たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑳

2023年08月03日 | 日記

これまで大真面目に省エネや、ゴミを減らしたいという話を書いてきた。そういった暮らしが私の理想だと。今も、これからもそうしたいし、できればそんな始末の良い生活が、世に広がるといいなって思っている。

 

さて、昨日まで実家へ帰省していた。年老いた両親は、若い頃からの心配症がさらにグレードアップ(?)している。ちょっとのこと(と私は感じてしまうのだが)で眠れなくなったり、涙を流したりするようになった。ここ2~3年はそれが顕著になった。

一般的な老人(つまり他人)が、弱々しくしている様子は、街中でも見ることがあるから、老人の脆弱性は知っているつもりだった。でも違うのだ。その場面だけ切り取ったよその老人ではなくて、それまでの歴史を知っている自分の親の変わりようが、老いることの負の側面を如実に示してしまうのだ。

自宅の2階に上がるのがしんどくなる。掃除が出来なくなっている。料理が危うい。とは言え、今のところは、まだ自立した生活を送っている。

 

でもね、この状態で省エネなんて言うのは難しい。電気が多少つけっ放しでも、同じものを2つ買ってしまっても、生活出来ていれば良しと思えてくる。エネルギーを無駄に使うことを贅沢だと思っていたのだが、何とか自立した生活を送っている親に、省エネを求めることは、私の奢りなのかな。最近はエアコンをかけてドアを開け放していても、冷蔵庫の中を把握しきれずに食品廃棄が増えても、何も言えなくなった。そして私も将来、こうして年老いていくのだろうか。

 

省エネって、若いからこそできる生活スタイル、ファッションの1つなんだろうか?と考え込んでしまった。それでも今は始末良く生活することにこだわりたい。それが気持ち良いから。齢をとり忘れっぽくなっても自立できるような、シンプルな生活、別の言い方をすれば、単純・単調な生活様式を、考えても良いのかもしれない。