書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

書道展覧会作品

2009-07-04 | 書道
こんにちは Reisinです
沖縄では梅雨が明けたようですが、
まだまだ東京は不安定なお天気が続いていますね。

先週土曜日、「大人の書道教室」生徒さんと共に、書道展行ってきました

Reisin出品作品はこちら↓



今回は70cm×205cm×3枚 というサイズでしたが、
文字も小さかったので、大きな作品が立ち並ぶ中では
あまり目立たなかったかなぁとの印象。

残念・・・


展示作品を一通り拝見してみて、

やっぱり次回は大きな文字が書きた~い 
ストレスバンバン発散できちゃうやつ。


生徒さんの一人から、自宅に飾れる作品を作ってくださ~い と言われています。
会場で「これくらいの大きさで」「こんな雰囲気で」とリクエストが。
イメージが膨らみます

次は東京書作展が秋の締切で待っていますが、
それまでの間にインテリア用作品を創ろ~う



同人書作展は明日日曜日が最終日。
是非、見にいらしてくださいね


インテリア書 『美』

2009-06-26 | 書道
こんにちは Reisin です
東京は今年一番の暑さだったようですね。
会社もエコ対策なのか、恐らく節約なんでしょうが()、
エアコンの設定温度が年々高くなり、
また終業の合図と共にエアコンのスイッチが切れ、一瞬「し~ん」・・・
ジワジワと蒸し暑くなってきます。
さて、早く帰ろぅ っと というのが最近の傾向。
会社の思惑にはまっています。


今日は、先日ちょこっと書いてみました小作品お披露目。
私の好きな文字 『美』です。



写真立ては「KEYUCA」(http://www.keyuca.com/products/)にて購入。

今回は、今年1月にお披露目した作品の写真立ての大型版です。
http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=editentry&eid=c83f6951b4a90fe3a0af113b7a92573b

誰かに作品を入れてプレゼントしようかなぁ と思って購入したのですが、
気に入ってしまって結局自宅に飾ってしまっています

シルバーの枠に、うるさすぎない程度に模様が入っていて、
シンプルなのに品も感じられ、個性が強すぎないためどんな作品でも
マッチすると思います。和室でも洋室でも違和感はありません。

『美』  

とは、「羊」+「大」から成り立ち、
肥えて大きい羊は味が良い⇒うまい・おいしい という意味を持ちます。
このほかに美しい(形が良い等)という意味ももちろん辞書には載っています。
いくつかの辞書を調べてみても、「美」はマイナスの意味を持ちません。

形も好きで、息抜きに「美」の文字を色々書いてみたりすることが多いのですが、
しなやかにも、まっすぐきりりとした印象にも表情を変えることが出来る「美」の文字が私は大好きです。


実は私の母は「美恵子」と言います。「美」という文字を書くたびに、
むか~し、よく父が「見栄っ張りの美恵子」とか、
「美に恵まれるなんてたいそうな名前だな」なんてからかったりしていたことを思い出します。
母は美に恵まれる、そして私の本名「理恵」は理に恵まれる、
どっちも親の期待がずっしりの名前ですね。


今、段々と三十代も残り少なくなり、「美」について強く意識するようになりました。
もちろん若いときも「美しくなりた~い」と思ったりしましたが、
今は努力なくしては「美」を手に入れることは出来ないということを実感しています。
外見だけでなく、うちから外から、どうしたら「美」しくなれるか。
日々考えて生活しているようにも思います。

毎日この「美」の文字を見て、「大丈夫?頑張ってるかい?」と自分に問いているReisinでした。


―長恨歌― 白居易 その2

2009-06-21 | 書道
こんにちは Reisinです

東京は朝から大雨でしたが、夕方になってようやく雨があがりました。
まだまだ湿度何%~ という湿気を感じますが、
明るくなってきた空を見ると気分も明るくなってきます。

