米疾病対策センター(CDC)による新型コロナウイルスSARS-CoV-2の電子顕微鏡画像
「存在脅威管理理論」コロナ禍と「死」の想起=大治朋子 6月9日 毎日新聞 火論
最近話題の「有名人による政治批判」や「自粛警察」の現象を「死」というキーワードで説明できるとしたら?
「存在脅威管理理論」。なんだかいかめしい名前だが社会心理学の考え方の一つで、人は「死」という言葉を聞いたりそのイメージを喚起されたりすると、もともとある態度を無意識的に極化させるという。多様性や寛容を重んじる人はその方向に、差別や排他的思考を持つ人もその傾向を強める。
米アリゾナ大学のジェフ・グリーンバーグ教授らが1986年に発表した概念で、以来、多数の論文に引用されている。最近も教授は米メディアへの寄稿「コロナが死を喚起する―あなたの価値観の極化、悪いものも良いものも」で、コロナ禍にまつわる社会現象をこの理論から説明している。
実在の裁判官たちは「自分の死」を想起したら、法の番人という所属組織(内集団)の価値観をより強く意識し、厳しい判断を下す(厳罰化する)という。
何故「死」を思い起こすと内集団の価値観が強まるのか
「人は死を喚起されると自分より大きなもの、集団やその価値観に同一化したいという欲求に駆られる。これは、自分の死後も存在し続ける大きな集団の一部であると信じることが、不死の意識を与えてくれるためだと解釈されている」
コロナ禍においては「死」に触れる機会が多い。人は死の不安を緩和するため、自分が所属する「内集団」の価値観の正当性をより強く意識しようとし、それを脅かす「外集団」を批判したり見下したりする。
日頃は発言しない有名人の政治的言動や「自粛警察」が目立つのは、自分の価値観を正当性を強く確認したい、そしてその「正しい」価値観を共有する集団の一員でいたいという欲求の表れかも知れない。
(抜粋)
6月9日 毎日新聞
コロナ禍ショックドクトリンの心理的解明としてピッタリな「存在脅威管理理論」
唐突に世界中で始まった奇妙奇天烈、摩訶不思議、支離滅裂な新コロ騒動で今回の毎日新聞コラム「火論」の存在脅威管理理論が一番説得力があるでしょう。すべて微妙に辻褄が合わないが、唯一の例外が今回の「存在脅威管理理論」で、これなら説明がつく。
(遭難や極限的サバイバルなど)人は自分の避けられない「死」を意識した時に日頃の世間体とか常識、メンツなど表向きの顔が木っ端みじんに吹き飛んで、今までは隠されていた深層心理(本心)が露出。愚か者はより愚かに、賢者はより賢明に、悪党はより邪悪に、善良なものはより善良に両極化する。
ホワイトハウス(トランプ大統領)を標的にして執拗な民主党リベラルメディアの仁義なき戦い
世界同時多発新コロ騒動では、アメリカだけは4年前から奇妙なリベラルメディアによる不可解なトランプバッシングが続いていた。(共和党予備選2位のテッド・クルーズも3位のマルコ・ルビオもほぼ同じ主張なのに誰も叩かない)ドングリの背比べ状態だった時からトランプ一人がメディアの標的なのですから不可解。まさに新興カルト宗教そっくりである。
金子勝 6月7日
【100万人抗議集会】ワシントンのホワイトハウス前の通りは「黒人の命は重要だ」と解明され、白人警官による黒人殺害に関する100万人規模の抗議集会が開かれ、フランスにも飛び火している。コロナは格差社会と簡単に解雇できる社会を露わにさせている。今こそ正す時だ。
1万人でも「史上最大」の爆笑フェイクニュース
6月8日早朝にTBSテレビのニュースを見て驚いた。ワシントンのホワイトハウス前の通りは「史上最大の抗議デモ」なのですが、参加人数がたった1万人。最初は原稿の読み間違いだと思ったのだが何回も1万人と繰り返すのですから何とも不気味である。
毎日新聞朝刊で確認すると第一面に「史上最大のデモ」「いつもと、違っていた」との見出し付きで参加人数はやっぱり1万人。いつもと違っていたのはマスコミ自身で、まさにお粗末極まるトランプバッシングの世界規模のフェイクニュース。悪だくみが大失敗していた。
大失敗した官製デモ(民主党リベラルメディア)
過剰な暴力で年間1100人以上、1日3~4人を逮捕時に殺す(オバマ時代から急速に軍事化した)アメリカの警察。しかし、それだけではなく今回「黒人の命も大事だ」がこれほど盛り上がった原因とは新コロでの過激な都市封鎖の反作用。過激に「死」を想起して空前絶後の都市封鎖で一般市民を痛めつけていた張本人とは反トランプの民主党知事や市長であったことは誰でも知っている。(トランプは封鎖を止めさせようとした)今回、民主党やリベラルメディアが計画した「首都ワシントンでの史上最大の100万人の抗議集会」が不成功。動員予定の100分の1だったのは当然な成り行きである。
無症状の濃厚接触者にPCR検査を行ったら感染者ゼロ神話が一気に崩壊した北九州市
日本の場合、世界とは違う独自の条件とは今年7月末から8月始めに予定されていた酷暑の殺人オリンピック#東京インパール2020である。だから日本だけ世界とは大きく違いSARS2では唯一の検査手段であるPCRの徹底抑制を行っていたと思ったが、開催中止になった現在でもPCR検査は北九州市を除けば矢張り一向に進まなない。
6月7日の小池西村のトップ会談で、何やら今までとは180度ちがう展開(東京都の接客業の全員PCR検査を予定)があったので(あのアメリカ史上最大規模の官製デモ予定日の)6月7日はPCR検査記念日(出入国でのPCR義務化などの外圧か?)
