今日は、私が加わっている老人の勉強会の講座で、白市探訪をしました。
(白市探訪駐車場に集合しボランティアガイドさんの説明を聞く)
(白市の町並みとは)
ここ白市は、戦国時代に毛利元就の盟友であった平賀氏の城下町で、中世の城郭都市の面影を今に伝えています。
(土居)
(町から望む白山城跡)
最初は土居跡を見ました。かつては広大な屋敷があった場所ですが、バイパス道に貫かれて、その面影はありません。土居跡からではありませんが白市の町から見た白山城です。普段は城郭都市である程度の防御はできるが、戦時に備えて安全保障の白山城があったのでしょう。
(西福寺から望む白市の町)
白山城跡への道は、西福寺付近が入口です。そこにあるのが木原氏の六地蔵です。木原氏は、元は平賀氏の分家で木原城主でしたが、毛利方が関ガ原で敗れて木原氏も7千石に減封されて周防に移ったとき、その石高では全員が随行できないのでこの地に残留し、江戸時代には豪商として繁栄した一族です。平賀氏時代よりも大幅に規模を小さくしたが一応立派なお堂(光政寺)を再建し、ここに、安芸の名立たる文人が多数集まって句会を開いた痕跡が鶯塚です。
(木原氏の六地蔵)
(安芸の著名な文人が集ったお堂(光政寺))
(養国寺山門とその鬼瓦)
白市で一番のお寺が、養国寺で、山門の改修時に取り換えた古い鬼瓦が立派です。
(伊原惣十郎家住宅を見学)
明治以来に鋳物業で栄えた伊原惣十郎家住宅を、見学しました。明治時代創建の民家で、槍や三条実美の書が鴨居にかかっていました。二階に上がる箱階段が、急で怖かった。
(伊原八郎家の屋根も凄い)
向かい側にある伊原八郎家は、大正時代の民家ですが、屋根瓦が立派です。
(城郭都市の防御機構)
付近にある坂道を挟む石垣は、中世の城郭都市の防御機構を今に伝えています。