はじめに、東京OPブログ中、熊谷翔也選手(花巻北中)を菅原と誤ってしまい、お詫びして訂正する。
さて、過日県知事が県議会での質問に応じて、正式に2016年(平成28年)2順目岩手国体を開催すると発表した。
3.11の大震災により開催が危ぶまれていたが、競技団体はもちろんのこと県内の市町村や経済界などからも強い開催要望もあり、民意が熟したとの判断である。
どのような形の大会開催になるのかは別として、被災地では初めての国体開催であり、全国からの注目を集める大会になることは間違いないのである。
十分な施設整備もままならないと思うが、それに対して日体協では従来の基準にとらわれない対応をするとの考え方であり、今までの状況とは全て違って新しい国体を見直す機会になるのかもしれない。
何よりも、震災から5年後に開催される国体なので、「絆・再び被災地に目を向けて頂きたい」との陸前高田市長の発言にもあるように、この3.11大震災は年月が経てば忘れられてしまうのではないかという懸念が本音の部分でもある。
被災地では、「WASURENAI 3.11」というフレーズが、そして「絆」が頼りなのである。
*震災後の大槌町