
みんなは知っていたのに、・・・世界中で知らなかったのは日本人だけだった『ヒロシマから19年後に開催された、1964年の東京オリンピック』 (^_^;)
人類に対する最初の核兵器使用のヒロシマの悲劇から19年目の1964年10月10日、東京オリンピック開会式で聖火最終ランナーに向かって、国立競技場のグラウンドに整列していた各国の選手団が一斉に駆け寄った驚きの超ハプニング。(驚きの映像は、この写真の直後に起きていた)
2018年10月10日NHKニュースウォッチ9▽発掘スクープ映像! 前回東京五輪開会式で、


『54年ぶりに日の目を見た驚きのスクープ画像』
1964年東京オリンピック開会式の10月10 日は、1966年(昭和41年)以降「体育の日」として親しまれるようになった(「体育の日 」は2000年(平成12年)以降は10月の第2月曜日となる)が、市川崑が総監督を務めて制作された『東京 オリンピック』(第18回オリンピック競技大会の公式記録フィルム)にも、東京オリンピック開会式で聖火最終ランナーに整列していた各国のオリンピック選手団が一斉に駆け寄ったハプニング映像の一部が一瞬だけ写っていた。
ただし、驚きの映像は瞬間だけだったし何の説明も無い。最終ランナーは次の国立競技場の階段を駆け上り聖火台に点火する記録映画のクライマックスに雪崩れ込むので誰も気が付かなかったのである。
半世紀以上経った今回、NHKだけは(他のメディアが一切無視する中で)東京オリンピック開会式54回目の記念日である10月10日夜9時の『NHKニュースウォッチ9』として発掘、驚きのスクープを行っていた。

オリンピック開会式の選手団の入場行進は国名のアルファベット順だが、1964年東京五輪の主催国の日本は最後に入場、その後に整列した各国選手団の前を聖火の最終ランナーが駆け抜ける予定だった。ところが、主催側(日本)がまったく予想しなかったとんでもないハプニングが勃発した。(秩序を重んじる日本選手の全員は微動だにしなかったが)百十数人もの大選手団の南アメリカのアルゼンチンなど世界各国のオリンピック選手団が聖火の最終ランナーを一目見ようと一斉に動き出したのである。
『タブー中のタブー』最も恐ろしい禁忌に(誰も気が付かない様に)密かに挑戦していたNHKのささやかな勇気
国立競技場の7万5千人の大観衆の眼の前で、整列していた各国選手が動き出した瞬間は、市川崑監督の『東京 オリンピック』にも(一秒足らずの短時間だけ)記録されていた。ところが、マスコミは今回のNHKニュースウォッチ9を除き過去も現在も一切報道していないのですから驚きだ。
今回の10月10日『NHKニュースウォッチ9』はその意味では歴史的な大スクープだったのである。(★注、ただし、当該のNHKニュースウォッチ9の放送だけでWeb上には写真一枚ないしもちろん説明文の類もない。証拠を残さず『無い無い尽くし』で押し通すNHKですが、放送した内容の危険性を誰よりもに自覚しているのである)

『マスコミ報道による、歴史の偽造』ヒロシマから19年後の東京オリンピック
今の学校の教科書でもマスコミでも同じで、1964年の東京オリンピック開会の意味とは第二次世界世界大戦の戦火で焼け野原になった日本が短期間に新幹線とか高速道路を建設するなど、高度経済成長と戦後復興の象徴として描かれている。ところが、微妙に意味が書き換えられている。(歴史が偽造されている)
マスコミ報道とか歴史教科書ですが100%嘘でもない。ところが、決して『真実』でもないのである。(真実の断片程度の代物)
10月10日『NHKニュースウォッチ9』が54年ぶりに発掘した驚きの大スクープでは、聖火の最終ランナーに駆け寄ったオリンピック選手たちをアルゼンチンまで行って探し出して貴重な証言を得ている。
(NHKが54年ぶりに掘り起こした証言によると)1964年東京オリンピックの日本人最終ランナーとは、あの人類の歴史的悲劇であるヒロシマの核爆発の1時間半後に生まれていたことに世界のオリンピック選手は大感激。なんとかして、一目見ようとして一斉に駆け寄って記念撮影を行っていたらしい。
なんと、マスコミや有識者たちが54年も隠し続けていたNHKのスクープ映像とはヒロシマの原爆とか放射能被害と関係していたのです。だから、日本のマスコミは挙国一致で沈黙するし、記録映画からも(瞬間の映像だけをアリバイ的に残して)全て抹殺されていた。
『ヒロシマの核爆発の1時間半後に生まれた日本人聖火最終ランナー』
(世界中が知っていたのに、・・・日本人だけ仲間外れで誰一人知らなかった秘密の仕掛け)
1964年東京オリンピック開会式ですが、世界各国の選手団のほぼ全員が日本人の聖火最終ランナーとは、あの人類の歴史的悲劇であるヒロシマの『核爆発の1時間半後に生まれた』ことを知っていた。
なんと、世界中が共有していた『一般常識』程度の話だったのである。
