こんばんは。
最近ごぶさたしてましたね。
一週間以上ぶり???
はー。その間私は怠惰でしたよと。
あ、美術館2つ行った!
ブリジストン美術館の野見山暁治展と国立新美術館のモダンアートアメリカン。
野見山さんの方は私の理解の範疇を越えていて、さっぱりー、でした笑
割と抽象絵画にはなれたと思ったんだけどなー・・・
少しショックでした。ほんのすこーし。
んで、以前からわくわくしつつもなかなか行けなかったモダンアートアメリカンの展示に行ってきたのです!
わかりやすすぎるっ!!!
てか、授業でまさに同じところやってたので、めっちゃわかった!
授業の内容を実物で復習、みたいなね。。
でも、内容は全体的にリージョナリズムの絵画が多かった印象。
メインがエドワード・ホッパーだからなのか。
アメリカ絵画を理解する上で、その土壌を築いた2つの絵画潮流について言及しておく必要があるでしょう。
1つは、西欧的前衛絵画。
これはアメリカでアーモリー・ショーという西欧前衛芸術の展示が行われたことが原因なのですが。
ここで、アメリカでも前衛芸術が花開くわけです。
ちなみに、それ以前のアメリカ絵画も同様に西洋の追随で。
印象派、特にモネに影響されてジヴェルニーに渡った画家も多かったそうな。
まあ、当時それほどアメリカで美術教育が普及していなかったという事実もあるのですが・・・
とにかく、完全にヨーロッパを追う感じの潮流が1つ。
そして、それに反発した流れが、地方主義(リージョナリズム)の作家たちです。
彼らは、アメリカ独自の絵画を模索し、様々な手法を試みてきました。
その代表的な作家が、エドワード・ホッパーなのです。
他にもベン・シャーンとかが有名。。。
彼の作品の特徴と言ったら、もう「アメリカン・シーン」ですね。
これはリージョナリズムの主要なテーマとなります。
他にもアメリカ独自の社会問題を取り扱った絵画「サッコ・ヴァンゼッティの受難」(ベン・シャーン)がリージョナリズム、というかアメリカ絵画のジャンルとして位置づけられますね。多分笑
まあ、ざっくり言ってしまえば、西欧追随と独自模索の潮流があったってことです笑
そこで、ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコなどの抽象表現主義作家の登場により、
アメリカ絵画は不動の独自性を獲得し、現在NYがアートの聖地となるような状況に至るわけです。
いやいや、しかしホッパーの絵は光がすごくいいですね。
なんか、暖かい光なんだけど、どこか登場人物にものさびしさを感じる・・・
彼の絵の独自性です。アメリカン・シーンの光。
しかーし!
今回ぼくが注目したのは、ロックウェル・ケントという画家の作品でした。
何が新しかったかと言うと、彼は風景画を描いたのです。
同時代の他の画家の風景画に比べて彼の作品のアメリカ性と言ったら!
とにかく、アメリカ絵画をこんなに早い段階で確立していた彼に脱帽です。
ロードローラーや岩肌むき出しの山、そこにアメリカ的風景が描かれたように思えます。
あくまで、今回の展示で観れた画家の中では、ですけど。
要チェックです。
ポロック以前のアメリカ絵画においては、ぼくの中で「アメリカン・シーン」が先行しすぎていて、
正直、自然のことなんかまるで蚊帳の外でした笑い
でも、実は自然が重要な要素だったみたいで、自然の対象を抽象化したオキーフなんかは落ち着いていていい作品でした。
アメリカ性を感じたかどうかは別として。。
(というかむしろヨーロッパ前衛の影響が・・・)
じゃあ、自然を対象にした絵画の多くは西欧追随の絵画だったのかな。
そんな気がするなー。。。
そんな中、ロックウェル・ケントは手法はまだまだ西欧のものでしたが、
主題選択の点でアメリカ性を追求できたんでしょうね。
西欧とアメリカの融合が彼の作品から力強く伝わってきます。
あー・・・長くなった笑
hona-☆
最近ごぶさたしてましたね。
一週間以上ぶり???
