金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

膝OAはここを治療すればいいのですが、、、

2016-03-03 06:22:46 | 
良く観察してみて下さい。



膝OAの患者さんは、



同じ歩き方、アライメントをしている事が多いのですが、、、



その詳細についてお伝えします。













どうも(^_^)



最近身体の疲れがぬけません。。。



独立のプレッシャーが日に日に大きくなってきている気がします。



しかし、不安な事ばかり考えているよりも、まずは行動ですよね。



今自分にできる事は何か、、、そして成功するセルフイメージを強く作る事。



自分になら出来る!と繰り返し唱えている男です<(`^´)>







さて、今回も膝関節について勉強して行きたいと思います。



前回もラテラルスラストの事を書きましたが、今回はそこをもう少し詳しくやって行こうと思います。



膝OAの治療でも、このラテラルスラストの制動が一つの大きなポイントになってくると思います。





その構造、仕組みを理解して行きましょう。





前回も書きましたが、立脚初期は体重レベル以上の大きな外力が急激に負荷されるため、下肢関節にとっては最も大きなストレスにさらされる時期なんです。



この時の膝関節の安定性は筋によるもの。



特に大腿四頭筋。その中でも特に中間広筋がその安定性を保っています。





そう。まさかの中間広筋なんです、大事なのは。



そして靭帯による安定性です。



ACL、PCLのねじれによって関節面を引き寄せ膝関節の安定性を確保しています。






しかし、膝の内旋時にはこのねじれが起こるのですが、、、



膝OAの患者さんは膝が外旋しています。



つまり、靭帯による安定性がない状態です。



膝はグラグラな状態です。その為にラテラルスラストが起こるのですが、、、






本来ならば、大殿筋、大内転筋の活動による大腿の外旋と、



TAにより制御された後足部外反による下腿の内旋により相対的に膝関節は内旋し、ACLとPCLのねじれが起き膝関節の安定性が確保されているのです。



しかし、膝OAでは、、、立脚初期のTA、大殿筋、大内転筋の活動が低下する為にこのねじれが起こらずに膝が不安定な状態となりラテラルスラストが起こると言う訳です。







この状態では、TFL、ITBが頑張りだしてしまう為に、余計にラテラルスラストが起こるのですが、、、





それに、どうしても内側の筋よりも外側の筋群の方が発揮できる力は強いのですから。



その為に、前回にも書きましたがLL(ラテラルライン)のリリースが重要になってくるんです。









今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。









おわり