ところが、肝心の日本人だけは世界の例外で、たぶん、放射能タブーに抵触するとの理由で一切知らされていなかった。基本的に無茶苦茶なのである。
『アジア最初のオリンピックを盛り上げるための腹立たしいIOCの演出?』
★注、
欧米(白人)関連諸国以外で初めて開催される1964年東京オリンピックを盛り上げるために、日本側かIOCかは不明だが世界の感動を呼ぶ目的のあざとい演出として『ヒロシマの核爆発の1時間半後に生まれた日本人最終ランナー』が原爆投下から19年後に聖火を持ってオリンピックスタジアムを走る(復興と平和の象徴)感動の映像が考えられたと思われる。
『1日稼働するだけでヒロシマ型原爆数発分の「死の灰」が溜まる原子力発電所』
今回のNHKの行った歴史的な大スクープの目的ですが、『ヒロシマから19年後の東京オリンピック』(日本国のタブーとしての放射能被害)を明らかにすることで、→今まで挙国一致で隠し続けていた『フクシマから9年後の2020年東京オリンピック』(まったく同じ放射能被害のタブー)を暗に告発していると思われる。
1945年のヒロシマ(原爆)は19年後の1964年東京オリンピック時点でほぼ終結していた。
ところが2011年のフクシマ(原発)は民主党野田佳彦が9カ月後に冷温停止状態を宣言し、その1年後の2012年12月16日には自民党(安倍晋三)に政権を禅譲したがメルトダウンして原発地下に落下した核燃料デブリの冷却に1日当たり数百トンの冷却水を注入、同量の汚染水は原発敷地内に貯まり続けている。原発事故は少しも終結していないのである。
フクシマから9年後の2020年東京オリンピック誘致やリニア新幹線建設を決めたのは、マスコミや有識者と政府が必死に隠していたメルトダウンを認めた直後の民主党政権(管直人や枝野幸男)だった。(管直人が失脚し野田佳彦挙が首相になるのはフクシマから半年後)すべては挙国一致の大政翼賛会的な、国家ぐるみの詐欺なのである。

歴史的なNHKの驚愕的スクープの翌日2018年10月11日の毎日新聞オピニオン『原賠額維持は加害者保護だ』
原子力損害賠償制度の見直しを検討してきた内閣府原子力委員会の専門部会は8月、賠償に備えて電力会社に用意を義務づけている賠償措置額の引き上げを見送った。今後、原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)の期間延長を国会に提出する。福島事故後の現実に直面しても事故前と同じとは、どういうつもりか。
1961年に作られた原賠法は、保険会社の「無過失責任主義」「無限責任」が原則だ。賠償措置額(法制定時50億円、現在1200億円)は、事故原因によって、電力会社と保険会社間の責任保険か、電力会社と政府間の補償契約で賄われる。保険会社が払わない損害を、政府が払う。
ところが実際には、原賠制度は手に負えないリスクとコストを業界の外に回して、手に負えるかのように装う虚構の上に成り立っている。
事故は起こらない、仮に起きても賠償処置額を超えることは無いとして、原発を建設し、稼働させた。
地震、津波、噴火などによる事故は政府の保証契約に回されているのも、日本におけるリスクがあまりにも高く、国内外の保険会社が引き受けないからだ。
フクシマ事故では、原子力損害賠償、廃炉等支援機構というトンネル組織が作られ、それを通じて巨額の国費投入と電気料金への上乗せをしている。
他方で被害者は賠償や家賃補助を打ち切られ、避難先からの帰還するように強いられている。
原賠法を制定する直前に旧科学技術庁が日本原子力産業会議に委託した1960年の試算では、原発事故時の賠償額が当時の国家予算の2倍以上の3兆7000億円に上った(1999年6月16日毎日新聞朝刊)。
これを隠した原賠法は制定されたが、賠償処置は50億円として。それ以上は保険業界の手に余ったからだ。試算された損害額はその740倍である。
フクシマ事故の賠償額はすでに8兆6000億円を超えており、事故前に設定された現在の賠償処置額1200億円の70倍だ。
政府が2016年末にまとめた事故の処理費用21兆5000億円は約180倍。50兆~70兆円という民間シンクタンクの試算額は420倍~580倍になる。
こうした賠償処置額を3・11後も据え置きながら、それを最終案には書いていない。審議の冒頭で文部科学省の担当官が口頭で触れただけだ。
据え置きの理由に、支援機構法で『すでに処置が講じられいる』、電力自由化による競争で『事業者負担の予見可能性が無い』、保険業界の引き受け能力に照らして『さらなる引き上げは厳しい』とした。
業界の手に負えないならば原発から手を引くべきで、理屈になっていない。
専門部会で、保険業界は保険金引き上げに、電力業界は掛け金の引き上げに反対して来た。結果は国民負担と被害者の受忍となる。
多数が原発は『国策民営』だから事故を起こした電力会社から国、つまり国民に賠償請求できるとし、異論がない。
原発続行を前提とする最終案は、政府が業界の意をくんだ、なりふり構わない加害者保護で被害者保護の放棄である。
