
関係者の農家さんたちやオーナーさんにとにかく懇願したところ、急きょ動きだせることになった。22日の祝日、倒れた稲を鎌で手刈りするのだ。
約500平方メートルの田んぼ。手刈りだからマンパワーが命となる。話がバタバタ急展開したので、バイトが辞めたそば屋並みにヘルプを「急募」した。
地元や広島から手助けに来てくれそうな人は、生粋の素人。なにより隊員がきっぱりとド素人だ。人海戦術あるのみ。指導役の農家さんたちと相談の結果、刈った稲は天日干しすることにした。そのための土台づくりも当日、みんなでする。
「ちょっと、資材を見とこう」と農家さんの一人がお試しで作ってくれたミニ土台がかわいい! ド素人の分際をあっさりと忘れ、もうすっかり刈り終えた気分に浸った。
手刈り会の旨を地元の知人に伝えると、「え、あの田んぼ!? 思ってる以上に大変よ~」「知らないがゆえの無謀なチャレンジだね。むふふ」とほくそ笑まれた。ひぃ。
でも、NHK教育テレビ「いってみよう、やってみよう」で育った隊員。とりあえず走り出すクセは、アラフォーになっても治らない(今で言う「特別支援教育」の番組とは当時、知らなかった)。
天気、崩れないでね。
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