邪と診断できたら風邪薬。(当たり前か?)
その診断方法も医学会で決まっている。そしてそうした診断方法で判らない症状は・・・、判らない!(爆)
「多くの放射線治療の歴史」と書かれていたので、やはりこのことが医者が放射線防御に鈍感なのだと。
いまは何かといえば「レントゲン取りましょう」「CTをやりましょう」と勧めます。便利だからねえ、放射線による画像診断は。
患者に放射線を何度も浴びせても、よほどでないと生きてますからねえ。またその放射線被曝が原因であるとの診断も出来ないから、怖くは無い、大したことではないと思っているかと疑ってしまいます。
とにかく現在日本の医学会には期待出来そうにありません。
この原発ですが、経済学ノーベル賞をもらったミルトン・フリードマンの悪魔の碾き臼新自由主義と良く似ていますね。
耳障りの良い言葉で巧に美しい繁栄を約束するのです信じるととんでもないことに成る。
甘美で安易な、甘い汁は一時でありじわじわと負担が増えていき、最後には関係する全員を不幸のどん底に叩き込むのですから、まさに悪魔の碾き臼なのです。
今のデフォルト危機でも判るように、世界一の経済大国のアメリカでも飲み込むのですから恐ろしい。
キリスト教ですが、人類の最後の危機の際には再びイエスキリストが降臨して救ってくれるらしいのですが、これが何ともけち臭い話なのですよ。同じ救うにしても全ての生きとし生きるもの全てを救う阿弥陀如来のように、全員ではないのです。
数万人規模なのですから数億人いるキリスト教でも1万倍の宝籤状態なのですから、キリスト教徒でもない我々日本人が助けてくれる確率は粗ゼロですね。
期待しない方が良さそうです。
人間を細かい輪切りにして撮影するCTによる被曝線量は各種放射線検査のうちでも多い。
実は、良く似た仕組みに放射線ではなくて超音波を使う同じ輪切り画像検査があるのですね。
これは超音波なので被曝する危険はゼロなのですよ。
ですから本来超音波仕様のMRIなら浴びなくて済む放射線被曝がX線仕様のCTスキャンではアホほど大量に浴びるのですが、これは大問題だと思いませんか。
因みにこのX線CTの機器を販売しているのは、今大問題に成っている福島第一原発事故の東芝とか日立製作所など原子力発電所のメーカーとも共通しているのは単なる偶然の一致では無くて、共通する発想の人命軽視なのか、と下種の勘繰りをついしてしまう。
先日タクシーに乗っているときの話、運転手さん「今の政府ではうちら商売あがったりでっせ。自民党やないとあきまへんで。安部晋三さん、石破茂さんあたりに公共事業どんどんやらせたらよろしいねん。原発止めたらあきまへん」と。私は途中でタクシーを降りました。
公共事業による経済発展幻想の典型です。思わず反論してしまった。1970年当時、私の父は働き盛りでした。あのころは平均寿命も延び始め、貧しくも活気があったようです。私は小学生でしたが。当時の経営者は企業は従業員のため、その地域の住民のためと言う意識がまだ根付いていました。僕もその後アルバイトをするようになって、下請け工場でバイトしました。電解コンデンサーの製作でした。老社長は松下幸之助さんを尊敬されてました。
父は80年代、日本人は拝金主義的になってちょっとおかしくなってきているとよく言ってました。新自由主義が囁かれ始めたのですが、初期のハイエク派にはセイフティネットがあったのに(負の税金精度だったか?)シカゴのフリードマンあたりはハイエクの理論を改造してしまい、グローバリゼーションにつながっていったと言ってました。ディスカウントの帝王太田実という人の「他社がつぶれて我が儲かってこそ商売は成功」との自信に満ちた発言に、万博以降おかしくなったとよく漏らしていました。確かに公共事業景気もあったのですが、下請け孫請けの中小企業の景気高揚の部分は、忘れてはいけないでしょう。80年代バイトした工場は更地。みな中国などに工場移転したそうな。いい老社長さんだったのになあ。
このたび小出先生が、私たちの生活は昭和45年(1945年)に戻すべきだと発言されたそうですが、昭和3年生まれの父は「その通り!」といっていました。平均寿命も栄養状態もあのころやっとそこそこでした。家にはエヤコンなんてなくて、電車は窓開けてました。でも今のようなローンや光熱費に圧迫されることはなかったんですね。
石破総理、安倍総理、小池百合子総理待望論も判らなくはないですが、エアコンガンガン、マイカー社会でいいのかといいたいです。彼らが脱原発???信じられません。
