社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

県中総体卓球競技!

2011-07-22 08:47:51 | Weblog

 県中総体卓球競技が、16・17日県民体と同期日で久慈市民体育館で開催された。

 今年は震災の影響で、日程や会場が変更になりいろいろな部分で影響が大きかったようである。

 男子団体は、花巻北中が石鳥谷中との花巻対決を3-2、しかもラストもセットオールの11-9と、決勝戦としてはまれに見る大接戦の末制し2年連続3回目の優勝を決めた。3位には2枚看板の猿沢中、4位には巻堀中が嬉しい入賞を果たした。

 一方女子は、今年度から大野第一と第二が統合された新生大野中が注目を集める中、いよいよ宮古一中との決勝対決となった。

 戦前では、被災地宮古一が大野に対してどこまで善戦できるかどうかと思っていたが、宮古一中のチームは強い気持ちで大野に立ち向かって行ったのである。

 前半は1勝1敗の対で、勝敗のカギを握っている3番ダブルスは案の定大接戦となったが、宮古ペアが踏ん張り3-2で大野ペアを下し後半戦に入った。

 4番は大野が3-0で勝ち、いよいよ勝負はラストの宮古主将でエースの小川対大野も2枚看板の一人実績のある松浦であり好勝負が期待されたが、ここは小川が実録を発揮し3-0で松浦を下し3年ぶり3回目の優勝を勝ち取った。

 被災地宮古一中が優勝したことは非常に驚きであった。

 全国中学選抜を目標に猛練習を続けてきたチームにとって、3,11は本当につらい出来事だったに違いないし、それからの練習環境や子どもたちの精神状態を考えるとこの優勝はとてつもない偉業といえる。心からおめでとうと言いたい。

 もう一つこの優勝の陰には、ベンチワークのしたたかさも垣間見れるのであり、それはチーム戦でエースで主将の選手を5番に置くという究極のオーダーだったからである。

 ある意味、誰しも(多くの監督やコーチ)がこのオーダーを考えるが、「ラストまで回らなかったら後悔する」とかが頭をよぎりなかなか決断できないのが普通なのである。

 おそらくは、監督・コーチと子ども達の信頼関係やチームとしての完成度が高かったのだろうと推察する。あっぱれ!である。

 しかし、敗れた大野も宮古一に負けず劣らずの力があることは周知の通りなので是非東北大会では全国を目指してがんばって欲しいと思っているし、高校男子の専北も高田に敗れはしたが、その後立ち直り東北大会では全国大会の出場権を勝ち取ったのである。

 男子個人戦は、大方の予想通り大槻・皆川の猿沢対決となったが、今回は大槻が0-2からの大逆転劇で皆川を下した。3位には村上(高田一)、4位には高橋(石鳥谷)が入賞した。

 一方女子個人戦は、今年の中3は黄金時代と呼ばれ将来有望な選手たちが多くいる年代であるが、優勝候補の筆頭高橋梓海(大野)が準決勝の今野実紗季(大船渡一)に2セットを落としただけで、決勝も昨年と同組合せの佐藤(東山)を3-0と圧倒的な力で下し2連覇を遂げた。

 もう一人の3位には、準決勝で佐藤に2-3ともう一歩まで迫った松浦(大野)が入賞した。

 私事になるが、今野実紗季(大船渡一)の母親も中総体で同じ3位に入賞しており、母親を指導した私にとっては非常に嬉しい知らせであった。しかも実力者の高橋から2セットを奪う活躍で東北大会が楽しみである。

 また、ベスト8に入賞した菅生美桜(花巻)も小学校時代は今野や金野美喜(大船渡一・東北大会進出)と大船渡で一緒に練習をし私もボール上げなどをしていたし、母親も教え子であり本当に2重に嬉しいことである。

 そのほかにも男子個人戦には、佐々木・松坂(大船渡一)の二人も出場、合計4人の教え子の子どもたちが活躍する姿は、まるで孫の活躍を見ているようで何ともいえない嬉しい気持ちになるのである。

 ガンバレ孫達!

 


第63回県民卓球競技!