もはや打つ手がないほどに統治能力を失い、原発敗戦へと突き進もうというのではないか。
10月11日 毎日新聞『発言』
本間照光(ほんま てるみつ)
保険会社勤務を経て北海道学園大教授、青山学院大教授。専門は保険論・社会保障論
『半世紀まえの「隠蔽の主犯」は安倍晋三の祖父の岸信介首相だった』
分かり易く『一言』でいうと7年前のフクシマの核事故の発生で日本国は間違いなく『10回ぐらい破産している』。アベノミクスの正体とはネズミ講バブルの粉飾決算で『敗戦』を先送りしているだけ。(憲法改正も集団自衛権もすべてが『猫だまし』で、もはや避けられない『玉音放送』を1日でも忘れていたいだけ。一億総詐欺かトリック)
60年安保条約で知られている岸信介の本当の歴史的な悪事とは、今回本間照光が指摘した科学技術庁の驚愕的数字の隠蔽であることは論を待たない。(新聞は怖がって書けなかったらしい)
『因果は巡る糸車』
いわゆる改革派官僚(満州三スケ)として満州経営に辣腕を振るい、その後は国富の95%を失った第二次世界大戦に日本を無理やり引きずりこんだ東条英機内閣の閣僚でA級戦犯の岸信介は科学技術庁の恐怖の試算をマル秘として隠蔽して、事実上わが日本国の未曾有のフクシマの核事故を引き起こしていた。
事実上2回も日本を破算させた国賊中の国賊、岸信介の孫の安倍晋三ですが、因果は巡る糸車。(小出裕章と同じ京大原子力学科卒の)日本共産党の吉井英勝議員の(2011年フクシマ核事故と同じ危険性を4年半前に指摘した)巨大地震時津波被害の全電源喪失によるメルトダウン事故を想定した質問に対し『原発は安全・安心。何の心配も無い』との無責任答弁を行っていたのである。(★注、第一次安倍内閣の第165回国会で、2006年12月22日 安倍晋三首相が吉井英勝からの原発事故対策の質問に答えた答弁が国会議事録に証拠が残っていた)
(関連記事)
欧米の日本いじめか オリンピック開会式から強制退場 2012年08月05日 | スポーツ・文化

『赤い上着の日本選手団の前に立ちふさがって、行く手を阻む2012年ロンドンオリンピックの係員達』
共同通信のロンドン発8月01日『聖火台点火に立ち会えず 開会式で日本選手団』とのタイトルの配信記事で、『ロンドン五輪の27日の開会式で入場行進を終えた日本選手団が、誘導の不手際から五輪スタジアムの選手エリアに入れず、終盤のクライマックスとなる聖火台への点火に立ち会えなかったことが31日、分かった。』と短く報道している。
オリンピックの取材に日本から大勢の報道陣が詰めかけて、日本選手団の行進は報道した。開会式のクライマックスである聖火の点火式も報道した。ところが何故か開会式会場から締め出される日本選手団の姿は報道しなかったのである。
『貧乏な弱小新興国並みだった地味な日本選手団』
記事上↑の写真を注意して、もう一度よく見て欲しい。
『赤い上着の日本選手団である』との説明が無ければ何時ものオリンピック選手団を見慣れた目には、絶対に日本国の選手団には見えない。通常のオリンピック開会式の行進とは全く違っていることに日本人なら誰でもが気が付く。
日本は貧乏な弱小新興国ではない。
通常なら数百人以上の大集団で行進するが、今回は1割にも満たない40人の小集団。しかも『約40人が参加した日本選手は(体調管理で)最初から帰る予定だった』。
言い換えれば、試合日程などで余裕がある(会場に残れる)選手は聖火の点火式どころかスタジアムを半周する行進さえ参加することが出来なかった。無茶苦茶にも程がある腹立たしい国辱的な話。
『旗手から日章旗を取り上げ全員追い出す』
開会式旗手を優先し2週間も前からロンドン入りした五輪3連覇の吉田沙保里選手から日章旗を取り上げて会場から追い出している。
ロンドン大会は、日本にとっては五輪初参加のストックホルム大会(1912年)から100周年目の大事な節目だった日本選手団は計518名。行進人数少ないので途中から姿を消しても誰も気がつかない。
『人は自分が見たいものしか見えない』
CMで編集する民放とは違いNHKは退場シーンが写っていたが、身に付いた常識や知性に反するあまりに常識外れで無茶苦茶な出来事は『見えない』。
カエサルの『人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。』『 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。』。目の前の不都合な真実が『見える』ことは決して無いのである。
『被害者と加害者との不思議でおぞましい共同作業』
イギリスの大会当局の行った『いじめ』を日本側が抗議しなかったばかりか、事前に行進の人数を制限して協力していた可能性が高い。
『イギリスの日本「いじめ」に加担したマスコミの禍々しい思惑』
何故日本側が理不尽なイギリス側のいじめ(差別待遇)に協力したかの謎ですが、SFホラー小説のスティーヴン・キングの『被害者側の後ろめたさ、引け目、罪悪感』から発生する加害者側との『無意識の共同作業』である。
