社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

国体強化!

2012-04-11 07:52:32 | Weblog

 先頃の総会において、2016岩手国体少年男女の一次強化指定選手が発表されたが、県の卓球協会として強化を図っていくにはいくつかの問題がある。

 一つは、人的なものである。

 強化指定選手を全国のランク入りを最低目標に設定するとすれば、毎日それなりの強化練習が必要であり、県の協会として月に何回かの合宿を組んでいけば着実に技術力はアップしていくに違いないが、それは強化指定選手それぞれの学校行事や様々な条件から到底不可能なことなのであり、別の手立てを講じなければならないのである。

 あるいは、月1回程度の強化練習会が可能となっても、そのほかの練習のほとんどはその所属する学校や地域でのものであり、県卓で委託する招聘コーチの目が届かないところなので、いかにその期間中身の濃い練習ができる環境を整えるられるかに懸かっている。

 このことにより、強化指定選手には日々密着してコーチングができる学校や地域での人材が不可欠なのである。

 二つ目は、お金である。

 前段の書いたことを実行することを考えれば、当然莫大な経費が発生するのであり、コーチ招聘に関してだけでも1年間で約150万ぐらいかかると試算され、男女で約300万が必要となるのである。

 このほか、県外遠征などを企画すればさらに経費がかさんでいくのであり、震災前の予定では国体強化のための予算の多くは、県から拠出される予定であったがこれもほとんど当てにならなくなったところである。

 県の卓球協会とすれば、国体強化のためにだけ全予算を向けるわけにも行かず、大変苦慮しているところなのである。

 以上の大きな2つの懸案をクリアしていかない限り、岩手の国体上位入賞はありえないのであり、この難局を打開していくためには県卓球界の結束とその取り巻く環境の方々からの支援も頂かなければ解決しない問題なのである。

 ぜひ、皆様のご支援ご協力を仰ぎたいと思っている。

 

 

 

 *朝のウオ-キングコースの一つ盛川河川敷