2011-07-20 08:40:14 | Weblog
 第63回県民体卓球競技が、奥州市水沢総合体育館で7月16日、17日の両日開催された。

 今年の大会は、震災の関係から日程も伸び会場も大船渡市から急遽、奥州市に変更になったが当地の協会長さんはじめ関係者のご協力の下開催することが出来大変感謝している。

 さて、大会成績だが男子は一関市Aが5年ぶり2回目の優勝を果たし、女子は一関市Aが増沢薫(東北学院大)の活躍で嬉しい初優勝を成し遂げた。

 一関の皆さんには特に今度の震災で特段の後方支援を頂いたことに感謝申し上げると共に、念願の男女総合優勝を心から祝福したいと思っている。

 また今大会では、県内各地から選手役員として参加された多くの方から震災のお見舞いの言葉をかけていただいた。

 感謝すると共に、これからますます復興に向けて頑張って行かなければならないと強く心に誓ったところである。

 そして、今大会では震災の復興に向けて奥州市ではユニフォームに表紙と同じ文言「一心合力」「不撓不屈」を印して絆をアピールし、我が大船渡チームも復興に向けて頑張る意味のフォームを身につけ男女とも準々決勝まで進んだが、なんとも練習不足はいがめなかったが頑張る姿はお見せできたと思っている。




*男女総合初優勝の一関Aチーム






*柏山徹郎奥州市卓球協会長







*大船渡市ユニフォーム





なでしこJAPAN世界一!

2011-07-19 10:07:59 | Weblog
 なでしこJAPANが世界中を熱狂に落としいれ、日本中を歓喜と感動の渦に巻き込んだ。

 まさかここまでやるとは私自身驚きである。良い意味で信じられない。

 この、女子サッカードイツW杯は予選リーグから全てTVのライブで「なでしこJAPAN」を応援し続けてきた甲斐があったものである。

 点数を入れたそれぞれもプレーはもちろん凄いが、それだけでは済まされない大きなものを私は感じた。

 それは、決勝戦に凝縮されていたように見えたのである。

 フィジカルとスピードの上回る相手に対し、徹底的な組織力を持って対応し1人を2人3人と囲みボールを奪い、そして攻撃に転じていた。

 前・後半が終わり延長戦に突入する少しの休憩時間を、アメリカは水分補給と作戦会議に終始していた。

 一方日本は、すぐ選手はピッチに横になり控え選手を中心に足を中心にストレッチをしっかりこなしていた。

 この光景を見たとき、私は時間が経ちもつれればもつれるほど最後は日本に有利にはたらくのではないかと思った。

 日本としては当たり前にやっていたことかもしれないが、アメリカはなぜかやらなかったのである。

 もう一つ感じたのは、延長に入る直前の円陣の中で佐々木監督は選手たちに満面の笑みを見せていた。素晴らしい笑顔であった。

 私なんかが察することは大変難しいことだが、監督はある意味楽しくてしようが無かったのかも知れない、その目を見てもそれだけ自然な笑顔だったし、優勝後のインタビューの中で「娘たちは」と表現していたように彼女達の活躍が嬉しくて仕方がなかったのではないかと思っている。

 きっと監督は、ある意味自分の娘と同じように向き合ってきたのだろうし、それは「強い絆」と「相互の信頼」が成された業でもある。

 この偉業は、まさに大震災の真っ只中にいる日本の被災地にとてつもなく大きな力と勇気を与えてくれた。

 国民栄誉賞受賞は当然のことだと思っているし、あらためて大きな拍手を送りたい。

おめでとう!なでしこJAPAN、おめでとう日本!ばんざい!






今日から県民体卓球競技!

2011-07-16 05:44:30 | Weblog
 今日明日と、第63回県民体育大会卓球競技が奥州市水沢総合体育館で開催される。

 今年度は、大船渡市開催予定であったが当地では3.11震災のために開催できない為、急遽お願いしたところである。

 奥州市の柏山会長さんを始め、関係者の方々に御礼を申し上げたいと思っている。

 震災以来、初めて大会に参加をする。

 沿岸の被災地では、なかなか練習場を確保することが難しく、思うような試合が出来ないかもしれないが、今回は特にもまして参加することに意義があり、ご支援を頂いた方々に元気でがんばっている姿をお見せできればこれに勝ることはないと思っている。

 私も、年代別選手の一人としてあるいは監督として頑張って来ようと思っている。

少年相撲大会!