さて。

本日はいよいよ今週24日、水曜日から開催される同人書作展を前に、
白居易の「長恨歌」について。その2です。
前回は白居易について簡単にお話しましたが、今回は詩の内容に触れてみたいと思います。

前回に続き今回の内容は、冬に参加した野々下先生
(※詳しくは、日本教育書道藝術院HPをご覧下さい⇒http://www.shodou.co.jp/
の“長恨歌ゼミ”でいただいた資料はじめ、ゼミ内で紹介された
「マンガ中国の歴史④玄宗皇帝と楊貴妃」中公文庫
     

他資料をもとにしています。


「長恨歌」とは、7言120句からなる詩で(作品創りは苦労しました‥)、
中国唐の時代の玄宗皇帝(685-762)と楊貴妃(719-756)の恋を詠んだ歌
とされています。
玄宗皇帝とは、618年~約300年続くこととなる唐王朝の第6代皇帝。
楊貴妃とは玄宗皇帝の側室の一人でした。

玄宗皇帝は則天武后によって混乱した前代の政治を改革し、
「開元の治」と呼ばれる治世により、唐の絶頂期をもたらします。
学芸の奨励、官制の改革、富国強兵‥等等 安定した政治は、
治安がよく、村が栄え、民の安定した暮らしが保たれていました。

しかし、広い中国大陸。
国をまとめるのは至難の業ですね。
纏まっていると見えた時代でも、目の届かない地方では
徐々に権力を持つものが現れます。

玄宗は則天武后の従兄の孫娘だった武恵妃を寵愛し、
4人の子をもうけていましたが、妃は737年に亡くなります。

憔悴した玄宗でしたが、
玄宗の18番目の息子寿王の妃であった玉環(後の楊貴妃)を見初め()、
離婚させた後、自分の妃としたのでした。
745年、玉環は後宮で最高の位となる「貴妃」となり、楊貴妃が誕生します。

楊貴妃というと、皆さん何を連想しますか?
絶世の美女?わがまま?ライチが好物?(※私の楊貴妃に対する印象)
玄宗が息子を離婚させてまで手に入れたわけですが、
どの資料にも美人を否定するのもは見つかりません。
美人であったことは確かなようです。
長恨歌の中にも“眸をめぐらして一笑すれば百眉生じ 六宮の粉黛顔色なし
(目を動かして笑うと大変な魅力が出てきて、六宮のどの女も見劣りがした)”
とあります。
しかし、楊貴妃については、様々な憶測と言い伝えがあるものの
はっきりとした根拠が乏しく、資料がほとんどないのが現状のようです。

楊貴妃に溺れるにつれ、玄宗皇帝は政治がおろそかとなり、
李林甫や楊貴妃の身内であった楊国忠に政治をまかせていました。
李林甫亡き後、地方を取り仕切っていた安禄山と楊国忠の間で乱がおき
(安史の乱)、玄宗一行は長安の都から脱出する身となります。
しかし、脱出の途中、馬カイ駅という宿場で、護衛兵士が叛乱を起こし、
楊国忠を惨殺、楊氏一門の処刑を求め、
やむなく玄宗皇帝は楊貴妃を処刑することとなったのです。

自分が寵愛する妃を自らの手で処刑する‥ その苦しみと妃亡き後の空虚感。
長恨歌は、楊貴妃に玄宗皇帝が溺れていく様子から、安史の乱で都を離れ、
妃を失うこととなった悲しみ、幾年もの苦しい日々、
最後には夢の中で幻の楊貴妃に出会う-- 

“天に在りては願はくは比翼の鳥と作り 
地に在りては願はくは連理の枝と為らん
(天上では比翼の鳥となり、地上では連理の枝になりましょう)”

このような誓いを述べたにも関わらず、二人が天上と人界に隔絶された恨みは
耐えることが無いだろう と結ばれる長恨歌。

美化と誇張が施されたとも言われている長恨歌ですが、
大いに話題性のある玄宗皇帝と楊貴妃といった二大スターを取り上げ、
歴史と恋愛を盛り込んだ詩の内容は現代においても人々の心を捉えています。

