Tの時間

なんでもない日常のできごとや思いのなかで・・

エスプレッソ

2021-06-10 21:55:02 | ポエム&エッセイ

アリさんと子供たちの攻防がしばらくの間続いていたけど
いまは静かになりました
きっと飽きてしまったのでしょう
アリさんの粘り勝ちですね

きょうは一日家にお籠りでした
お天気がいいので毛布を2枚洗濯して気持ちも爽やかに

ふと、エスプレッソが飲みたいなあと思ったけれど
出かけるのが億劫でブレンドで我慢



『エスプレッソ』



 軽井沢のとある珈琲店のエスプレッソ
 それは今までのエスプレッソに対する認識を
 変えるに値するものだった

 カップは当然デミタス カップ
 しかもカップに S・M・L があるとするならば
 超 “ S ” クラス

 中身はと言えばまったりとした珈琲色・・
 どちらかと言えばチョコレート色の液体
 たくさん入っているように見えても
 実は底の方にほんのひとくち分・・
 ひとなめとも言える......

 口に含むと泡のまろやかさと珈琲の苦味とが渾然一体となって大脳を刺激する
 正直すごく苦い
 いままでにない味わい
 これを2杯飲むのは決心がいるぞ・・・

 と思いつつも
 その苦味にクセがなくすっきりしているせいか少しずつ口にしているうちに
 これがほんとの “ エスプレッソ ” なのかも知れないと思い始める

 じゃあいままで口にしていた苦いけれども飲みやすかった “ エスプレッソ ”
 量だってデミタスカップに一杯入っていた
 あれはいったい何だったの ...............
 
 いまになって “ エスプレッソ ” にも色々あることを知る
 何にしても初めての出会いは楽しく驚きがいっぱい
 
                      2005.1,24(月) 記