2011-07-15 08:31:44 | Weblog
 昨日は、地元盛町恒例の「奉納少年相撲大会」が炎天下の中おこなわれ、子ども達と応援の家族、そして外国からのボランティアの人々など多くの観衆が熱心な声援を送っていた。

 今年は、東日本大震災の影響で多くの催事が中止を余儀なくされている中、この相撲大会は私たちの子どものころには既に行われていた伝統ある行事で、毎年楽しみにしている方々も多いので、主催者の地元盛町青年商工会が「復興場所」として開催を決めたのである。

 10チームによるトーナメント戦で行なわれたが、今年の優勝チームは盛町内で多くの住居が津波によって流されたり浸水被害にあった田茂山2区が昨年に続いて優勝した。

 震災も忘れてみんなが一つになれる光景は、子供たちによるところが大きいのである。

 がんばれ元気な子ども達!














凄いぞ「なでしこジャパン!」

2011-07-14 08:43:41 | Weblog
 今朝は、またまた朝起きして、「なでしこジャパン」を応援した。

 結果は、なでしこジャパンが3-1でスウェーデンを下し、日本時間18日早朝から世界ランク1位の強豪アメリカと世界一を争うことになった。

 「日本の女性強し」である。「凄い」の一言に尽きる。

 また、前から興味をもって見ていたのが、この快進撃の陰の立役者「佐々木則夫監督」その人である。

 なでしこジャパンは、佐々木監督が就任してから着々と力をつけ、この大会前には過去最高の世界4位にまでランクアップさせたのである。

 テレビを通じても解るような、一人一人の選手をよく理解し良いところをどんどん引き出している姿やドイツ戦で決勝ゴールを上げた丸山選手、そして今日2ゴールを上げた川澄選手の起用などは、我々卓球の指導者や監督にもいろいろと通じるところがあり、人間性も含めて本当に素晴らしい監督であると思う。

 今朝のテレビの中の電話では、監督の奥様が「家では怒ることのない温厚な人だ」と話していた。

 試合中のベンチでの采配はもちろん、試合前日のミーティングでは東日本大震災のスライド写真を見せてチームのモチベーションを上げるなど、佐々木監督から学ぶ点は多いのである。

 18日は、休日(海の日)でもあるので是非その辺も勉強しながら「なでしこジャパン」の世界一を願って応援しようと思っている。

子ども達の歓声!

2011-07-13 08:45:57 | Weblog
 昨日は、卓球イベントの打合せで三陸町にあるB&Gの体育館にお邪魔をした。

 名古屋にお住まいのE氏は、お隣陸前高田市の出身で高校まで地元にいて、中学高校時代は卓球部に所属していたそうで懐かしい話題にしばし時間を費やしてしまったほどである。

 遠く地元を離れている方々にとっては、このような非常ではただじっとしていることなど出来ず、「今、ふるさとのために何かをしなければ」と多くの人々が思っているそうである。

 ところで、この体育館には室内プールも併設されており、小学校を放課になった地元綾里地区の子ども達や、大船渡中心部からも親子連れで訪れていて、少し覗かせてもらったが、プールでは20名くらいの子どもたちが歓声を上げながら水遊びを楽しんでいた。

 水温は、31度ぐらいと多少温かいが子ども達一人一人の笑顔がまぶしいくらいであった。

 監視員の方に聞くと、この中には仮設住宅から来ている子もいるが、ここに来ているときの子ども達は震災のことや、わずらわしいことを忘れてはしゃぎ回っていると、話していた。

 子どもは、自由屈託なく遊ぶのが基本なのであり、一番のケアなのである。 

被災地支援卓球イベント!

