唯一神ヤハウェは6日間で世界を創った。
7日目に神は休んだ。
それにちなみ、土曜日は何もしてはならないという安息日となった。
神は6日目に土から人間を創ったが、それがアダム。
アダムはエデンの管理を任された。
何をしてもいいが、善悪の知恵の実だけは食べることを禁止されていた。
1人でいるのはかわいそうだから、アダムが寝ている間にアダムの肋骨を抜き取りエヴァを創った。
エヴァは蛇にそそのかされて知恵の実を食べ、アダムもエヴァにすすめられて知恵の実を食べてしまい、エデンを追放された。
エデンの入り口にはケルビムという天使が炎の壁を作り、二人が戻ってこれないようにした。
神は、「我々に似るように、我々の形に人を創ろう。」と言った。
唯一神であるのに、ここだけ複数となっているが…
また、天地創造の6日に「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」と書かれている。
天地創造6日目には男と女が創造されていた。
エヴァがアダムの肋骨から創造されたのは、そのあとのことであった。
つまり、エヴァの前にすでに女性が創造されていた。
それは誰か。
エヴァ子?
文献によると、最初に使われた女性の名は「リリス」ということらしいが…
シュメール神話では、増えすぎた人類を滅ぼそうとする弟エンリルと、それを止めようとする兄エンキがいた。
エンキには浮気癖があった。
エンキの奥さんニンフルサグは旦那にキレて、エンキは病気になった。
体中が痛くなり、特に肋骨が痛かった。
ニンフルサグの怒りも次第におさまり、痛みの強かった肋骨をとりだしてあげた。
その肋骨はニンティという女神になった。
ニンティのおかげでエンキの病気が治った。
というシュメールの神話がある。
シュメールでは、ニンは女性、肋骨のことをティという。
また、ティには生命という意味もある。
シュメール神話を参考にするならば、肋骨から生まれたエヴァには、生命の象徴という意味も含まれていた。
また、シュメール神話では、人を創った神は、アヌンナキ(神たち)であった。
シュメール神話と旧約聖書に関連性があるならば、「我々に似せて」と複数形になっていたことも頷ける。
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