昨日の3.11を契機に、あの東日本大震災の復旧から復興へ新しい一歩を踏み出すことが求められている。
しかし、そのためには国自体の今まで以上の抜本的な援助が欠かせないのである。
住む場所・働き場所が、近々に確保されない限り復興とは名ばかりなのであり、被災者の不安はいつまでも払拭されないのが本当のところである。
震災から早一年が過ぎてしまったのであり、未だ依然として復興への槌音が聞こえてこない現状は、ただただ焦りや不安から、徐々にあきらめに変わって来ているのである。
政治に対する不信感はますますつのるばかりであり、誰が被災地を救ってくれるのだろうか?
東北人は、我慢強いのが特徴でもあるが、それは通常でのことであり、現在は日一日と限界に近づいて来ているからなのである。
現地では、復興に向け一歩を踏み出そうと努力している元気な人たちも多くいるのも確かである。
しかし高齢者や、病気などで健康に不安のある方々にとっては、とても辛い日々なのである。
「新たな一歩!」を踏み出すには、最低10年ぐらいのスパンでの取り組みが必要だと実感している。
道ははるか遠いかもしれないが、それでもみんな手を携えて、共に未来への希望に向かって歩んで行かなければならないと思っている。