こうして私が1300年も前の唐の時代を想像し、
ブログに書き綴るまでに興味そそられるものとして残されているとは。

21世紀に書かれた作品が、23世紀頃に皆に読まれているようなことは
あるのでしょうか。想像できませんね。


随分長くなってしまいました。
長恨歌は800文字以上の長文なため全文を載せることは出来ませんでしたが、
展覧会に足を向けていただく上で、少しでも鑑賞の手助けとなれば嬉しいです。
私もブログに載せるとなると適当なことは書けないので()、
色々資料を見直し、復習が出来ました。
密かにまた長恨歌を書きたい気分が盛り上がっています。


27日(土)、昼過ぎまで大人の書道教室を行い、
その後そのまま皆さんと六本木に向かいます。

楽しみでーす。皆さんも是非いらしてください


顔真卿の書

2009-06-18 | 書道
こんにちは
 
ここ一週間、風邪で体調を崩し(ようやく、昨日から復調)、
数日前からは膝が痛くて自転車をこぐのもままならないといった 
老化現象みられるアラフォーReisinです


同人書作展をいよいよ来週に控え、
長恨歌について語りたい‥ と思いつつも、パソコンを開く気力が無く、
ようやく5分前にパソコンの電源を入れました。

趣味の一つであるみずほ銀行ホームページでロト6の当選番号を確認し、
(もちろん、当らず ) ブログページへ。

今日は、サクッと顔真卿について。
顔真卿 をサクッですってーーーー と眉間にシワが寄っちゃったりするであろう皆様も多いはず。
書道を勉強する人にとっては、避けては通れない書家の一人ですね。

今日は、仕事の後、てくてくと学校へ。
専門科の授業の日です。最近、残業もほとんど無いので、
学校のある御徒町に早々到着。
駅前ドトールにて空腹なお腹にアイスオレを一杯。
前は喫煙でモクモクだった店内も今は禁煙席と区別が出来、
快適に一息つきました。仕事後の授業では、いつもお腹が鳴っちゃうんですよね

専門科での顔真卿「争坐位文稿」の授業も今日を含めてあと2回。
専門科は3ヶ月(6回)で課題が変わるので、今日が5回目ということですが、
5回目では到底顔真卿を知ること、身につけることを不可能です
難しい‥ 授業の最初に宿題の臨書が張り出され、先生から一人ずつ批評。

私の作品は「ぎぇ~」 へたくそ。
家で書いている時は、結構気分良く書いているのですが、
墨量全然足りず、一番ひょろひょろで顔真卿からはかけ離れすぎている~ 
なんでしょ、この臨書は

という感想です。
顔真卿の書の深み、重量感、きれいに纏まっていないようで微妙にバランスがとられている書。
どれもキャッチ出来ていない臨書となってしまいました。
まだまだ練習不足を実感です。
次回はいよいよ最終回。
倣書の宿題も出たし、もっともっと顔真卿を修得しないとです。


はぁ~ 

最近、体調のせいなのか、ジメジメとした気候のせいなのか、
色々気分が落ち込むことが多いReisinです。
が、やっぱり書に向き合い、無心になることが一番のストレス解消のようです。


皆さんも、ジメジメの梅雨をふっとばせーーー
でストレス発散いたしましょう。

―長恨歌― 白居易 その1

2009-06-04 | 書道
こんにちは Reisinです

梅雨が近いのか、なんだかジメジメ湿気が多い今日この頃。
髪の毛が短くなって、くせっ毛が全快です
「ぁれ?パーマですか?」 って、何度も言われちゃったりしてます。

さて。

本日の話題は今月24日から開催されます同人展の出品作品としました
『長恨歌』作者の白居易にまつわる話題です。

今年の1月、私は在籍する日本教育書道藝術院で年に一度開催される
「長恨歌ゼミ」に参加しました。その際にいただいた資料や先生のお話、
その他資料をもとにお話します。