『日本国内の放射能差別』
震災がれきの広域処理(焼却)は、瓦礫は嵩や重さがかさむので、近場での処理が大原則。
宮城県など地元の既存の設備を使うとトンあたり1万5千円で、焼却設備を新しくメーカーからリースした場合には4万円で、他の分も焼却して稼働率を上げればもっと安くなる。
ところが東京で燃やすと経費が4万円で地元で処理するよりも何倍も高い。北九州などではトンあたり17万円にもなるのですから、言語道断の税金の無駄使い。
放射能の心配が少しもないならゴミとして無駄に燃やすのではなくて燃料として加工して『東北支援』の一環で日本中で一般販売すれば確実な収益が見込める。わざわざ金をかけて燃やすなど言語道断な差別である。
(抜粋)

欧米の日本いじめを誘発した無茶苦茶な野田政権のオリンピック便乗商法 2012年08月07日 | 放射能と情報操作
『衆議院議員 細野豪志 事務所』の名前の7月27日Facebookのつぶやき
細野豪志原発事故担当大臣は、『ロンドンオリンピック日本選手団壮行会で宮城県石巻市と南三陸町の小中学生から選手達に、震災流木のがれきを材料に使った手作りのお守りが贈られました。
写真は同じく震災流木を使用したピンバッジです。』
前代未聞のロンドン五輪開会式からの日本選手団強制退場は、カナダのバンクーバー在住の『木霊の宿る町』さんによると、何と驚くことに、カナダのスポーツ番組・TSNの生放送ではジャマイカ(Jamaica)からヨルダン(Jordan)に飛んでいて、間にあるはずのジャパン(Japan)は、退場場面どころか日本選手団自体が全く映っていない。
それなら、日本選手団の強制退場の事実を知っていたのは日本のメディアだけではなくて全世界規模で知っていたとの、日本人にとってはとんでもない腹立たしい結論になる。
世界中で知らされていないのは善良な一般の日本人市民だけとは情けない。
(抜粋)

福島第一原発事故の損害額はいくらか、幻の半世紀前の政府試算2011年07月12日 | 放射能と情報操作
『経済的に成り立たない原子力による発電』
原発の過酷事故でどれだけの損害を出すのか。
3.11フクシマ事故で突然安全基準値を20倍に拡大したが、以前のままなら汚染地域が日本から失われたのと同じで日本国は縮小した(国土を失った)と考えるべきである。
原発事故は終結していないので全容が不明だが、本当に全てを損害保障したら今の国家予算を遥かに超える。半世紀前の政府報告書によると今の原発よりも遥かに小さい15万キロワット(熱出力50万キロワット)の原発1基でも国家予算の2倍の損害になるとの恐るべき試算が出ている。
『原子炉事故の損害額試算』
日本に原子力発電所が無い半世紀以上前の1960年(昭和35年)、商業用原子炉による発電で過酷事故時の損害試算を行ったが、驚くべき恐怖の数字が明らかになった途端、全て隠蔽。
幻の科学技術庁の試算が当時公開されていれば福島第一のレベル7の身の毛もよだつ未曾有の放射能汚染事故は起きていなかった。60年代、科技庁は国会に要約部分だけを出し、原発事故の被害予測をした事自体を隠蔽、否定している。
半世紀前の科学技術庁の試算を、最初に報道したのは1979年4月9日付け赤旗記事が最初。東海村臨界事故(1999年9月)の直前に極秘データが作成から40年後に公開され、毎日新聞6月16日付け『原発事故損害試算』として報道される。
『後悔先に立たず』
石破茂自民党政調会長『私は本当に反省として思っているのだけれども、1959年に当時の科学技術庁が委託をして研究を行った。』『もしこういう事故が起こったどうなるか。きちんとリポートが出せれていた。』。
『 この大震災、大津波はわれわれに何を教えているんあろうか。』『それは、逃げるな。』『曖昧にするな。』『物事は突き詰めて考えろ。』『世のなかに絶対と言うものは無い。』(★注、翌年9月の自民党総裁選で55%の党員票を集めてトップに立った石破茂ですが、国会議員による決選投票で敗れた結果。3か月後の野田佳彦が政権を放り出したので安倍晋三が棚ボタで首相になっている)
科学技術庁の1960年試算は、東海村に建設する出力16・6万kWの東海1号炉から2%(1000万キュリー)の放射能が漏れた場合、つまりチェルノブイリ事故(190トンのウラン燃料のうち10トン、3億キュリーが漏洩)の30分の1の規模でも、恐るべき地獄絵を描いている。
当時の原発周辺人口は今とは格段に少なかったが、考えられる最善の条件設定でも死者は720人を越え、5000人が障害を起こし、400万人が被曝する被害が出る。当時の大卒初任給が1万円程度だった日本で、被害の総額は1兆円。疎開は1800万人。
短時間で終息しなければ放射能汚染が15万km2被害額は3兆7000億円。国家予算の2倍以上の被害が出るが、隠蔽当時の首相は岸信介だった。現在の福島第一原発事故を正確に予見した研究データを隠蔽した国家存亡の犯罪行為は絶対に許されるものではない。
