イエスが一つ目の巻物をとくと、一匹の白い馬が現れる。
その馬の上には冠を被り、弓を持った人物が乗っていた。
彼は馬で駆け抜けながら様々な戦いを繰り返し、その全てに勝利していく。
白=神聖=イエスであるが、
この男はずっと戦い続けているので、イエスではなく、支配を司る偽キリストだと言われている。
終末の世には、イエスのふりをした偽キリストが現れる、ということが暗示されている。
偽キリストは世界的に大きな権力を持つようになり、地上の人も騙されて「この人は本当のメシアだ!」と勘違いし、尊敬の念を持って受け入れられていく。
イエスは、第二の封印を解く。
赤い馬に乗った勇ましい男が現れる。
この男は地上から平和を奪い、人間同士が殺しあうようにする権限と、大きな剣が与えられていた。
彼は戦争を司る騎士で、彼の存在によって地上のあらゆる場所で戦争とか殺し合いが起こるようになると言われている。
新約聖書の中には、人々が平和だと思っている矢先に突如として滅びが襲ってくるという記述があることに注意したい。
イエスは、第三の封印を解く。
飢餓を司る黒い馬が現れる。
イエスは、第四の封印を解く。
青白い馬が現れる。
青白い馬の乗り手の名は「死」
地上の4分の1を、疫病、飢饉、地上の野獣をもって殺してしまう。
イエスは、第五の封印を解く。
神に忠実であり続けたのに殺されてしまったキリスト教徒の殉教者たちの魂が現れる。
「私たちは主への愛を貫いて死にました。
なのに、あなたはなぜ、地上に住む者たちに裁きを行わず、私たちの流した血の復讐をしないのですか?」
すると、神様は、一つ一つの魂に白い衣を与えていく。
「殺された人数が、予定された数に到達するまで待ちなさい」
殉教者が予定された人数に達したら神の裁きが下る。
信徒たちがたくさん死ぬのは最初から想定済み。
一定の数に到達するまでは神様は動かない。
第六の封印が解かれると、大地震が起こる。
太陽は黒くなり月は赤くなる。
天の星々は振り落とされるように地上に落ちる。
地上の王や様々な権力者たち、全ての奴隷民や自由民たちもことごとく洞穴や山の岩陰に姿を隠した。
「山よ洞穴よ、神と子羊の怒りから我々を隠してくれ、あの方たちの復讐に燃える大いなる日が来たのだ」
イエスは第七の封印を解く。
しばらくの間は何も起きなかった。
突如、神の前に7人の天使が現れる。
神はそれぞれの天使にラッパを与えた。
天使がラッパを順番に吹いていくと、地上では大災害が次々と巻き起こっていった。
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