作者である白居易は、名を「居易」、字を「楽天」といいます。
名は本名、字とは雅号のようなもので、ペンネームとでも言いましょうか。
ちなみに。多くの方がご存知の詩人杜甫や李白、杜甫の名は「甫」、字を「子美」
李白の名は「白」、字を「太白」と言います。

白居易(772-846)は、唐(618-907)を四期(初唐~盛唐~中唐~晩唐)に
わけると、中唐の時代を代表をする詩人です。
河南省に生まれ、75歳のとき洛陽で亡くなりました。
生まれた年、772年は、李白の死後10年、杜甫の死後2年、
日本ではあと20年で平安京遷都という時代です。
なんだか歴史の教科書を思い出しますね。
「鳴くよ鶯平安京」の時代です。

白居易はとにかく頭がめちゃめちゃ良かったんです―
ゼミの資料によると、「生後6・7ケ月で「無之」の二字の意味を知った」
「5歳で初めて作詩を学ぶ」‥等驚きエピソード。
半信半疑ではあるものの、実際、
二十代で郷試に及第、その後あっという間に進士に及第しています。
35歳の時には、制挙(天子みずからの試験)の試験を請け、
四位で及第したとなっています。どれだけ勉強したんでしょうね。

私が以前はまっていた浅田次郎さんの『蒼穹の昴』の前半にも
科挙の試験が主人公の運命を変える見所として盛り込まれています。
小説とわかっていながらも、何ページにもわたる試験会場の様子、
描写は読者の私が気分が悪くなりそうなほど。
想像を上回る過酷な状況で試験が行なわれていたことと思います。
知識と努力のみならず、何日にもわたる試験に耐えうる体力、
全てが備わっていなければ及第することは出来なかったのでしょう。

中国の歴史を題材にしたお話ではよく登場する「科挙制度」。
隋(580年)~清(1905年)までの約1300年間続きました。
政治や経済、文化等様々なものが中国から日本に伝わってきましたが、
残念ながら科挙制度が日本に取り入れられることはありませんでした。
身分に関わらず(一部、賎しい職業等は受験出来ず)、
努力次第で将来が保障されるという、実力主義の世界。
中国から広まらなかったのが不思議です。

最近、日本の政治界では世襲議員が云々と取り上げられていますが、
科挙のような実力主義の試験が政治家にもあったなら‥ とも思ってしまいます。
世襲議員であっても、豊富な知識と政治家としての実力・天性が備わっており、
国民のために頑張っている人なら問題ないと思います。私個人の意見としては。


‥と。話が、白居易からどんどんずれてしまいましたが。


とにかく。
そんなに賢い頭脳をもった白居易が詠った『長恨歌』とはどんな内容だったのでしょう。
同人展も近づいて参りました。
ゼミのお陰で、今年も沢山の『長恨歌』作品が出品されているようです。
詩の内容に触れてから会場で作品を目にしていただけると
いつもよりもうちょっと楽しめるかもしれません。


次回は『長恨歌』の詩について触れたいと思います

第29回 日本教育書道藝術院 同人書作展のお知らせ

2009-05-31 | 書道
こんにちは Reisinです

本日は、『第29回日本教育書道藝術院 同人書作展』のお知らせです。

     

会期:平成21年6月24日(水)~7月5日(日)
   午前10時~午後6時〔入場締切 午後5時30分〕
    ※初日は12時開場 休館日6月30日(火)

会場:国立新美術館
    東京都港区六本木7-22-2
    TEL:03-6812-9921

※入場無料です


今回、私の作品は、白居易『長恨歌』
サイズは横70cm×縦205cm×3枚ものです。
800文字以上の長文のため、いつものような大きくストレス発散ーーー
とはいかない作品創りでしたが、いつものReisin作品とは違う雰囲気を
見ていただければと思います。