(抜粋)
人類に対する最初の核兵器使用のヒロシマの悲劇から19年目の1964年10月10日、東京オリンピック開会式で聖火最終ランナーに向かって、国立競技場のグラウンドに整列していた各国の選手団が一斉に駆け寄った驚きの超ハプニング。(驚きの映像は、この写真の直後に起きていた)
2018年10月10日NHKニュースウォッチ9▽発掘スクープ映像! 前回東京五輪開会式で、


『54年ぶりに日の目を見た驚きのスクープ画像』
1964年東京オリンピック開会式の10月10 日は、1966年(昭和41年)以降「体育の日」として親しまれるようになった(「体育の日 」は2000年(平成12年)以降は10月の第2月曜日となる)が、市川崑が総監督を務めて制作された『東京 オリンピック』(第18回オリンピック競技大会の公式記録フィルム)にも、東京オリンピック開会式で聖火最終ランナーに整列していた各国のオリンピック選手団が一斉に駆け寄ったハプニング映像の一部が一瞬だけ写っていた。
ただし、驚きの映像は瞬間だけだったし何の説明も無い。最終ランナーは次の国立競技場の階段を駆け上り聖火台に点火する記録映画のクライマックスに雪崩れ込むので誰も気が付かなかったのである。
半世紀以上経った今回、NHKだけは(他のメディアが一切無視する中で)東京オリンピック開会式54回目の記念日である10月10日夜9時の『NHKニュースウォッチ9』として発掘、驚きのスクープを行っていた。

オリンピック開会式の選手団の入場行進は国名のアルファベット順だが、1964年東京五輪の主催国の日本は最後に入場、その後に整列した各国選手団の前を聖火の最終ランナーが駆け抜ける予定だった。ところが、主催側(日本)がまったく予想しなかったとんでもないハプニングが勃発した。(秩序を重んじる日本選手の全員は微動だにしなかったが)百十数人もの大選手団の南アメリカのアルゼンチンなど世界各国のオリンピック選手団が聖火の最終ランナーを一目見ようと一斉に動き出したのである。
『タブー中のタブー』最も恐ろしい禁忌に(誰も気が付かない様に)密かに挑戦していたNHKのささやかな勇気
国立競技場の7万5千人の大観衆の眼の前で、整列していた各国選手が動き出した瞬間は、市川崑監督の『東京 オリンピック』にも(一秒足らずの短時間だけ)記録されていた。ところが、マスコミは今回のNHKニュースウォッチ9を除き過去も現在も一切報道していないのですから驚きだ。
今回の10月10日『NHKニュースウォッチ9』はその意味では歴史的な大スクープだったのである。(★注、ただし、当該のNHKニュースウォッチ9の放送だけでWeb上には写真一枚ないしもちろん説明文の類もない。証拠を残さず『無い無い尽くし』で押し通すNHKですが、放送した内容の危険性を誰よりもに自覚しているのである)

『マスコミ報道による、歴史の偽造』ヒロシマから19年後の東京オリンピック
今の学校の教科書でもマスコミでも同じで、1964年の東京オリンピック開会の意味とは第二次世界世界大戦の戦火で焼け野原になった日本が短期間に新幹線とか高速道路を建設するなど、高度経済成長と戦後復興の象徴として描かれている。ところが、微妙に意味が書き換えられている。(歴史が偽造されている)
マスコミ報道とか歴史教科書ですが100%嘘でもない。ところが、決して『真実』でもないのである。(真実の断片程度の代物)
10月10日『NHKニュースウォッチ9』が54年ぶりに発掘した驚きの大スクープでは、聖火の最終ランナーに駆け寄ったオリンピック選手たちをアルゼンチンまで行って探し出して貴重な証言を得ている。
(NHKが54年ぶりに掘り起こした証言によると)1964年東京オリンピックの日本人最終ランナーとは、あの人類の歴史的悲劇であるヒロシマの核爆発の1時間半後に生まれていたことに世界のオリンピック選手は大感激。なんとかして、一目見ようとして一斉に駆け寄って記念撮影を行っていたらしい。
なんと、マスコミや有識者たちが54年も隠し続けていたNHKのスクープ映像とはヒロシマの原爆とか放射能被害と関係していたのです。だから、日本のマスコミは挙国一致で沈黙するし、記録映画からも(瞬間の映像だけをアリバイ的に残して)全て抹殺されていた。
『ヒロシマの核爆発の1時間半後に生まれた日本人聖火最終ランナー』
(世界中が知っていたのに、・・・日本人だけ仲間外れで誰一人知らなかった秘密の仕掛け)
1964年東京オリンピック開会式ですが、世界各国の選手団のほぼ全員が日本人の聖火最終ランナーとは、あの人類の歴史的悲劇であるヒロシマの『核爆発の1時間半後に生まれた』ことを知っていた。
なんと、世界中が共有していた『一般常識』程度の話だったのである。
ところが、肝心の日本人だけは世界の例外で、たぶん、放射能タブーに抵触するとの理由で一切知らされていなかった。基本的に無茶苦茶なのである。
