書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

書道展 行ってきました!

2010-11-04 | 書道
こんにちは Reisinです

少しずつ、木々の葉が色づき始めています。
この前まで猛暑なんて言葉が飛び交っていたのに、
あっという間に秋も深まってきているのですね。

時間は進んでいる・・・・・


文化の日、どのように過ごされましたでしょうか。
私は予告通り、展覧会巡りをしてきました。

お言葉に甘え、会場の写真を掲載させていただきます


<第二回『墨水會書作展』>





せっかく素敵な作品が並んでいるのに、
作品が競い合うように多数飾られていたり、
大きすぎる作品が多かったり、
残念 と思ってしまう展覧会もあるのですが、

墨水會書作展の作品は、
作品どうしが邪魔せず、会場スペースと作品数、大きさがとてもしっくり合っていて、
会場に一歩踏み入れると、「わぁ~ 素敵」と言葉が自然に出てくるような
そんな気持ちの良い空間でした。

仮名交じり作品が多数出品されていたのですが、
「これ、好き」というものがいくつもあり、
大変勉強になりました。

今日の専門科の授業でH先生がおっしゃられた―“小作品ほど実力がわかる”

今回の展覧会で多数出品された小作品。
小さい画面上でどれほどの魅力を放てるか の勝負はごまかしが効かないものです。

この写真の会場のように、目のまん前まで近づくことが出来、
穴があくほど見つめられても逃げられない作品達。

そんな真正面から勝負しなくてはいけない展覧会において、
「これ、好き」なんて人に思わせるとは… 素晴らしいなぁ

沢山のお気に入り作品の中で、
2枚目の写真、右から2番目の作品 ―祈― は特にひきつけられました。
黒っぽい表具の作品、見えますでしょうか。
見えなかったら、是非会場で見ていただきたい。

書かれたご本人にも感動の思いをお伝えしたのですが、
この作品は「祈」の文字の魅力に加え、
表具がまたどんぴしゃ というくらいぴったりマッチしています。

絵を書いてイメージを表具師の方にお伝えしたら、
こんな風に出来あがってきたというので驚き

あんな風に自分の作品を作り上げていただけたら、感動で泣いてしまうかも。
表具師の方と自分の感性が一致すると、最高の作品に仕上がるのですね。



私はまだまだだな と実感させられると共に、
勉強することが山ほどある と身が引き締まる思いでした。
関心ばかりしていられませんね。
考えていても、上手くはなりません。
こうしてブログを書いているだけで昨日の作品達を思い出し、
感動しているだけでは上手くなりません。


血となり、肉となった感動を、作品に吹き込まなくては。



もう一つの作品展は、また後日。

あと一日、働かなくてはなりませんので、今日はこの辺でひとまず