はー。その間私は怠惰でしたよと。
あ、美術館2つ行った!
ブリジストン美術館の野見山暁治展と国立新美術館のモダンアートアメリカン。
野見山さんの方は私の理解の範疇を越えていて、さっぱりー、でした笑
割と抽象絵画にはなれたと思ったんだけどなー・・・
少しショックでした。ほんのすこーし。
んで、以前からわくわくしつつもなかなか行けなかったモダンアートアメリカンの展示に行ってきたのです!
わかりやすすぎるっ!!!
てか、授業でまさに同じところやってたので、めっちゃわかった!
授業の内容を実物で復習、みたいなね。。
でも、内容は全体的にリージョナリズムの絵画が多かった印象。
メインがエドワード・ホッパーだからなのか。
アメリカ絵画を理解する上で、その土壌を築いた2つの絵画潮流について言及しておく必要があるでしょう。
1つは、西欧的前衛絵画。
これはアメリカでアーモリー・ショーという西欧前衛芸術の展示が行われたことが原因なのですが。
ここで、アメリカでも前衛芸術が花開くわけです。
ちなみに、それ以前のアメリカ絵画も同様に西洋の追随で。
印象派、特にモネに影響されてジヴェルニーに渡った画家も多かったそうな。
まあ、当時それほどアメリカで美術教育が普及していなかったという事実もあるのですが・・・
とにかく、完全にヨーロッパを追う感じの潮流が1つ。
そして、それに反発した流れが、地方主義(リージョナリズム)の作家たちです。
彼らは、アメリカ独自の絵画を模索し、様々な手法を試みてきました。
その代表的な作家が、エドワード・ホッパーなのです。
他にもベン・シャーンとかが有名。。。
彼の作品の特徴と言ったら、もう「アメリカン・シーン」ですね。
これはリージョナリズムの主要なテーマとなります。
他にもアメリカ独自の社会問題を取り扱った絵画「サッコ・ヴァンゼッティの受難」(ベン・シャーン)がリージョナリズム、というかアメリカ絵画のジャンルとして位置づけられますね。多分笑
まあ、ざっくり言ってしまえば、西欧追随と独自模索の潮流があったってことです笑
そこで、ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコなどの抽象表現主義作家の登場により、
アメリカ絵画は不動の独自性を獲得し、現在NYがアートの聖地となるような状況に至るわけです。
いやいや、しかしホッパーの絵は光がすごくいいですね。
なんか、暖かい光なんだけど、どこか登場人物にものさびしさを感じる・・・
彼の絵の独自性です。アメリカン・シーンの光。
しかーし!
今回ぼくが注目したのは、ロックウェル・ケントという画家の作品でした。
何が新しかったかと言うと、彼は風景画を描いたのです。
同時代の他の画家の風景画に比べて彼の作品のアメリカ性と言ったら!
とにかく、アメリカ絵画をこんなに早い段階で確立していた彼に脱帽です。
ロードローラーや岩肌むき出しの山、そこにアメリカ的風景が描かれたように思えます。
あくまで、今回の展示で観れた画家の中では、ですけど。
要チェックです。
ポロック以前のアメリカ絵画においては、ぼくの中で「アメリカン・シーン」が先行しすぎていて、
正直、自然のことなんかまるで蚊帳の外でした笑い
でも、実は自然が重要な要素だったみたいで、自然の対象を抽象化したオキーフなんかは落ち着いていていい作品でした。
アメリカ性を感じたかどうかは別として。。
(というかむしろヨーロッパ前衛の影響が・・・)
じゃあ、自然を対象にした絵画の多くは西欧追随の絵画だったのかな。
そんな気がするなー。。。
そんな中、ロックウェル・ケントは手法はまだまだ西欧のものでしたが、
主題選択の点でアメリカ性を追求できたんでしょうね。
西欧とアメリカの融合が彼の作品から力強く伝わってきます。
あー・・・長くなった笑
hona-☆
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