『アジア最初のオリンピックを盛り上げるための腹立たしいIOCの演出?』
★注、
欧米(白人)関連諸国以外で初めて開催される1964年東京オリンピックを盛り上げるために、日本側かIOCかは不明だが世界の感動を呼ぶ目的のあざとい演出として『ヒロシマの核爆発の1時間半後に生まれた日本人最終ランナー』が原爆投下から19年後に聖火を持ってオリンピックスタジアムを走る(復興と平和の象徴)感動の映像が考えられたと思われる。
『1日稼働するだけでヒロシマ型原爆数発分の「死の灰」が溜まる原子力発電所』
今回のNHKの行った歴史的な大スクープの目的ですが、『ヒロシマから19年後の東京オリンピック』(日本国のタブーとしての放射能被害)を明らかにすることで、→今まで挙国一致で隠し続けていた『フクシマから9年後の2020年東京オリンピック』(まったく同じ放射能被害のタブー)を暗に告発していると思われる。
1945年のヒロシマ(原爆)は19年後の1964年東京オリンピック時点でほぼ終結していた。
ところが2011年のフクシマ(原発)は民主党野田佳彦が9カ月後に冷温停止状態を宣言し、その1年後の2012年12月16日には自民党(安倍晋三)に政権を禅譲したがメルトダウンして原発地下に落下した核燃料デブリの冷却に1日当たり数百トンの冷却水を注入、同量の汚染水は原発敷地内に貯まり続けている。原発事故は少しも終結していないのである。
フクシマから9年後の2020年東京オリンピック誘致やリニア新幹線建設を決めたのは、マスコミや有識者と政府が必死に隠していたメルトダウンを認めた直後の民主党政権(管直人や枝野幸男)だった。(管直人が失脚し野田佳彦挙が首相になるのはフクシマから半年後)すべては挙国一致の大政翼賛会的な、国家ぐるみの詐欺なのである。

歴史的なNHKの驚愕的スクープの翌日2018年10月11日の毎日新聞オピニオン『原賠額維持は加害者保護だ』
原子力損害賠償制度の見直しを検討してきた内閣府原子力委員会の専門部会は8月、賠償に備えて電力会社に用意を義務づけている賠償措置額の引き上げを見送った。今後、原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)の期間延長を国会に提出する。福島事故後の現実に直面しても事故前と同じとは、どういうつもりか。
1961年に作られた原賠法は、保険会社の「無過失責任主義」「無限責任」が原則だ。賠償措置額(法制定時50億円、現在1200億円)は、事故原因によって、電力会社と保険会社間の責任保険か、電力会社と政府間の補償契約で賄われる。保険会社が払わない損害を、政府が払う。
ところが実際には、原賠制度は手に負えないリスクとコストを業界の外に回して、手に負えるかのように装う虚構の上に成り立っている。
事故は起こらない、仮に起きても賠償処置額を超えることは無いとして、原発を建設し、稼働させた。
地震、津波、噴火などによる事故は政府の保証契約に回されているのも、日本におけるリスクがあまりにも高く、国内外の保険会社が引き受けないからだ。
フクシマ事故では、原子力損害賠償、廃炉等支援機構というトンネル組織が作られ、それを通じて巨額の国費投入と電気料金への上乗せをしている。
他方で被害者は賠償や家賃補助を打ち切られ、避難先からの帰還するように強いられている。
原賠法を制定する直前に旧科学技術庁が日本原子力産業会議に委託した1960年の試算では、原発事故時の賠償額が当時の国家予算の2倍以上の3兆7000億円に上った(1999年6月16日毎日新聞朝刊)。
これを隠した原賠法は制定されたが、賠償処置は50億円として。それ以上は保険業界の手に余ったからだ。試算された損害額はその740倍である。
フクシマ事故の賠償額はすでに8兆6000億円を超えており、事故前に設定された現在の賠償処置額1200億円の70倍だ。
政府が2016年末にまとめた事故の処理費用21兆5000億円は約180倍。50兆~70兆円という民間シンクタンクの試算額は420倍~580倍になる。
こうした賠償処置額を3・11後も据え置きながら、それを最終案には書いていない。審議の冒頭で文部科学省の担当官が口頭で触れただけだ。
据え置きの理由に、支援機構法で『すでに処置が講じられいる』、電力自由化による競争で『事業者負担の予見可能性が無い』、保険業界の引き受け能力に照らして『さらなる引き上げは厳しい』とした。
業界の手に負えないならば原発から手を引くべきで、理屈になっていない。
専門部会で、保険業界は保険金引き上げに、電力業界は掛け金の引き上げに反対して来た。結果は国民負担と被害者の受忍となる。
多数が原発は『国策民営』だから事故を起こした電力会社から国、つまり国民に賠償請求できるとし、異論がない。
原発続行を前提とする最終案は、政府が業界の意をくんだ、なりふり構わない加害者保護で被害者保護の放棄である。
もはや打つ手がないほどに統治能力を失い、原発敗戦へと突き進もうというのではないか。
