元バドミントン世界チャンピオンの新沼博江(旧姓湯木)さんがガンのために、62歳という若さで他界された。
世界選手権を4度制覇し、2002年には日本選手では初めて世界バドミントン連盟の殿堂入りも果たしている。
歌手の新沼謙治さんとはバドミントンが縁で結ばれ、大船渡ではたびたび講習会を行ったりまた、お二人の冠大会が毎年開かれていたのである。
新沼博江(旧姓湯木)さんの現役時代の強さは、今でもその道の方々の語り草になっている。
ずいぶん前に一度、プライベートのゴルフコンペがあり、ご一緒させていただいたことがあるが、バドミントン選手からの予想とは違い、ずいぶん控えめで夫である新沼謙治さんをやさしく立てていたことが印象的であった。
新沼謙治さんは、震災以来何度も郷里の大船渡に足を運び被災された方々に一生懸命励ましたり支援されていた。
想像するに、その当時はおそらく奥様は病状に臥せっていたにも拘らずそんなことはおくびにも出さず行動されたことはだれかれが出来るものではないと思うし、被災地に対する奥様の心遣いも合ったのではないかと思っている。
今は、ただただ心からご冥福をお祈りするばかりである。