★注、人々に「死」を自覚させることで世論誘導を行う、「存在脅威管理理論」の主体はマスコミであり(たぶん、新聞などのメディアの信用力が世界一高い)日本では大成功していた。
家財道具を大八車に満載し,上野駅前の広場を埋め尽くした避難者 火事が多かった江戸では火災時の家具の持ち出しは厳重に禁止されていたが97年前の1923年9月1日、関東大震災で震源地から遠い東京では荷車に家財を満載して避難、大災害になる
大震災から5日後、9月6日千葉県で「朝鮮人暴動、井戸に毒を入れた」の流言飛語で殺気立った自警団がたまたま通りかかった香川県の行商人15人を『喋り方が違う』と捕え妊婦や幼児など9人を虐殺する悲惨な『福田村事件』など、関東大震災の惨禍から逃れて生き延びた人々(大部分は朝鮮人)が民間人の自警団によって殺される。善良で大人しい我が日本国で特殊な大事件が「存在脅威管理理論」なら唯一説明が出来るのですから恐ろしい。
同じく75年前の狂気の神風特攻も集団自決も「存在脅威管理理論」なら説明できる。
逆に敗戦(帝国の崩壊)神戸大震災や東日本大震災で無政府状態になっても慌てず騒がず、世界を驚かした日本人の「美しい絆社会」も、存在脅威管理理論なら簡単に説明が可能なので何でも当て嵌まるほぼ万能のアイテム(理論)といえる。
霊魂不説 唯一死後の世界を語らない仏教「あるがまま」を受け入れる神道
キリスト教など他の宗教の根本教義とは一言で説明すると「死を考える」に尽きるのである。(★注、日本人は日常的に死を考えないので、世界では理想と思われている「永遠の命」や「不老不死」が日本では受け入れられない)
「あるがまま」を丸々受け入れる神ながらの道(神道)や仏教的諦観の日本人は「存在脅威管理理論」から一番遠い存在だった。(世界では主流の一神教は日本では1%の少数派)基本的に自分の「死」を意識するのは末期がん患者など例外的。一昔前なら産婆による出産や年寄りが家族に看取られて死ぬのが一般的だったが、今では誕生も死亡も病院内。(★注、今の日本では誰も人の生々しい生死を実感できない仕組みになっているが欧州諸国のキリスト教離れも同じ理由から起きていた)
「死」の不可逆性への恐怖感から宗教が生まれる
ところが、そもそも日本人は死を意識しては生きていないのである。その日頃「死」を考えずに生きている(あるがままを受け入れる)日本人をパニックに陥れるには、恐怖の正体が分からないほうが都合が良い。(より効果が大きい)
2009年新型(豚)インフル時には検査検査と叫んでいた岩村健太郎などが唐突に180度正反対の「検査すれば医療崩壊」と言い出した日本独自の奇妙奇天烈、医学の自爆?新興カルト宗教「検査スンナ派」(病気になっても医者に頼らず自力で治す)とは存在脅威管理理論の悪用だとすれば辻褄がピッタリ合う。(★注、どれほど不思議な出来事にも必ず正しい原因がある)
そのため、巨大な法成寺を造成した。
道長は法成寺で暮らしていたが、死に臨んで阿弥陀堂に入った。
そして、九体の阿弥陀如来の手から自分の手まで糸を引き、釈迦の涅槃と同様、北枕西向きに横たわり、僧侶たちの読経の中、自身も念仏を口ずさみ、西方浄土を願いながら往生したといわれている。
名も無き庶民も死を意識していただろう。