『長恨歌』についてはまた次のときに。

見に来てくださいね~ 


第一回 大人の書道教室

2009-05-30 | 書道
こんにちは Reisinです

生憎のお天気ですが、本日は記念すべき「大人の書道教室」開催日でした

参加者3名。
マンションの集会室をお借りしての授業。
15畳ほどの和室にテーブルを並べ、皆さんには正座をしての授業を
受けていただきました。広々、のびのびです。

皆さん、筆を持つのは10年以上ぶり。
もっと経っているかも という状況でした。
以前使っていた筆を持ってきた方、娘さんから筆を借りてきたという方、
何にも道具が無いんです という方。
練習用にご用意した真っ白な筆に墨を含ませると、
すぅっと筆が黒に変化し、さぁ準備万端です。

今後のスケジュールが定まっていない中、何を題材にしようか と迷いましたが、
やはりまずは、子供たちの授業と同様に「永字八法」の練習を行なっていただきました。

皆さん、予想以上の出来栄えです

十人十色という言葉どおり、三人三色。

作品の取組み方、文字の雰囲気、書くペースや呼吸。
自分がこの中の生徒の一人だったら、どんな感じなのかしら と
空想してみたり。もちろん、生徒さんの動作には集中していましたよ。
一瞬ですよ、空想は


はじめは緊張で手が震えた という方も、次第に緊張がほぐれ、
半紙いっぱいに「永」の字を書き上げました。
他の2名の方から一斉に「見違えた―」 という歓声。

それが嬉しいんですよね。
2時間程度の練習で全然文字が変わります。
初心者の方ほど、その成長は目覚しいと思います。
短い時間で自分の文字が変化していくことは、
小さなことかもしれませんが、自分の成長が目に見え、
また、努力の成果が感じられます。
何歳になってもその感激は心地よいものです。


皆さん、笑顔笑顔で授業を終え、これからも引続き習いたい ということでした。
私もとても楽しい一時でした。

とりあえずは月1回、来月は27日(土)に開催することとなりました。
生徒さんの一人は、自宅学習もしたいということで
「早速帰りに筆を買いに行きます」とのこと。
お手本も忘れずに持ち帰りました。

月1回では中々上達するのは難しいと思いますが、
まずは楽しいと感じられること、
次にもっと上手になりたいという向上心があれば、
変化は必ず現れます。
月2回、3回‥ のご希望があれば、いつでも喜んで








書道教室 開催 =大人編=

2009-05-25 | 書道
こんにちは Reisinです

パソコンが最悪な状態で、今もいつ固まるかわからない状況…
買い換えようかと、ビックカメラ有楽町店で下見をしてきました。
新しくなりましたら、もっと頻繁に更新したいと思います。
毎日、ブログを見てくださっている皆様、更新していなくてごめんなさい。


今週末、土曜日、初めての大人書道教室を開催します
お手本の準備も進んでいます。
ただ、パソコンが全然駄目駄目なので、資料が作れません。
手書きとするか、巧みな話術()でお伝えするか。

また、後日状況をお知らせします
お楽しみに~


あ… またパソコンが熱くなってきた… そしてビービー鳴ってきた…
限界です…… 


一歩を踏み出せ… 書道教室

2009-05-10 | 書道
こんにちは Reisin です

本日も気持ちの良い五月晴れ。
ゴールデンウィークの遊び疲れでこの週末はのんびり。
二十代の時のように無理は禁物ですからね

昨日、美容院に行き、何年かぶりで髪をばっさり
少年のようになってしまいました
気分転換で初夏を楽しみまーす


さて。

私の二人の姉は、英語やヨガ教室、ワイン会等を行なっています。
そんな二人の姉達は、書道教室をやりたい と思いつつ、
なかなか一歩が踏み出せない私にとっては見習うべき姉達です。
自然に人が集ってくる という人柄も羨ましいなぁ~ なんて。

