ジョギング出来るのも今月いっぱいといったところだろうか。
今日は、いつものジョギングコースをウォーキングしてみた。
午後2時45分スタート。ウォーキングを意識して、少し早く歩く。
気温が低いせいか、河川敷を走る人はあまり居ない。それでもいつものコースを往復する間、4人くらいの人とすれ違った。
走る時とは違い、遠くの景色を眺めながら歩く。
いつもは走りながら前方2メートル位先しか見ていない。本当は前方50メートル位のところを見ながら走るのが良いと聞いた覚えがあるけれど、何故か下向きで走っちゃう。顔を隠したいのかも。
ジョギングコースに軽トラックと乗用車が2台停車していた。
河川敷のツツジかハマナスか、雪に備えて冬囲いが始まった様で、縄をかける作業をしている人がいた。
今日は、豊平川の流れる音が激しく聞こえる。
ジョギングコース上に小さな橋が架かっている場所がある。
水の流れを見ようと橋の欄干から川を覗いた。
その瞬間2羽の鳥が飛び立った。
私の頭が急にニョッキリ出てきたので驚いたのだろう。悪いことしちゃったな。
一羽はカモだとすぐわかったのだが、見慣れたマガモでは無かった。飛び立った瞬間翼の一部の青が印象的でマガモより大きいと感じた。カルガモだろうか…。
もう一羽、物凄い勢いで飛び去った真っ黒くて小型の鳥がいた。
あれはカワガラスだろうか。
川にいて黒いからと安易に頭に思い浮かんだ名前。
すっかり姿が見えなくなってしまい、確認の方法も無いと諦めようとしていると、何やら頼りないぴぃぴぃぴぃという鳴き声が聞こえた。
よく見るとたった今すばしこく逃げ去ったのと同じ鳥が、取り残されて鳴いている。
じっくり観察。スマホにも収めた。さっき飛び去ったのは親の方なのか、パートナーなのか。可哀想に鳴き声に応える声も聞こえない。
(真ん中に写っているちんこい鳥です)
しばらくして飛び去って行ったが、その姿が少し滑稽だった。コロンとした身体に短い翼、一生懸命羽ばたいて、やっと飛んでいる姿が可愛らしかった。
帰宅は、ジョギングの所要時間より、15分ほど遅れて着いた。
早速、先程見た鳥を調べてみると、ほぼカワガラスの特徴と一致していた。カワガラスを初めて見ることができて、うれしかった。
たまには散歩もいいもんだ。
ここまでの文章を読み返し、ウォーキングで始まった文章が、散歩に着地して終わっているのに気付いた。
実に自分らしいと失笑した。