2011-07-12 10:09:56 | Weblog
 以前紹介させていただいたが、陸前高田市出身で名古屋市在住のE氏が中心となって、被災地支援の卓球イベントが来る8月27日(土)に大船渡市三陸町にあるB&G体育館において開催されることが決定している。

 E氏の陸前高田市のご両親は3.11大震災大津波の犠牲になられたと聞いており、ご冥福を祈るばかりである。

 さて本日午後には、E氏が来大するということで顔合せと打合せのためにお会いすることになった。

 被災地では今でも、世界各国や全国各地からたくさんのボランティアが訪れて、最近の暑さの中を毎日汗まみれ・泥まみれになりながら活動をしていただいている。

 我が家のとなりは、コンビニなので朝早くから夜遅くまでこういった方々が食料等の買出しに来ているのを毎日目の当たりにしている。

 毎日来られる関西ナンバーの警察官もおり、ただただ頭の下がる思いでなのである。

 被災地にいる我々は、この感謝の気持ちを忘れずに復興に向けて立ち上がっていかなければならないのである。今回のイベントでもE氏をはじめたくさんの方の熱いエネルギーを頂くことになる。

 地元受け入れ側も心して取り組まなければならないと思っている。


国体予選会終わる!

2011-07-11 10:04:16 | Weblog
 昨日は、約35度の猛暑の冷房施設のない中でまさに過酷な熱戦が展開され、山口国体へ向けての岩手県代表選手が決定した。

 成年男子、主将:伊東伸也(信号器材)・選手:小笠原笑太(埼玉工業大)・根田雄一(明治大)・高橋拓人(埼玉工業大)、監督:新沼興隆

 成年女子、主将:石川真須美(東北銀行)選手:増沢薫(東北学院大)・平船亜美(早稲田大)、監督:小田桐憲仁(富士大職)

 少年男子、主将:大野泰士・選手:星智仁・阿部竜也・北原大輝(以上専大北上高)、
監督:野田春輔(専大北上高職)

 少年女子、主将:塩倉亜祐美(大野高)・選手:浅沼愛(盛岡一高)・滝浦華奈(大野高)
高橋梓海(大野中)、監督:細川健治(大野高)

 昨年同様、総監督を川村副会長が務め山口国体の出場権をかけて、8月27・28日の両日青森大学正徳館で開催される。

 なお、今年は成年女子種目がフルエントリーの全県出場ということで東北予選会は実施されず、他の3種目についてのみ行われる。

 3.11震災で東北では3県が甚大な被害を受けたわけだが、それだけに各県代表選手はそれぞれ胸に期する思いは強いことだろうと察している。

 岩手県代表選手についても、是非強い気持ちを持って今後の練習に励み山口行きの切符を勝ち取ってもらいたいと思っているのである。












母校大船渡一中へ!

2011-07-10 02:56:04 | Weblog
 昨日は、私の母校大船渡一中に中総体へ向けての選手強化のためにOBである市卓球協会員の4名で2時間ぐらい後輩たちの相手をしてきた。

 40数年前と変わらず同じ体育館の同じ場所で男子27名・女子12名で練習がされていた。

 母校は、ここしばらく県での優勝からは遠ざかって入るものの、元世界混合Wチャンピオンの杉本安子(旧姓今野)先輩をはじめ、全国優勝や東北を制した選手も数多く輩出したかつては岩手県きっての名門であり、県中総体男子11連覇・女子7連覇は未だやぶれる事のない大記録なのである。

 それでも現在、後輩の子ども達は気仙地区予選を突破し、7月16・17日に久慈市で開催される県中総体に男女団体と男女シングルスに出場する。

 練習では、試合で最も重要なサーブレシーブを中心に指導してきたが、子ども達はみんな真剣に取り組んでくれた。

 是非本大会では、上位入賞を目指してがんばってもらいたいと思っている。

 今日は、岩手県の国体選手選考会が矢巾町民総合体育館で開催され私もスタッフの一員として参加をしてくる。

 今年もUSオープンで大活躍の伊東選手や関東の大学で活躍中の選手たちをはじめし烈な戦いが繰り広げられる。

 ついては、参加選手たちの熱戦を期待しているし、ぜひ多くの卓球人に見学や応援をしてもらいたいと思っている。。