最近はかかっても軽症だと言われているけれど、どうなるかなんてかかってみなけりゃわからない。後遺症も、味覚がないとか、呼吸が苦しいとかあるらしいから嫌だな。そう思って気を付けていたはずだったのだけれど、とうとう感染してしまった。
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感染の諸症状は、年齢や基礎疾患のある無し等の様々な状況によっても変わると思う。私の場合のコロナ感染症の経緯を参考になればと書こうと思う。
感染源は恐らく夫と思うが明確ではない。夫が感染していたとして、どこから感染したかもわからない。夫はほとんど家から出ないので、私が外部から持ち込んで感染した可能性もある。
[発症前]11月29日火曜日
その日体調が悪いというほどではないが、お腹を下していた。これが前兆であったのかもしれない。
仕事を終え帰宅し、食後お風呂に入り、翌日が休みであることから少し夜更かしをした。寝る前に少し寒気がしたので、湯冷めしたかなと感じながらあわてて布団に入り就寝した。
[発症日]11月30日水曜日
体調の悪い夫と接触してから3日目の事である。
朝から何だか体調が悪いなと思い熱を図ると、普段は35.5度前後の体温が37度近くあった。日頃熱が出ることの殆ど無い私には、結構つらい初日だった。
熱が高まるに連れ脈打つような後頭部左側の頭痛と喉の痛みに悩まされた。
熱が出ても、基本的にはすぐに解熱剤に頼らず、自然治癒力に任せて、様子を見ることにしていた。脱水症状になることだけは避けたかったので、頻繁に麦茶を飲んだ。
眠って良くなるものならと兎に角眠りに入るも、1〜2時間毎に喉の乾きとともに目覚め、水分を補給してはお手洗いへ行く事を繰り返しながら、眠り続けた。
後から経過が分かるように「日付、時間、体温等」はメモ程度に書き付けておくようにした。
私の場合、発症日の夜が最も熱が上がり、最高37.9度まで上がった。あまり高く無い方だったかも知れないが、それでもやや呼吸も荒くなりそこがピークだった。
この日、発熱対策は冷えピタシートのみで対応していたが、いささか38度近くまで熱があがったので、風邪薬を飲んだら、多少楽になった。薬に含まれる解熱剤の効果だろう。
翌朝、冷えピタシートがカラッカラに乾いていた。
[発症二日目]12月1日木曜日
初日の夜よりは楽になった。
この日、偶然にも息子や娘のコロナ陽性報告をほぼ同時にラインで受けながら、自分も早くハッキリさせなければと、発熱外来のある病院へ予約の電話を入れた。
厚生労働省のホームページで紹介されている病院へかけたが1件目は発熱外来はやっていないという。恐らく現場がひっ迫しているのだろうなと思い、第2候補の耳鼻咽喉科へ電話すると、当日の4時半の予約ができた。
本州に住む娘は、予約がいっぱいで6件も断られたというから、私の場合はラッキーというべきかも知れない。
<発熱外来へ>
夫に頼んで真駒内の耳鼻咽喉科に連れて行ってもらった。
発熱しているということで、到着したら病院の入口前から電話するように言われていた。
通常の入り口ではない裏口から入り検査した。
抗原検査を担当した年配の医師は、検査をする際ちょっとイライラした感じがあった。現場が相当ひっ迫しているのだと思った。
「鼻の検査は辛いよー」と私に声掛けしながら、両方の鼻の穴にそれぞれ長ーい綿棒をさっと入れて検査してくださった。緊張せずに、全身脱力で応じたので、辛くはなかった。
あっという間に検体を持って引き下がり、あっという間に結果が出された。コロナ陽性だった。やっぱりと言う感じ。
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患者と接する時間を短くしようと、医師は早口で質問してくる。
「解熱剤はいる?いらない?」
どうしようかなーとゆっくり考える暇もなく、早くせよというふうに医師は身を乗り出し気味。病院へ行ったときは体温が36度台まで下がっていたので、「不要です」と答えた。
