長女ふゆは結節性硬化症という病気です。
人から言われたことを理解するのが難しく、
覚えるのに人の4倍はかかると思います。
人との関係を築くのが難しく、
聞かれた事はうなずくか単語で答える程度で文章で話もできません。
家ではそれなりに話ができるのですが、
外では意識して、いつも緊張しています。
その子が小学1年生の時、離婚のために
実家の近くの小学校に転入しました。
長女なので小学1年生も初めての事(当たり前かぁ~)
私も娘3人との新しい生活を始めたばかりで必死でした。
小学校から帰る娘は日に日に暗くなっていきました。
「○○ちゃんにたたかれた」
毎日服は汚れ、時々髪の毛の中には砂が入っていて
「ちゃんと止めてって言うんだよ」
「先生に言いつけなさい」
「ふゆもたたかれたら、たたきかえしたらいいんだよ」
毎日同じことを言いました。
私もどうしていいかわかりませんでした。
悩んで、先生に相談すると
「ふゆちゃんは変った子ですね?」
との一言…何の解決にもなりませんでした。
仕事をしていても、今日もいじめられてはいないか、泣いてないかと
心配で心配で、仕事どころじゃない日も何日もありました。
でも、休むわけには行かず、働く人間は私しかいないのです。
保育所はある程度自由で、
ふゆの個性を認めてくれていましたが、
小学校は違います。
集団生活の中で、私が教室まで助けに行くことはできず、
見張っていることもできず、
人質に取られている気分でした。
担任の先生だけが唯一頼みの綱なのに…
養護学級に入れることも考えましたが、
「ふゆは普通の子だ」と世間体を気にする
私の母に反対され、
それも出来ず、
外で同じくらいの子が話をしていれば
うちの子の悪口を言っているんだと思いました。
私も相当病んでいました…
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