姉にはいつも「とりあえず、始めないと」と言われます。
ストレートな目力に、この勢いが私に足りないのかしら… と。


来週末は、私の会社の方々と一緒にワイン会に出席します。
単にワインを飲むだけでなく、目で見て、鼻で感じて、舌と心で楽しむ。
今からとっても楽しみです
益々ワイン好きになって羽目を外さないように注意しないと。
後悔先に立たず ですからね…

今月から始める大人の書道教室。
まずは「とりあえず、始めないと」 の第一歩かな。

最初から完璧なんて出来ないのかもしれません。
でも、子供たちに教えた時だってあんなに楽しかったじゃん

楽しさを忘れないうちに。
第一歩が、第二歩、第三歩…  と進んで行きたいと思います。

将来の夢は、一家で習い事会社設立

…なんて、想像するのはタダですから




書道教室 最後の授業

2009-05-02 | 書道
お久しぶりです、Reisinです

あっ!!!!!!  という間のゴールデンWEEK
皆さん、どんな連休を過ごされているでしょうか。

嬉しいですねぇ~ 意味も無くワクワクしてきます。
“時間がある”ということが心に余裕を与えてくれるからなのでしょうか。

私はここ一ヶ月、6月下旬に控えた同人書作展の作品創りで身も心もボロボロな生活をしておりました…

今回の作品は白居易の ―長恨歌―
文字数多いです~~  一作品を書き上げるのに3時間程度。
集中力を維持するのがいかに大切で、大変かを実感した創作期間でした。

昨晩、ようやく提出してまいりまして、
今日は、心から“ほっ”とした休日を過ごしております。


さて。
先月のことになりますが、最終回となった書道教室の子供たちの写真を掲載します。
右が甥っ子の進君、左が友達の智君です。4月から四年生になりました。



今回、お父さんの海外転勤による引越などの関係もあり、
書道教室を続けることが出来なくなり、最後の授業となりました。

毎月のクラスは、日本教育書道藝術院の児童版の課題に取り組み、
昇級審査へ提出しておりましたが、最後の授業ということで
写真のように、色紙作品を作ってみました~ 

子供たちの性格が如実に現れた作品創り。
いつものように、授業の半分は基礎練習をし、
「じゃ、色紙に書いてみる?」と提案すると…

進君は一発勝負。 たっぷりと筆に墨を含ませ、一気に書きました。
ちょっと、「友」の右払いが跳ね上がり、楽しそうに飛び跳ねている「友」になりました。
色紙は銀の背景に白い丸枠があったため、
右払いのとき、進君はその枠を気にしてしまったようですが、
それが魅力にもなり、元気な作品が出来上がりました。
特に、一画目の横棒は素晴らしい


智君は色紙に着手するまでに何枚も練習。
一筆一筆緊張した面持ちで取り組んでいる姿を見ていると、私にも緊張感が伝わってきます。
納得するまで準備し、練習する心意気は見習わなくては と思いました。
そして、色紙に一画目を引いてみると…
書道を始めたときには私が何度も「もっと太く!もっとのびのび!」と
声を大にしていた彼もこんなに堂々とバランスの良い文字が書けました
コツコツ続けることが知らないうちに力になっていますね。


私が子供の頃に比べると、公立の学校でも、随分書道の授業が少なくなっているようです。
受験勉強には必要ない科目なのかもしれませんが、
心を養うという意味では、書道の魅力を伝え続けなければいけないと感じています。
少しでも筆を持ち、集中力を養う時間、気持ちを発散させる時間を持つことが
彼らにとって少しでもプラスになっていることを祈ります。