確かに管総理はへぼですが、燃料電池を実用化させてから辞めて欲しいですね。燃料電池は車に搭載するための小型化に血道を上げてきました。でもいろいろなタイプがあって大型で大電力を取り出せる複数の方式もすでにあったとのこと、最近知りました。時の政府はその開発を邪魔といっていたそうですよ。「原子力というクリーンなエネルギー???がある!」と。麻生や安部、石破がこんなこと取り組みますか。目先の公共事業による経済活性化だけしょ。
「全ての原因は民主党と管直人の責任」本気で信じている国民が大半だと思います。雑誌は「脱原発を食い物にする誰々」のオンパレード。
タクシーの運ゃんまでもの洗脳に恐怖を感じました。
原発村の度し難い「やらせ」体質の前に、国民が贅沢をやめ、せめてS45にバックすることでしょうね。
菅首相ですが、悪いのは間違いない。
しかも、右は産経から左は赤旗までおよそマスコミと名がつくものは全てが『管直人辞めろ』で一致しています。
まあ、確かに私を含めて管直人に満足している日本人は一人もいないのは事実なのですが、その後釜と名前が上がっている筆頭があの右翼でアメリカ命のお馬鹿すぎる前原誠司ですよ。
それなら何としても管直人には頑張って欲しいものですね。
2011年07月19日 の記事に書いたのですが、
「良い」と「悪い」の対立ではなく、「悪い」と「もっと悪い」の悲惨な争い
であり究極の選択なのですね。
京大の小出さんですが、この話は難しいですね。小出裕章さんは3・11以前と以後では世界が完全に変って仕舞っているので低レベルの放射能汚染の食品は福島県などの農業を守る目的で子どもは別だが、『我々大人は我慢して食べてください』と主張しているのですね。
これも究極の選択なのですが、この主張に対しては村野瀬 玲奈さんやニケさんは反対しています。
『今までの大人には責任があり、汚染食品を食べることで協力すべき』とあるが、これは矢張り間違いですよ。
確かに小出氏の主張自体は間違いではなくて、今までの日本人の特徴から判断すれば福島県の漁業も農業も壊滅します。
福島県だけではなくて周辺の県の農業も壊滅状態に陥る筈ですよ。
小出氏には、その未来の有様が正しく完璧に見えているのですね。
大震災直後に東北の被災地救援との名目での食品などの産品の販売では皆さんが大勢協力したのですが、
これが地震ではなくて原発事故の被災地救援のための低レベルに汚染された放射能入り食物の販売だったら、誰も協力しないのですよ。
年寄りだから残り少ない命が余計に惜しいのですね。
例えば20歳の若者なら後60年生きれるのが汚染物の影響で55年程度に縮まっ手も、まだあと55年も長い間生きることが出来るのですよ。
70歳で後10年しか残りが無いとしたら、元々の残りの生きる時間が短いのですから、これ以上縮まるのは絶対に嫌なのです。
今までどれだけ生きてきたかの『長さ』が問題なのではなくて、人々にとって問題なのは、これからどれだけ生きれるかの『長さ』が、誰にとっても一番の大問題なのですね。
汚染した食品は全て廃棄して、足りない分は西日本で増産氏それでも足りない分は輸入するべきでしょう。
その程度の外貨の準備は日本国には十分あるのです。
私も50過ぎですが、汚染食材は御免です。その点で小出先生の、この部分の意見には違和感を感じておりました。
東北の経済「危機」という点からの視点からみれば、一理あるかもしれませんが、危機より「危険」の回避が優先されるべきだと思います!。口蹄疫やプリオンの問題の時も、地域の経済危機より人間の危険回避が優先されたと思います。その点、小出先生は危機回避の立場であって、それは誤っていると思います。
実は仲間内でも意見が分かれていて、東北関東の経済危機回避か、放射能の危険回避かで口論になることがあります。
危険回避派はなんか逃げ腰だと言われるんですね。その違和感に悩んでいたのですが、スッキリしました。僕は危険回避を優先させ
する立場に立ちたいです。
失礼しました。弱腰で。
私の周辺では、福島産の野菜も「まぁ、大丈夫だろうから、食べますよ」という人がいます。彼女には「(政府の基準、そして検査の信用性など)分かった上で食べようというのなら、食べたらいいと思いますよ。」と答えました。
日々の食物に関して、流通しているから大丈夫だろう、ではなく、自分で判断しろ、と考えるべきではないでしょうか。
闇雲に「東北のものは汚染されている」では、大文字保存会の二の舞になってしまいます。そもそもなぜ疑心暗鬼になるのか、それは信頼できる対応をしていない政府、そして自治体にある。なら変わるように、動かなくては。
何度もコメント投稿申し訳ありません。