10月11日 毎日新聞『発言』
本間照光(ほんま てるみつ)
保険会社勤務を経て北海道学園大教授、青山学院大教授。専門は保険論・社会保障論
『半世紀まえの「隠蔽の主犯」は安倍晋三の祖父の岸信介首相だった』
分かり易く『一言』でいうと7年前のフクシマの核事故の発生で日本国は間違いなく『10回ぐらい破産している』。アベノミクスの正体とはネズミ講バブルの粉飾決算で『敗戦』を先送りしているだけ。(憲法改正も集団自衛権もすべてが『猫だまし』で、もはや避けられない『玉音放送』を1日でも忘れていたいだけ。一億総詐欺かトリック)
60年安保条約で知られている岸信介の本当の歴史的な悪事とは、今回本間照光が指摘した科学技術庁の驚愕的数字の隠蔽であることは論を待たない。(新聞は怖がって書けなかったらしい)
『因果は巡る糸車』
いわゆる改革派官僚(満州三スケ)として満州経営に辣腕を振るい、その後は国富の95%を失った第二次世界大戦に日本を無理やり引きずりこんだ東条英機内閣の閣僚でA級戦犯の岸信介は科学技術庁の恐怖の試算をマル秘として隠蔽して、事実上わが日本国の未曾有のフクシマの核事故を引き起こしていた。
事実上2回も日本を破算させた国賊中の国賊、岸信介の孫の安倍晋三ですが、因果は巡る糸車。(小出裕章と同じ京大原子力学科卒の)日本共産党の吉井英勝議員の(2011年フクシマ核事故と同じ危険性を4年半前に指摘した)巨大地震時津波被害の全電源喪失によるメルトダウン事故を想定した質問に対し『原発は安全・安心。何の心配も無い』との無責任答弁を行っていたのである。(★注、第一次安倍内閣の第165回国会で、2006年12月22日 安倍晋三首相が吉井英勝からの原発事故対策の質問に答えた答弁が国会議事録に証拠が残っていた)
(関連記事)
欧米の日本いじめか オリンピック開会式から強制退場 2012年08月05日 | スポーツ・文化

『赤い上着の日本選手団の前に立ちふさがって、行く手を阻む2012年ロンドンオリンピックの係員達』
共同通信のロンドン発8月01日『聖火台点火に立ち会えず 開会式で日本選手団』とのタイトルの配信記事で、『ロンドン五輪の27日の開会式で入場行進を終えた日本選手団が、誘導の不手際から五輪スタジアムの選手エリアに入れず、終盤のクライマックスとなる聖火台への点火に立ち会えなかったことが31日、分かった。』と短く報道している。
オリンピックの取材に日本から大勢の報道陣が詰めかけて、日本選手団の行進は報道した。開会式のクライマックスである聖火の点火式も報道した。ところが何故か開会式会場から締め出される日本選手団の姿は報道しなかったのである。
『貧乏な弱小新興国並みだった地味な日本選手団』
記事上↑の写真を注意して、もう一度よく見て欲しい。
『赤い上着の日本選手団である』との説明が無ければ何時ものオリンピック選手団を見慣れた目には、絶対に日本国の選手団には見えない。通常のオリンピック開会式の行進とは全く違っていることに日本人なら誰でもが気が付く。
日本は貧乏な弱小新興国ではない。
通常なら数百人以上の大集団で行進するが、今回は1割にも満たない40人の小集団。しかも『約40人が参加した日本選手は(体調管理で)最初から帰る予定だった』。
言い換えれば、試合日程などで余裕がある(会場に残れる)選手は聖火の点火式どころかスタジアムを半周する行進さえ参加することが出来なかった。無茶苦茶にも程がある腹立たしい国辱的な話。
『旗手から日章旗を取り上げ全員追い出す』
開会式旗手を優先し2週間も前からロンドン入りした五輪3連覇の吉田沙保里選手から日章旗を取り上げて会場から追い出している。
ロンドン大会は、日本にとっては五輪初参加のストックホルム大会(1912年)から100周年目の大事な節目だった日本選手団は計518名。行進人数少ないので途中から姿を消しても誰も気がつかない。
『人は自分が見たいものしか見えない』
CMで編集する民放とは違いNHKは退場シーンが写っていたが、身に付いた常識や知性に反するあまりに常識外れで無茶苦茶な出来事は『見えない』。
カエサルの『人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。』『 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。』。目の前の不都合な真実が『見える』ことは決して無いのである。
『被害者と加害者との不思議でおぞましい共同作業』
イギリスの大会当局の行った『いじめ』を日本側が抗議しなかったばかりか、事前に行進の人数を制限して協力していた可能性が高い。
『イギリスの日本「いじめ」に加担したマスコミの禍々しい思惑』
何故日本側が理不尽なイギリス側のいじめ(差別待遇)に協力したかの謎ですが、SFホラー小説のスティーヴン・キングの『被害者側の後ろめたさ、引け目、罪悪感』から発生する加害者側との『無意識の共同作業』である。