そして。 
今度は大人の書道教室を開催しまぁす
以前からずーーー っとリクエストされていたのですが、ようやく。

とりあえず、お験しでやっていただき、
楽しかったら継続させましょうというなんともゆるゆる企画なのですが

知らなかった自分の興味や魅力に出会えるかもしれません
私だって「ちょっと書道教室でも通ってみるか」と学校に電話をしてから早15年。
あっという間に魅力に取り付かれたことを考えれば、何がきっかけになるかはわからないですからね。
私がそのきっかけをつぶしてしまわないよう、楽しく書道に取組める授業を目指します。

では。皆様、素敵な休日をお過ごし下さいませ

展覧会のお知らせ

2009-03-22 | 書道
こんにちは Reisinです

パソコンの調子が悪く、なかなか更新が出来ませんが、
今日は近日に迫った展覧会のお知らせを致します。


七回忌記念大渓洗耳遺墨展/第33回日本教育書道藝術院書作展



会期: 平成21年3月31日(火)~4月5日(日)
    午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)
会場: 東京セントラル美術館


今回の書作展には私は出品しておりません。
出品者は主に師範取得を目指して頑張っている方々。
私もかつては出品し、初めて賞をいただいた時の嬉しかった気持ちは
今でもはっきり覚えています。
年々、作品のレベルが上がっており、
私達ベテラン組ものんびりしていられません。
新鮮な気持ちを忘れないためにも、この書作展には必ず足を運ぶようにしています。

そして、今回は故大渓先生の遺墨展が同時に開催されます。
心惹かれる作品に出会えること必須。
今からドキドキしています。

皆様是非足を運んでくださいませ


東京書作展 選抜作家展 

2009-02-23 | 書道
こんにちは Reisinです
とっても寒い東京でした。皆さん、体調管理大丈夫ですか?

私は土曜日まで3泊4日の台湾旅行へ行って来ました。
台湾旅行記はまた次回
前回、「また次回」としたままの「長恨歌ゼミ」についても、後日必ずアップします


本日は、現在開催中の東京書作展選抜作家展について。
前回のブログで書かせていただきました 三好達治 ―朝だから―




文字数がまあまあ多い詩のため、文字も小さい作品です。
全体の写真を取ってみたところ、なにがなんだか… 
あまり雰囲気も伝わらないので、斜め撮りで。

作品のサイズは、全紙2枚分、約70×270cmです。

反省点としては、文字数が多く、文字があまり大きくない作品のなかで、
もっと伸びやかに、生き生きとした作品に出来ればよかったなぁということ。
ややおとなしく納まってしまったように感じました。

作品はその時時のこころの内が表れます。
作者の性格も、気分も、色々なものが知らないうちに反映し、
その作品を目の前にすると、今の自分と向き合っているようにも感じます。


おとなしく納まってしまった作品=おとなしく納まっている自分。


心穏やかであることは幸せと感じると共に、
もっとおおらかに、もっと激しく、厳しく 人生に向き合っていることを感じられる作品を作りたいとも思ってしまいました。


当作品展は、今週26日まで。
東京都美術館では、他にも魅力的な展示が行なわれています。
私は、選抜作家展を見た後、専門学校美術展と、
東京藝術大学美術部卒展を覗いてみました。

以前も同じ時期にやっていたので見たことはあったのですが、
圧倒的な作品の迫力に声を失うほど。
「すっご~い」 と見とれてしまいます。
是非、残りわずかではありますが、選抜作家展に足を運ばれる予定の方、
こちらもオススメです。

若者達のPOWERをもらいましょう




公募 東京書作展 選抜作家展2009 のお知らせ

2009-02-09 | 書道
こんにちは Reisinです

ご紹介が遅くなってしまいましたが、
今月20日より東京都美術館において東京書作展選抜作家展が開催されます。



  会期:平成21年2月20日(金)~2月26日(木)
     午前9時~午後5時(午後4時30分入場締切)
      ※但し、初日は午後1時開場、最終日のみ午後2時入場締切

  会場:東京都美術館他地階第2展示室
  主催:東京新聞
  


今回、私が書かせていただいたのは、
三好達治の詩―「朝だから」


なんだか、可愛い題名だと思いませんか?

