今が盛りの藤。
これは樹齢200年を超える国道に面した人気の天神藤である。
実は、ここからそう遠くない所、精進河畔公園の奥の方にも私の好きな藤棚がある。
そこへ行くには、国道の脇にある結構急な階段を下りて、しばらく歩かなければならない。
精進川沿いの薄暗いしっとりとした自然遊歩道を、川のせせらぎと野鳥の声を聞きながら5分ほど進むと、明るく開けた場所に着く。
大きく傾いた桜の木の下を抜け、その先に有るのだが、こぞって行く人は少ない。散歩やウォーキングをする人が、ポツポツと訪れる程度である。
子どもたちが小さかった時は、まだ人が多く訪れていたイメージがあるのだが…。そんな、人もあまり訪れない現状だからなのか、どうも藤の手入れが以前より行き届いていない。
これが今花盛りの藤棚である。
あれ?花はどこ?という悲しい姿。こちら側は花が散り気味なのもあるかもしれないけれど。
藤棚なのに、花が下がっていないのである。下がる事が出来ない状況なのだ。棚の上に、枯れ葉などが取り除かれないままたまっている。
チョボチョボと姿を垣間見せる藤の花。
しっかり出来た藤棚なのに、花が可哀想だ。
反対側にはこんなに立派な花房があるのに。
全長30メートル位はあるのでは無いだろうか。
若い人が減り、人手不足が言われる昨今。もしかしたらここの手入れが出来ていないのも、その影響なのだろうか。
藤棚なのに、花が下がっていないのである。下がる事が出来ない状況なのだ。棚の上に、枯れ葉などが取り除かれないままたまっている。
チョボチョボと姿を垣間見せる藤の花。
しっかり出来た藤棚なのに、花が可哀想だ。
反対側にはこんなに立派な花房があるのに。
全長30メートル位はあるのでは無いだろうか。
若い人が減り、人手不足が言われる昨今。もしかしたらここの手入れが出来ていないのも、その影響なのだろうか。
ふと、手入れの行き届かない藤棚から、思考が飛躍して、人の減少による都市の荒廃にまで考えが及んだ一瞬だった。