『日本国内の放射能差別』
震災がれきの広域処理(焼却)は、瓦礫は嵩や重さがかさむので、近場での処理が大原則。
宮城県など地元の既存の設備を使うとトンあたり1万5千円で、焼却設備を新しくメーカーからリースした場合には4万円で、他の分も焼却して稼働率を上げればもっと安くなる。
ところが東京で燃やすと経費が4万円で地元で処理するよりも何倍も高い。北九州などではトンあたり17万円にもなるのですから、言語道断の税金の無駄使い。
放射能の心配が少しもないならゴミとして無駄に燃やすのではなくて燃料として加工して『東北支援』の一環で日本中で一般販売すれば確実な収益が見込める。わざわざ金をかけて燃やすなど言語道断な差別である。
(抜粋)

欧米の日本いじめを誘発した無茶苦茶な野田政権のオリンピック便乗商法 2012年08月07日 | 放射能と情報操作
『衆議院議員 細野豪志 事務所』の名前の7月27日Facebookのつぶやき
細野豪志原発事故担当大臣は、『ロンドンオリンピック日本選手団壮行会で宮城県石巻市と南三陸町の小中学生から選手達に、震災流木のがれきを材料に使った手作りのお守りが贈られました。
写真は同じく震災流木を使用したピンバッジです。』
前代未聞のロンドン五輪開会式からの日本選手団強制退場は、カナダのバンクーバー在住の『木霊の宿る町』さんによると、何と驚くことに、カナダのスポーツ番組・TSNの生放送ではジャマイカ(Jamaica)からヨルダン(Jordan)に飛んでいて、間にあるはずのジャパン(Japan)は、退場場面どころか日本選手団自体が全く映っていない。
それなら、日本選手団の強制退場の事実を知っていたのは日本のメディアだけではなくて全世界規模で知っていたとの、日本人にとってはとんでもない腹立たしい結論になる。
世界中で知らされていないのは善良な一般の日本人市民だけとは情けない。
(抜粋)

福島第一原発事故の損害額はいくらか、幻の半世紀前の政府試算2011年07月12日 | 放射能と情報操作
『経済的に成り立たない原子力による発電』
原発の過酷事故でどれだけの損害を出すのか。
3.11フクシマ事故で突然安全基準値を20倍に拡大したが、以前のままなら汚染地域が日本から失われたのと同じで日本国は縮小した(国土を失った)と考えるべきである。
原発事故は終結していないので全容が不明だが、本当に全てを損害保障したら今の国家予算を遥かに超える。半世紀前の政府報告書によると今の原発よりも遥かに小さい15万キロワット(熱出力50万キロワット)の原発1基でも国家予算の2倍の損害になるとの恐るべき試算が出ている。
『原子炉事故の損害額試算』
日本に原子力発電所が無い半世紀以上前の1960年(昭和35年)、商業用原子炉による発電で過酷事故時の損害試算を行ったが、驚くべき恐怖の数字が明らかになった途端、全て隠蔽。
幻の科学技術庁の試算が当時公開されていれば福島第一のレベル7の身の毛もよだつ未曾有の放射能汚染事故は起きていなかった。60年代、科技庁は国会に要約部分だけを出し、原発事故の被害予測をした事自体を隠蔽、否定している。
半世紀前の科学技術庁の試算を、最初に報道したのは1979年4月9日付け赤旗記事が最初。東海村臨界事故(1999年9月)の直前に極秘データが作成から40年後に公開され、毎日新聞6月16日付け『原発事故損害試算』として報道される。
『後悔先に立たず』
石破茂自民党政調会長『私は本当に反省として思っているのだけれども、1959年に当時の科学技術庁が委託をして研究を行った。』『もしこういう事故が起こったどうなるか。きちんとリポートが出せれていた。』。
『 この大震災、大津波はわれわれに何を教えているんあろうか。』『それは、逃げるな。』『曖昧にするな。』『物事は突き詰めて考えろ。』『世のなかに絶対と言うものは無い。』(★注、翌年9月の自民党総裁選で55%の党員票を集めてトップに立った石破茂ですが、国会議員による決選投票で敗れた結果。3か月後の野田佳彦が政権を放り出したので安倍晋三が棚ボタで首相になっている)
科学技術庁の1960年試算は、東海村に建設する出力16・6万kWの東海1号炉から2%(1000万キュリー)の放射能が漏れた場合、つまりチェルノブイリ事故(190トンのウラン燃料のうち10トン、3億キュリーが漏洩)の30分の1の規模でも、恐るべき地獄絵を描いている。
当時の原発周辺人口は今とは格段に少なかったが、考えられる最善の条件設定でも死者は720人を越え、5000人が障害を起こし、400万人が被曝する被害が出る。当時の大卒初任給が1万円程度だった日本で、被害の総額は1兆円。疎開は1800万人。
短時間で終息しなければ放射能汚染が15万km2被害額は3兆7000億円。国家予算の2倍以上の被害が出るが、隠蔽当時の首相は岸信介だった。現在の福島第一原発事故を正確に予見した研究データを隠蔽した国家存亡の犯罪行為は絶対に許されるものではない。
(抜粋)