裸の大将として有名な、故山下清画伯は、人に会うと「軍隊の位にすると○○だな」と評することで有名だったそうですが、軍隊や警察官と同じように、消防職員にも階級があります。階級は、消火活動や救助活動など、いわゆる部隊行動をとる必要があるため、それを指揮統率するうえで必要なのです。
現在の消防職員の階級は、自治省消防庁が昭和37(1962)年6月に定めた「消防吏員の階級準則」に従って、各市町村ごとに規則で定められていますが、準則が制定された当時の階級は、次のとおりでした。
消防総監/消防司監/消防正監/消防監/消防司令長/消防司令/消防司令補/消防士長/消防士
ときどき新聞等に消防士の階級を、あたかも消防職員を総称するような表現で用いられていることがありますが、実はこれは誤りで、消防士とは、消防職員の階級の一つなのです。【HP「東京消防庁より」】
一般的に使っている「消防士」とは、警察で言うところの「巡査」と意味なんですね。そして、ことばとして馴染みのある「警察官」を消防に置き換えると、「消防職員」が一番当てはまります。
消防職員なんて、なんか堅苦しいように聞こえますね…。同じ意味でも、やはり「消防士さん」と言う方がしっくり来るような気がします。
事務局 農澤
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