Nabi's Art Place

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黒部峡谷鉄道

2010-08-29 21:56:49 | 旅行記(鉄道利用)
昨日は、会社関係のイベントで、富山県の黒部峡谷鉄道に乗ってきました。
黒部峡谷鉄道と言えばトロッコ列車。
完全に観光列車なイメージですが、
昔から黒部峡谷の電源開発に使われた路線で、今でもダムや発電所の維持のため、
工事用列車が定期的に運行され、そちらが本来の目的の鉄道です。
映画「黒部の太陽」の舞台でもある有名な場所です。
この鉄道、一度乗ってみたかったんですよ~

富山県の宇奈月駅からスタート。
一般客が行ける終点の欅平(けやきだいら)駅を目指します。

黒部峡谷の山岳地帯を越える鉄道ですから、
ミニな機関車が重連で客車を牽引します。
線路の幅も新幹線よりもJR線よりも狭い、ナローゲージと言う規格。
機関車含めて15両編成の列車は宇奈月駅を出発すると、高い鉄橋を渡り、山中へ入っていきます。

線内には10駅ありますが、ほとんど全ての駅で対向列車と行き違い。
こんな山の中でも超過密ダイヤです。しかも工事関係者用列車とかもあります。
さらに、一般客が乗降できる駅は3駅のみ。他は全て作業者専用駅です。


鉄橋を見下ろすとこんな感じ。下から冷たい風が上がってきそう。


大きなダムを何箇所も横に見ながら列車は山奥へ入っていきます。


作業者専用の駅「出平駅」この小屋が駅舎。完全な秘境駅です。

そして、欅平駅に到着、自由散策の時間となりました。

美しい峡谷、猿飛峡へ。歩いて20分ほど。

大雨が降ったら通行禁止。でも、自分で責任取るなら通行可・・・ってことね。


青い水と白いしぶきが渓谷美を飾る。猿飛峡


欅平駅付近から撮影。山を登ってきた列車。


帰りの列車の中で・・・トロッコってこんな感じです。

片道の所要時間80分。往復160分と言う、すごく長い路線ですが、
全然景色にも飽きませんでしたし、よかったです。
また乗りたいなぁ・・・

裏話として、実は終点の欅平駅から先、一般人は立ち入れない区間の路線があって、
そこを抜けると黒部ダム、つまり立山黒部アルペンルートへ抜けることができる路線があるんです。
抽選でそこを通り抜ける見学会があるそうなんですが。ものすごい倍率らしいですよ。
でも、いつかは体験してみたいなぁ~
コメント
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