「朝だから、何??」 という好奇心から目が留まりました。

毎回、展覧会に足を運んでいただいた方から、
内容を事前に聞いておけば良かったという声をいただきますので、
詩文をご紹介したいと思います。


「朝だから」

朝だから鶏が鳴く
焼野ヶ原のここかしこ
じゃがいも畑や麦畑
穂麦のみだれたむかふから
人の住む窓も見えない遠くから 丘の上から 窪地から
まだうす暗い煙突が 倒れかかって駆け出しさうな草の上
夜ののこりの影の上
夜をひと夜蝶のまねした月見草
もうおやすみ
この朝あけを知らぬふりしてゐる気なら
私はどこを歩きませう
向ふの土手に山羊が仔山羊をつれて出た
夜をひと夜露をふらして輝いたあと
あさぎの空にぼんやりととりのこされた一つ星
もうおやすみ
朝だから鶏が鳴く
この朝あけを知らぬふりしてゐる気なら
いつそ蜜蜂になるがいい


(神保光太郎編 『三好達治詩集』 ㈱白凰社より)


お時間ありましたら、入場無料です

是非見にいらしてください

銀杏を見上げて

2009-02-02 | 書道
こんにちは Reisinです
死に絶えそうなブログの更新となっていますが、本人はいたって元気です

インフルエンザの予防接種が効いているのか、
馬鹿は風邪引かないが実証されているのか…(

1月25日、今更の映像ですが。
東京駅から歩いて数分、皇居前の銀杏です。
日本教育書道藝術院の同人会新年会に行った際にパチリ



秋には、こんなだったのに… 淋しくなってしまって…

 

私は冬があまり好きではありません。
寒くて、どんより暗くて、行動力も低下します。
寒くて暗い朝、電車の中で日の出を拝んだ懐かしい日々。

私の実家は結構通勤に不便で(ご存知の方は強く頷くはず)、朝早い部署だった頃は、
冬は真っ暗なうちに家を出て、電車で陽が昇るという毎日を送っていました。
そんな生活を続けているうちに、冬が嫌いになったと言っても過言ではありません


でも、そんなどんよりな冬だからこそ!
こんな銀杏の枝の間から、まぶしく差し込んでくる太陽を見ると、
うわぁ~ とモリモリPOWERが出てきます

この日は、陽が出ていたので随分暖かく感じました。
人は太陽の陽を浴びてこそ、元気に生きることが出来るんだと実感しました。


そして、新年会では珍しくビンゴが当りました。
年末から、今まで出会った事の無かったくじ運が私に傾いてきています。
なぜ? ちょっと恐い… 慣れないことが続くと、妙に不安になってしまう貧乏性…


現在、書道は「長恨歌ゼミ」で悪戦苦闘中。
あと3回でゼミも終わり、作品を仕上げなければなりません。
時間があれば、筆を持ち、夜な夜な紙を広げながら目眩を起こしています。



長恨歌は、また次回



…まだ、寝ませんよ。
これから、我が家の夕食です。遅っ。太る

インテリア書―2009.01.12

2009-01-12 | 書道
こんにちは Reisinです。

今日は東京も小雪まじりのイマイチのお天気
それでも三連休、のんびり体を休め、ジム&書道ばかりのお休みでした。
お正月休みから、なんだかダラダラとした生活を引きずっています…

昨日、こんなものを作ってみました。



5.5cm×5.5cmの小さな写真立てに入れてみました。
水色の紙は、以前知人にプレゼントした命名書に使った紙の残りです。
意外にぴったりと、水色が素敵でしょ

自分の好きな文字を、詩を、こんな風に気楽に書いて、飾ってみても
結構“サマ”になるものです。
お子様が書いたものも味が出て、思った以上に素敵ですよ。
是非、挑戦してみてはいかがでしょうか