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本文とは何の関係もありません
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たとえばお店で商品を受け取る時、
一言「ありがとう」と言う。
飲食店の支払いの時、
一言「ごちそうさま」と言う。
いい人ぶってる訳ではないけど、
それは以前からやっている。
お客様商売が長いので、
それは気が付いたらやっていた。
ずっと前になるけれど、
いわゆるママ友の群れにいた頃、
会計でそれをやったら、
「気持ち悪い」と言われた事がある。
たまたまレジの店員が男性だったので、
媚びてるとでも思ったのだろうか?
まぁ今思えば、
そのママ友の群れ自体「気持ち悪い」集団だったので、
そういう風にしか考えられない人だと思えば気が楽だが、
当時はその言葉を気にしてそういう一言が言えなくなった。
でも自分が店側でいる場合、
やっぱりそういった一言をもらうと嬉しいし、
それだけでサービスしたくなるのが人情だ。
商売というのは、
物だけを売ればいいってもんじゃない。
そこに「情」が通えばこそ、
「またそこで物を買おう」って気持ちになる。
ご贔屓になって頂くには、
人と人との交流、
「情」がとても重要になってくるのだ。
よく店員に対して横柄な態度を取る人がいるが、
そういう人は哀れな人だと思う。
たとえその人が直接客商売をしていなくても、
社会人であり何らかの形で報酬を得ているのであれば、
そこには必ずお金を与えてくれる客が存在する。
つまり形は違えど自分も店側という立場であるのだ。
横柄な態度の店員のいる店の常連になりたいだろうか?
よっぽどドMでなければ答えはNOである。
商売に情けが通わなくてよいのなら、
人が商売に関わる必要はなくなる。
自動販売機で充分なのだ。
一言というのは店側にも客側にとっても、
大切な「情」の交換なのだと思う。