Taga_castillo

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DC 5-6V→13V (DC-DC Conv)の製作

2013-01-02 17:47:42 | 電子工作
7MHz用のQRP送信機とSS-40受信機の電源は12Vのバッテリや12~13VのACアダプタを利用すれば問題ありません。ただ、手元に友人からもらった6Vのバッテリが1個あるし、USB端子から5V1A程の電源が取り出せるので、これらを12~13Vに昇圧してやればQRP用には使えそうです。
探してみたところ"PSS3-5-12"という小型のDC-DCコンバータが見つかりました。Vin=5~9V、Vout=12~15Vで最大3Wとのことなので、15V出力としても200mAの出力がとれそうです。
バッテリ(6V)とUSB端子(5V)の両方を利用できるようにするためには、間違って両方接続した時にUSBへ逆流しないようにしないとUSB側の機器を壊してしまう等問題がありそうです。ダイオードを入れれば簡単なのですが、SBD(ショットキーバリアダイオード)でも順方向電圧が0.3~0.4V降下するので、DC-DCコンバータの入力電圧5Vに届かないことになってしまいます。
やむを得ず、USBからDC-DCコンバータに直結することを考えて、以下のような回路(写真付)にしました(バッテリ端子とUSB端子は、回路図と写真では上下逆になっています)。



つまり、USBケーブルを接続してもUSBの5Vを利用する時は、バッテリ側のコネクタをUSB用(内部にジャンパあり)に変える必要がある訳です。これで、間違ってUSB側の機器を壊すことはなくなりますが、若干の手間がかかることになります。

[参考資料、検討事項]
1.昇圧DC-DCコンバータ(PSS3-5-12)のデータシート
2.USBコネクタのピン配置資料

7MHz-CW(QRP)送信機の製作

2013-01-02 14:05:16 | Ham(RX,TX,Ant)
3年程前のCQ誌(2009年7月号)に、JF1RNR(今井さん)の「オリジナルの7MHz CW送信機を作ろう」という記事が紹介されており、付録としてプリント基板が付いていました。(まだ、マルツパーツ館でプリント基板と部品のセットが手に入るようです。)
さっそく作りましたが、若干手直しをしました。まず、送信周波数がX-talでスポットだったことから、VXOにしてほぼ7000~7030kHzまで出力できるようにしました。そして、発振段と終段の間は同調回路とパッドを入れ、アンテナの切り替えにリレーでなくダイオードを使ってみました。
アンテナの切り替えにダイオードを使ってみたものの、受信機とアンテナを直結すれば何とか聞こえる弱い信号が聞こえなくなってしまうことが分かったので、リレーでアンテナを切り替えるように戻してあります。



VXOのところは、7030kHzのX-talを購入し、コイルはFCZ1R9とミニインダクタ(33μH)を直列に接続、バリコンは昔使ったジャンクの150pFを使っています。多少の調整は必要ですが、これで7000.4~7028.0kHzまでカバーできています。また、段間にFCZ7を入れて同調をとり、その後に3dB強のパッドを入れて発振段と終段との間の影響を少なくしています。
ケースは、バリコンが大きかったのでタカチのYM-150(150x40x130mm)を使っており、以下の写真のように組みこんでいます。



上側がフロントパネルで、左からVXO用バリコン、Opr-Cal切り替えSW、パイロットランプです。リアパネルは、左から受信機用BNC、キー(電鍵)、受信機用電源出力、入力電源、アンテナ用BNCの各コネクタです。
プリント基板上は、左側にX-talとFCZ1R9及びミニインダクタがあり、段間のコイル(FCZ7)はプリントパターンの都合から斜めに置いています。なお、追加の穴あけは1mmΦのドリル歯を使い、パターンのカットはカッターナイフで行ないました。
発振周波数の安定度を上げるため電圧レギュレータを使っていますが、7810と大きめのものを使っているので放熱板は付けていません。

[参考資料、検討事項]
1.「オリジナルの7MHz CW送信機を作ろう」CQ誌2009年7月号(JF1RNR)
2.VXO回路
3.ダイオードによるアンテナ切り替え回路(不採用)、回路図は以下を参照