大型の台風12号は紀伊半島を中心に全国各地に大雨による大きな被害をもたらし、死者行方不明者もあわせて90名を超えている。
テレビなどの報道を見ていると、まるで3.11の悪夢をまた見ているかのようである。
日本は、四方を海に囲まれた島国であり、また四季を存分に楽しめる位置にもある。
海の恵や川の恵、山の恵に象徴されるように、大自然の恩恵を十分に受けている。
しかし、常にそれと隣り合わせにあるのが大自然の驚異なのでもある。
今回の台風災害でもまた、高さ9mの堤防を乗り越えた川の水が人家を襲い尊い人命や財産を奪ったのである。
「備えあれば憂いなし」というが、物の備えだけでは何ともならないことが3.11台震災や今回の大型台風でもまた示されてしまったのである。
まず、身の安全を確保すること(どこに、どのようなルートで避難すれば安全なのか?)、このことについては、日常生活の中で確立しておかなければならない一番重要なことであり、私自身も社員も同様の避難ルートをもう一度確認しておかなければならないと思っている。