社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

プレッシャーに打ち勝つ!

2011-09-09 08:21:36 | Weblog

 自分のプレーに不安を抱くと、それによってマイナス思考に陥りやすくなり、悪いほうへ悪いほうへと考えてしまいがちになります。特に試合で負けていたりすると「残り後5分しかない」とか「最後の1回しかない」とネガティブに考えてしまいます。

 すると余計に焦ったり、不安になったりします。そこでそうならないために、自分の思考をプラス思考にしていくポジティブシンキングという方法があります。

 この方法は、普段の生活の中で常にプラスに考えたり、物事に対して楽観的に考えたりするように練習し、運動やスポーツの場面にも応用していくやり方です。

 「もうダメだ、間に合わない」とか「怒られたらどうしよう」と考えるのではなく、「まだ大丈夫、余裕で間に合うよ」、「まだ怒られてもいないのにそんなこと考えてもしょうがない」と達観した思考を常に考えてみてください。

 すると、試合でも「まだ、5分も残っている」、「まだ1回残っている、チャンスはある」とポジティブに考えられ、気持ちが楽になります。

*以上「みんなのスポーツ・子どもに必要なセルフ・コントロール」より

 

 プレッシャーを感じるのは、決して子どもだけではなくむしろ大人のほうがいろいろなものを背負っているが故にそれを強く感じることのほうが多いと思われる。

 確かに、トップアスリート達の多くはそれぞれ独特の人間性というか、一般に人にはなかなか理解できないものを持っている。 良し悪しは別として、勝負に対しては常に自分勝手(常に自分が主、という発想)なのである。

 結果についても、負けることなど到底頭にないのであり、私の中学時代の卓球大会で女子の選手たちが必要のないと思われる余分な風呂敷を持って来ていたので、「何に使うために持って来たんですか?」と聞いたことがある。

 答えは簡単明瞭、「帰りに優勝カップと賞品を包むためだよ!」と、大会の帰りのイメージまでしっかり出来ていて凄いとしか言い様がなく、私は開いた口が塞がらなかったのを今でも鮮明に覚えている。

 また、私の中学時代は、入部以来我が大船渡一中の先輩達が県内で負けた場面をほとんど見たことがなく(県大会男子11連覇・女子7連覇)、勝つことしかイメージにないので試合でプレッシャーを感じたことはなかった。常勝の伝統というものはこういう事かと後から思ったのである。

 ポジティブな考えは、何もスポーツに限ったことだけではなく、特に3.11大震災以来被災地にいる私たちにとっても今一番大切なな考え方であると思っている。

 もちろん現実は、裏づけとなるものがなければなければ、なかなかポジティブには行かないのであるが私たち卓球人にとっては、卓球を通してものの考え方を前向きに捉えられるよう行動していかなけらばならないと思っている。