和田寺だより 

住職のよもやま話し

三遊亭楽団治「笑顔で子育てを」

2009年05月23日 | 和田寺だより

午後から篠山市PTA総会がありました。今年は長女の通う中学校の副会長にあたっております。我が子のことですし、地元の子どもたちに関わることなので何とかお引き受けしました。学校は今日、インフルによる休校措置が解除されたものの集会は中止かなと油断してましたが参加者全員がマスクを装着し、入り口で手を消毒して会合が開かれました。舞台のあるホールで会合がありましたがマスクだらけの会場は異様でした。

総会後、同会場で講演会があり三遊亭楽太郎師匠の8番目の外弟子さんでアマチュア落語家の三遊亭楽団治さんの講演と落語がありました。これだけ聞けばごくありきたりの講演会のように思いますがおもしろいのは数年前まで本当に小学校と中学校の教員さんだっとことでプロも顔負けの軽妙なトークと教員時代の経験から独自の子育て論を展開され笑いも交えながら実にうなづける内容が多く面白い講演でした。定年前に辞められてから噺家、講演家として活躍されてます。今の保護者の考え方が随分昔と変わってきたと苦言を呈されていました。モンスターペアレントと呼ばれる人たちとも反目せず教師や保護者や地域のみんなが手を携えてこどもを伸ばしてゆくことが大事だと仰ってました。多くのお母さん方が疲れている、また不機嫌なことも多く笑顔で子どもたちとむきあえていない、お父さんと子どもの会話が少なすぎるとも。(統計では働き盛りのお父さんとこどもが平日にことばを交わす一日の平均時間は何と3分にも満たないというデータがあるそうです。)

子育ての講演につづいて、高座を設営して落語を披露いただきました。演目はPTAの会合らしく「子はかすがい」でした。落語をライブでじっくり聞くのは初めてでした。アマチュアとプロとの違いって何だろう・・・・・話術も巧みで味もあっておもしろい。プロと変わらないと思いました。

楽団治さんのホームページはhttp://www.wac2.net/~raku/ です。ご覧ください。

地域で講師をお探しの方におすすめします。講演会もきっと面白いお話しになると思います。