五月に日本教育書道藝術院の研究科を卒業し、
半年間学校の授業は受けていませんでしたが、
本日より専門科のクラスを受講することになりました。
学校は、本校舎と西校舎の二つの校舎があります。
一般コースと師範養成科は西校舎だったのですが、
長い間本校舎の研究科に在籍していた私は、
本当に久しぶりに西校舎で授業を受けました。
一瞬、数年前の夢中に授業を受けていた頃の様子が頭に浮び、
懐かしさがぐぐっと込み上げました。
あの頃頑張っていたから、今の自分があるし、
今も書道が好きで入られるんだわぁ・・
さて。
初の専門科の授業は「趙之謙集」。
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本を開くと、こんな雰囲気・・・
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中国清の時代(日本では江戸時代~明治時代の頃)の書です。
これを臨書していきます。
臨書はあまり得意でない・・・
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子供の書のお手本書きをしているから、
どうしても半紙目一杯に文字が大きくなってしまう・・
「でかっ
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なんだか似ていないし、段々苛々してくる・・
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でも。
我慢して何枚も何枚も臨書を続けていると、
もともと自分の持っている雰囲気とは違う雰囲気の文字が
書けるようになってきます。
テキストの文字がとても魅力的に見えてきて、
なんとか近づきたくなってきました。
難しいから集中すると、脳も活発に運動するらしいし、いいことずくめかもしれない
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でも、やっぱり一日目の書きあがりは
とても写真におさめる気にならず、
とりあえずテキストの写真掲載でごまかしてみたりなんかして・・
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私はスケジュールが定まらず、当分の間、Aクラスに出たりBクラスに出たりします。
そのうちお会い出来ると思いますので、その時はヨロシクね!
因みに、力強い楷書のヒトツの表現として、趙之謙の楷書好きです。
私は濫觴作品でも、楷書が上手く書けず、ずっとスランプから脱出できずにいるので、今回の臨書で少しでも出口が見えたら嬉しいなと思っています。
それにしても、趙之謙は難しいですね…