社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

子ども達のやる気!

2012-04-18 08:27:42 | Weblog

 昨日の続きになるが、全国大会への布石はその県予選の約1年前にさかのぼる。

 当時、私は低迷していた母校の大船渡第一中卓球部に大学を卒業直後から一人の先輩として練習の相手をしていた。

 その後4月から、正式にスポ少のコーチになった私は、男子の子どもたちに「明日からトレーニングをしよう、朝何時でも良いから集まれる時間になったら一緒にランニングをしよう」とある日の練習後に話した。

 次の日の朝である。外で自転車のベルが何度も鳴るので、何事だろうと目を覚ましたが、まだ外は真っ暗であったがそこには中学生が4~5人いて、「先輩走りに来ました」と言われたが何のことかと一瞬思ったが、時計を見ると未だ4時半ではないか。

 まさかこんな朝早くに来るとは思いも見なかったのであり、急いで着替えその後子ども達と10kmぐらい走ったのを今でも鮮明に覚えている。

 子ども達は自転車で15分も要する距離を集まったのであり、おそらく自分の家で起床したのは4時ぐらいだったのではないかと想像する。驚き千万である。

 奇跡の逆転勝利にはこんなエピソード(布石)があったのであり、純真な子ども達の思いや努力と潜在能力には驚かされると同時に、優勝の瞬間はなんともいえない戦慄さえ覚えたのである。

 また、この決勝戦では13-20からの逆転劇と共に、同じくセットオールの3-11からの逆転とラストでは前年の県シングルスチャンピオンに対してセットオール21-19の大接戦を制したゲームもあったことを付け加える。

 だそくだが、その中学生諸君は今年50歳を迎える。

 みんなますます元気で頑張ってもらいたいと思っている。