神様とのタイマン相撲に勝利し、イスラエルという名前に改名したヤコブは、無事に故郷カナンの地で暮らし始める。
イスラエルと妻ラケルとの間にヨセフが生まれる。
ヨセフは12人兄弟の11番目。
ヨセフはとても可愛がられ、ほかの兄弟たちはヨセフに嫉妬を感じていた。
ヨセフは神様から祝福を受ける夢を見た。
ヨセフは夢解きをすることができた。
両親と兄弟たちは、いずれヨセフに跪くという内容であった。
ヨセフは夢分析の内容を周囲に話す。
父は、「可愛いヨセフはやっぱり神に選ばれた子なのかもしれへんなぁ」という反応。
しかし、ほかの兄弟は「お前、ぶち〇すぞ!!」とスーパーブーイング。
「なんやねん、ヨセフのやつ。夢解きみたいな適当なことを言ってお父さんに自慢しやがって。俺たちをさげすみやがって」
他の兄弟はヨセフを穴に落とし殺そうとしたが、思い直し、奴隷として売ろうと考えた。
ただ、長男のルベンだけは、「やめたりや~」とヨセフを助けようとしたが、結局ヨセフはエジプトへ奴隷として売られた。
ヨセフはまじめに仕えて、主人とその奥さんからとても気に入られ、全財産を管理するまでになった。
ヨセフは天狗になることはなく、主のおかげと謙虚であった。
ヨセフは仕事ができて、容姿端麗であった。
主人の奥さんは、ヨセフのことがガチで好きになってしまい、ヨセフを誘惑し始める。
ヨセフは、主人のことを尊敬していたので、奥さんの誘惑をことごとく断っていく。
奥さんはプライドを傷つけられ、「きゃー!ヨセフが襲ってきた-」とうそをつく。
その結果、ヨセフは10年間投獄された。
しかし、ヨセフは囚人の中でもすごかった。
働きぶりを認められ、囚人を管理する仕事を任された。
あるとき、ファラオの食事係と料理係の人が投獄されてくる。
その夜、食事係と料理係は夢を見る。
二人はその内容をヨセフに話した。
ヨセフは食事係の夢を聞いた。
「あ~、そういうことっすね、3日のうちに元の地位に戻れますよ」
料理係の夢を聞いた。
「へぇ、なるほどねぇ、3日後に〇されますねぇ、処刑されます。」
ヨセフの言う通り、食事係は誤解が解けて王宮へ戻り、料理係は〇されてしまう。
その2年後、ファラオは奇妙な夢を見る。
ファラオはエジプト中の人を集めて、夢がなにを意味するのか問うた。
聞いても誰も分からない。
「そういえば、ヨセフって人が夢解きできましたわ!」とファラオに教えた。
ヨセフはファラオに呼び出された。
「それはですね…エジプトに今から7年の豊作があるんですよ。
でも、そのあとに7年の大飢饉がやってくる。
そういう意味ですわ
頭のいい人をトップにつけて、豊作の間に飢饉対策したほうが絶対いいっすよ」とヨセフはアドバイスした。
ファラオは夢解きに感心し、宰相の座にスカウトされた。
ヨセフは持ち前の勤勉さと夢解きで出世した。
7年の豊作の間に食糧を貯え、7年の飢饉を乗り越えることができて、ヨセフは国を救った。
飢饉で苦しんでいる周りの国に穀物を売ることで、エジプトの国力をさらに高めることができた。
エジプトには食べ物があるといううわさが広がり、人々はエジプトを目指した。
かつてヨセフを売り飛ばした兄弟たちもエジプトを訪れ、ヨセフと再会する。
ヨセフは兄弟たちが来たことに気づいたが、兄弟たちはヨセフのことに気づかない。
ヨセフは、兄弟たちがエジプトにスパイに来たんじゃないかと疑念を抱く。
末っ子のべニアミンを泥棒にしたて、「奴隷にする」と脅し、兄弟たちの誠意を試した。
「すみません、私たちの父は、この末っ子ベニヤミンを深く愛しています。
弟のヨセフがなくなった時には父は立ち直れないほどでした。
ベニヤミンまで奪われたら父は生きていけないでしょうから、私だけを奴隷にしてください。
そして、ほかの兄弟は帰らせてください。
私はもうお父さんの悲しむ顔を見たくないです」
これを聞いたヨセフは感動して、感情を抑えることができなくなり、自分がヨセフであることを明かした。
「私はあなたがたに奴隷として売られましたけど、結果的にエジプトの宰相という地位に就くことができました。
お父さんも兄弟のみんなも飢饉から救うことができた。
これらは全て神の導きです。
だからもう気にしなくてもいいですよ」
こうして、ヨセフと兄弟は和解し、イスラエルの一族は全てエジプトに移住した。
ヨセフたち12人の兄弟たちは、それぞれに部族を従えるようになり、やがてモーセはこの12部族を引き連れ、エジプトを脱出することになる。
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