人間という生き物の内に隠れた悪性
先日、カナダの知人が、当地でもコロナが蔓延して大変らしい。
マスクはもちろん品切れの様だが、トイレットペーパーが買い占めされている、関係ないと思うけどどうしてだろうと、疑問を感じていたという。
よくよく考えてみるとスーパーなど行くとトイレペーパーの並んでいた棚はすべて空きになっていることを思い出した。
日本でも何故かトイレットペーパーが買い占めされているらしい。
もう四半世紀も前になるだろうか、買い占めされてトイレットペーパは日本から姿を消したことがあった。
今回は高額なものがわずかに残ってはいるが、ほとんど姿を消したといっていい。
スーパーや客相手の商店やその他の箇所の係員はほとんどが手袋を着用しだした。
これは己が自衛のための処置ではあるが、コロナ細菌の拡散に一役買っているという事を肝に銘じておく必要がある。
受け取った品物に付着していた菌が手袋に付着し,その菌は手袋を介して不特定多数に拡散するという事、
己が手袋で防御できた代わりに、手袋に付着した菌が次々に人の手に渡っていくという事である。
人間という生き物、己さえよければ他人がどうなろうと全く関知しない、鬼畜の様な性根を内に秘めて生きているんだなあ~って、今更ながらつくづくと感じている。
人間の性根ってやつは矢張り性悪説が正解なんだなって、つくづくと思い知らされている。
まだトイレットペーパー程度で収まっているからいい様なものだろうけれど、買い占めが食料などに及ぶと殺し合いが始まってもおかしくないなあって、
人間という生き物の性根の恐ろしさを思い知らされている。
ところが、トイレへ行ってみると、監視強化の張り紙がある。
その横にトイレットペーパー盗難の文字が読める。
何とも人間という生き物、浅ましいものだとつくづく情けなくなってしまった。
マスクを買い占めた輩は己は一安心、買えなかった奴は感染して死ね、というのが心の内に潜んでいるという事であろうが、
これとても無事であるのはオリンピック開催までの命。
国内のコロナがたとえ全部駆除できたとしても、オリンピックの開催で一挙に新たな菌が、世界中の菌が一挙に国内に持ち込まれる。
内弁慶の日本の政治屋や官僚の外交関係を見ていると、明らかに保菌しているとわかったものでも、入国を認める可能性さえ残されている。
結果がどうなろうとオリンピックは強行するだろう、メンツともいえないメンツのために。日本人の半分が罹患しても、強行するだろう。
外国の有力者が保菌の疑いがあるとき、断固入国を拒否できるか、とても無理だろうな、なあ~なあ~で入ってしまうだろうな。
内弁慶の政治屋や官僚どもでは防ぎきれまい。
コロナ蔓延で国が滅びようともオリンピックは開催することを強行しよう。
そんなことにはならないと、先を見通せない政治屋や官僚どもは高をくくっているだろうが、日本の笊防疫では何とも心もとないコロナ騒動ではある。