抗原検査の代金は960円だった。
外出したせいか帰宅後再び熱が37度台に上がり、食後また風邪薬パブ○ンを飲んだ。
あれ程恐れていたコロナ感染症だったけれど、いざ実際にかかってみると、“たちの悪い風邪”という感覚だ。私の場合は症状が軽い方なのでそう思えた。参考までに、コロナに感染した医師のブログなどを読むと、連日激務を強い強いられて蓄積した疲労、また免疫力の低下などで、症状が重かったり回復までの時間が長引いたりと、大変そうだった。
コロナの陽性が確定すると、病院からA4のリーフレットを1枚いただくのだが、これが大変大切な用紙だ。生活支援物資を請求するのに必要だし、65歳以上だと健康状態の登録に必要だ。
子供達が生活支援物資を頼んだとそれぞれラインで教えてくれたので、私もQRコードを読み取り、四苦八苦の末、何とか申し込むことができた。
[発症三日目]12月2日金曜日
二日間ほとんど眠っていたせいか、体温は37度前後を行ったり来たりしていたが、頭痛も喉の痛みもほぼ無く、身体的には楽になりやや普通の生活に戻すことが出来た。
ただ、時折大量のタンが絡み咳が出る。
[発症四日目]12月3日土曜日
熱は36度前後。タンと咳は相変わらずだが、体調は良いと感じる。
朝起きた時に、一時全くにおいを感じなくて焦った。世の中が無臭!でも一方で何もにおいがしないのは、限りなく清潔な感じもした。熱があったので、ずっとお風呂に入っていないのだが、清潔にしか感じない。
においを感じづらかったのは、その時位だったので安心した。
[発症五日目]12月4日日曜日
熱は一度だけ測ったら、36.1度。もう、測る必要もない程度になったと感じる。
食事については、発症からずっとほぼ三食軽めに食べていた。
たまたまお野菜や果物を買いためていたので、食材に困窮することはなかった。
夫は病になると先ず食欲から落ちるのだが、私は体調が悪くても、食欲が落ちることはあまり無い。元々食いしん坊というのもあるし、そもそも食べないと病と闘えないと常々思っているので、どんな時も先ず食べる。
それでも1キログラム体重が減った。体脂肪率はどうなったかなと図ってみると、これがほぼ変わらなくてがっかりした。
恐らく寝たり起きたりする生活の中、身体を使わないので筋肉が脂肪になったんだろうなあと思った。直ぐにでも活動したい気分だが、残念ながらまだ療養期間。家で過ごすしかない。
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この日支援物資が届いた。米2キロを含む、総重量10キロは軽く超える様々な食料品等。ありがたい。これで、一人用一週間分。我が家では二人でも食べきれないくらいだ。
[発症六日目]12月5日月曜日
タンが減った分、鼻水がよく出る。体温は平熱。
コロナ感染症の自宅療養期間は発症日を0日として7日間外出を自粛するように勧められている。8日目が療養解除となる。
私の場合は12月8日目が療養解除となる。
もう、自分の身体的にはほぼ大丈夫だが、職場などに行くとなると、未感染の人にとっては全快したとはいえ、まだコロナの菌が残っているのでは無いかと不安にも感じられると思う。その気持ちを配慮しながら、行動していきたいと思う。
ところで、事の発端となった夫だが、コロナであったかどうかも現在明確でない。ただ、私とこれだけ濃厚接触でも発症しないのだから、やはり先に感染していたと結論づけるしかない。
それでもハッキリさせたいので、抗原検査だけでも受けて欲しいところなのだが、本人は動かない。う〜ん…。
遠方の息子や娘も順調に回復しているようで安心した。
今後6ヶ月はコロナに感染するリスクは低いと思って良いのだろうか?変異型が出て来れば、再感染もあり得るかも。いつまで続くのだろうか。
いつまでも続くのだろうなあー。煩わしいことである。