消火器の粉末は、いったい何からできているのでしょうか?
現在、主に家庭用に使用されている粉末消火器の主成分は、「重炭酸ナトリウム」や「リン酸アンモニウム」といった薬品からできています。
これらの物質は、燃焼反応で生じる物質と結合することで燃焼の継続を抑制する働きがあることから、油火災や電気火災の多い一般家庭用の消火器に適しているといわれています。
重炭酸ナトリウムは食品添加物や入浴剤等に、リン酸アンモニウムは肥料等にそれぞれ広く使用されているため、人体や環境にもやさしい成分です。
とはいえ、もちろんですが食べることはできませんので、もしも吸入したり目に入ったりした場合は、取扱説明書に従って適切な処置を取り、必要に応じて医師に相談して下さい。
事務局 農澤
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